CA78K0R
ルネサス統合開発環境「CubeSuite+」は、2014年10⽉1⽇リリースのV3.00.00より、製品名を「CS+」に変更いたしました。
V1.71 → V1.72への変更点 (2016/03/07)
注意事項の解除
以下の5件の注意事項を解除しました。
- volatile修飾された識別子の二項演算の注意事項
- 配列要素の前置インクリメント、前置デクリメント、後置デクリメントの注意事項
- near属性の配列の要素、near属性の構造体 または 共用体メンバへのfarキャストでの連続アクセスの注意事項
- strcmp関数、strncmp関数の戻り値が不正となる注意事項
- strtoul関数の戻り値が不正となる注意事項
V1.70 → V1.71への変更点 (2014/11/18)
DIVWU命令,DIVHU命令の出力コードの変更
コンパイル、またはアセンブルの結果、DIVWU命令、およびDIVHU命令が出力される場合、これらの命令の直後にNOP命令を出力します。
V1.60 → V1.70への変更点 (2014/01/31)
1. リンカの最大値の拡張
リンカの「シンボル数 (ローカル+ パブリック+内部生成シンボル)」の最大値を拡張しました。
(変更前) 65,535個
(変更後) 2,147,483,647個
これに合わせて、リンカの出力ファイルを扱う次のツールも拡張しました。
- ROM化プロセッサ
- オブジェクト・コンバータ
- リスト・コンバータ
- 変数/関数情報ファイル生成ツール
2. RL78-S1コア用機能の強化
RL78-S1コアのマイコンを指定してアセンブルした場合の命令チェック機能を強化しました。
次の命令をエラーにします。
- SEL RB1,SEL RB2,SEL RB3
3. 注意事項の解除
以下の9件の注意事項を解除しました。
- 浮動小数点定数の多重キャスト処理で誤ったコードを出力する注意事項
- 配列へのポインタのnear/far修飾処理で誤ったコードを出力する注意事項
- 乗算・除算・剰余算と間接参照式で誤ったコードを出力する注意事項
- assert関数が正常動作しない注意事項
- 条件式で1ビット幅のビットフィールドを使用したときにエラーになる注意事項
- strtol関数, strtoul関数で文字列数値変換が誤った値になる注意事項
- RL78-S1コアにおいてアセンブラで解決するシンボル参照を行うと誤ったアドレス参照になる注意事項
- CALL疑似命令で誤ったコードを出力する注意事項
- BR疑似命令, CALL疑似命令でエラーになる注意事項
V1.50 → V1.60への変更点 (2013/02/1)
アセンブラ・オプション -MIRCHKの追加
アセンブラオプション -MIRCHK を追加しました。
アセンブリ言語の仕様では、wordサイズに指定できる範囲以外の値を指定した場合、オーバーフローのエラーを表示します。
ただし、ミラー領域に付けたラベルの値については、範囲外の値でもエラーを表示せず、下位2バイトを指定したものとして処理します。
-MIRCHKオプションを使用すると、ミラー領域のラベルについても特別扱いせずに、その値が wordサイズの範囲を超えている場合は
エラーを表示します。
V1.41 → V1.50への変更点 (2012/11/1)
1. CRC演算機能に対する改善
- SENT準拠のCRC演算機能に対応しました。
- CRC演算機能での演算範囲のチェック時のエラーを改善しました。
2. スタートアップ・ルーチンの改善
- スタック領域を初期化するルーチンを追加しました。
- saddr 領域の初期化処理の変更を行いました。
3. 翻訳限界の改善
- マクロのネスト 200 → 10000
- カッコで囲まれた式の入れ子のレベル数 32 → 1024
4. 拡張命令を使ったコードへの改善
以下の演算で拡張命令を使用するデバイス用に、コードを改善しました。
- signed int, unsigned int 型の乗算
- unsigned char, unsigned int, unsigned long 型の除算、剰余算
5. 浮動小数点演算に関する改善
浮動小数点演算(乗算、除算)の処理時間を改善しました。
6. #asm文の改善
以下の問題を改善をしました。
- Cソース中で#asmを使用し、シンボル名長が9 文字以上の管理外のシンボルの外部定義および外部参照宣言を行った場合、
リンク時にE3405 エラーになります。
この改善でエラーがでないようにしました。
7. ビット・フィールドに関する改善
ビット・フィールドのコードの削減を行いました。
8. 共用体に関する改善
奇数サイズの共用体を、偶数サイズにアラインメントすることでコードサイズの削減を行いました。
V1.40 → V1.41への変更点 (2012/08/1)
ライセンスキー未入力時に関する処理を改善しました。
V1.30 → V1.40への変更点 (2012/05/21)
1. 割り込み関数の前後処理のコード改善
最適化オプションを実行速度優先 (-qx1) に設定した場合、
割り込み関数の前後処理のコードを改善して実行クロック (処理速度) を短くしました。
2. 翻訳限界の改善
- switch文のcaseラベル数
- 1つの論理ソース行の文字数
- 1つの翻訳単位内で同時に定義可能なマクロ識別子の数
- 1つの構造体、または共用体のメンバ数
3. オンチップ・デバッグの機能追加に対応
トレースRAM、ホット・プラグインRAMを持ったオンチップ・デバッグ機能に対応しました。
V1.20 → V1.30への変更点
1. V1.20の注意事項の解除
CA78K0R V1.20 の以下の注意事項を解除しました。
- リスト・コンバータの実行でエラーとなる注意事項
2. CA78K0Rの変更点
- RL78/G12に対応
- セルフプログラミングに関するコード改善
- バッチ・ファイルの見直し