CS+ for CC
V8.11.00 → V8.12.00の変更点 (2024/7/22)
1. CS+ for CCの機能改善・変更点
1.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】
次のコンパイラに対応しました。
- RL78 ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RL V1.14.00
コンパイラのバージョンアップ内容や注意事項については、コンパイラのリリースノートをご覧ください。
1.2 GHS 製コンパイラのサポート拡充【RH850】
GHS 社製RH850 コンパイラの以下のバージョンをサポートしました。
- 2023.5.4
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 パラレル・ビルドでメッセージを各ソース・ファイル/ターゲットごとにグループ化する機能の追加【RL78】【RH850】【RX】
パラレル・ビルドが設定されている場合にビルドを実行したとき,コマンドが並列実行されますので,出力メッセージ
(エラーやワーニングなどのメッセージ)が他のコマンドのものと混ざって表示されました。
これを改善するために,下記コマンドの出力メッセージをコマンドごとにまとめて表示する機能を追加しました。
- ソース・ファイルごとのコンパイル・コマンド
- ソース・ファイルごとのアセンブル・コマンド
- ライブラリ・ジェネレータ・コマンド
この機能を有効にするには[共通オプション]タブ >[ビルド方法]カテゴリ >[パラレル・ビルドでメッセージを
各ソース・ファイル/ターゲット毎にグループ化する]プロパティで[はい]を選択してください。
本機能が有効な場合,メッセージはリアルタイムに表示されません。メッセージは各コマンド終了時に表示されます。
備考 本機能を有効にしても,オプション ダイアログの[全般 - ビルド]の[プロジェクト間のパラレル・ビルドを有効にする]が
チェックされている場合,グループ化は行われません。
2.2 FAA 構造化アセンブラの-E オプション用プロパティの追加【RL78】
[FAA アセンブル・オプション]タブ>[出力ファイル]カテゴリに[プリプロセッサ処理結果ファイルを出力する]プロパティを
追加しました。
2.3 コンパイラの-Oinline/-Oinline_level オプション用プロパティの改善【RL78】【RH850】
[コンパイル・オプション]タブ > [最適化(詳細)]カテゴリ >[関数のインライン展開を行う]プロパティに以下の選択肢を
追加しました。これらを選択した場合,コンパイラは最適化レベルに応じた最大増加率でインライン展開の最適化を実施します。
- CC-RH: [はい(自動判別、最大増加率:最適化レベルに合わせる)(-Oinline=2)]
- CC-RL: [はい(自動判別、最大増加率:最適化レベルに合わせる)(-Oinline_level=2)]
これに伴い,既存選択肢の表示名を以下のとおり変更しました。
- CC-RH: [はい(自動判別)(-Oinline=2)]→[はい(自動判別、最大増加率指定)(-Oinline=2 -Oinline_size)]
- CC-RL: [はい(自動判別)(-Oinline_level=2)]→[はい(自動判別、最大増加率指定)(-Oinline_level=2 -Oinline_size)]
2.4 RTOS 用アプリケーション・プロジェクト作成時の-dpfpu オプション用プロパティの改善【RX】
[コンパイル・オプション]タブ > [最適化(詳細)]カテゴリ >[関数のインライン展開を行う]プロパティに以下の選択肢を
追加しました。これらを選択した場合,コンパイラは最適化レベルに応じた最大増加率でインライン展開の最適化を実施します。
- CC-RH: [はい(自動判別、最大増加率:最適化レベルに合わせる)(-Oinline=2)]
- CC-RL: [はい(自動判別、最大増加率:最適化レベルに合わせる)(-Oinline_level=2)]
これに伴い,既存選択肢の表示名を以下のとおり変更しました。
- CC-RH: [はい(自動判別)(-Oinline=2)]→[はい(自動判別、最大増加率指定)(-Oinline=2 -Oinline_size)]
- CC-RL: [はい(自動判別)(-Oinline_level=2)]→[はい(自動判別、最大増加率指定)(-Oinline_level=2 -Oinline_size)]
2.5 -nobank オプション出力の改善【RX】
レジスタ一括退避機能を持つデバイスで-isa=rxv3 以外を指定した場合に,-asmopt=-nobank オプション(コンパイラ)および
-nobank オプション(アセンブラ)が出力されない問題を改修しました。
備考 レジスタ一括退避機能を持つデバイスでは,-isa=rxv3 の指定を推奨します。
2.6 リンカのリスト関連オプション用プロパティの改善【RL78】【RH850】【RX】
新たにプロジェクトを作成した場合のプロパティの初期値を以下の通り変更しました。
[リンク・オプション]タブ >[リスト]カテゴリ
- CC-RH およびCC-RL
* [シンボル情報を出力する]プロパティ: [いいえ]→[はい(-SHow=SYmbol)]
* [セクションの合計サイズを出力する]プロパティ: [いいえ]→[はい(-SHow=Total_size)]
- CC-RX
* [シンボル情報を出力する]プロパティ: [いいえ]→[はい(-SHow=SYmbol)]
* [セクションの合計サイズを表示する]プロパティ: [いいえ]→[はい(-SHow=Total_size)]
3. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
3.1 FAA デバッグの性能改善【RL78】
FAA(Flexible Application accelerator)向けのデバッグ機能について,プログラムのステップ実行やメモリパネルでの
メモリ表示などのレスポンスを改善しました。
3.2 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
【対象MCU】RL78/G10,RL78/G11,RL78/G12,RL78/G13,RL78/G13A,RL78/G14,RL78/L12,RL78/G1F,RL78/G23,
RL78/G15,RL78/G22,RL78/G16,RL78/G24
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- RYZ024A(UART)
3.3 RX ファミリでのE1 エミュレータ,E20 エミュレータ,E2 エミュレータ,E2 エミュレータLite 使用に関する動作改善【RX】
【対象ツール】OCD(JTAG)
【対象MCU】RX631 グループ (型名:R5S56310CDFC (ROM 容量0 バイト))
該当デバイスのデバッグを行う際に,下記のエラーが発生し,デバッグが継続できなくなる場合がある問題を改善しました。
E1814017 MCU とのデバッガ認証切れ状態です。システムリセットを発行しました。
本項目に関する注意事項の詳細は,以下のURL をご参照ください。
https://www.renesas.com/support/document-search?keywords=r20TS1035
4. Pythonコンソールの機能改善
4.1 Python 関数の追加
以下のPython 関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Interrupt.PseudoInterrupt |
疑似割り込みを発生させます。【RL78命令シミュレータ】 |
debugger.PseudoTimer.Delete |
疑似タイマを削除します。【RL78命令シミュレータ】 |
debugger.PseudoTimer.Information |
疑似タイマ情報を表示します。【RL78命令シミュレータ】 |
debugger.PseudoTimer.Set |
疑似タイマを設定します。【RL78命令シミュレータ】 |
|
|
4.2 Python 関数の引数及び戻り値の追加
以下のPython 関数の引数および戻り値を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
PseudoTimerCondition |
疑似タイマ条件(PseudoTimer.Set 関数の引数)を作成します。【RL78命令シミュレータ】 |
PseudoTimerInfo |
疑似タイマ情報(PseudoTimer.Information 関数の戻り値)を保持します。【RL78命令シミュレータ】 |
|
|
5. エディタの機能追加
5.1 すべての検索する文字列を強調表示する機能を追加
エディタ パネルで検索,置換またはインクリメンタル検索を行った際,文字列エリア内のすべての検索する文字列を
背景色ベージュ色で強調表示します(ワイルド・カードまたは単語単位の検索時を除く)。
検索文字列の強調表示は[Esc]キー押下により解除されます。
V8.10.00 → V8.11.00の変更点 (2024/1/22)
1. CS+ for CCの機能改善・変更点
1.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】【RH850】【RX】
次のコンパイラに対応しました。
- RL78 ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RL V1.13.00
- RH850 ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RH V2.06.00
- RX ファミリ用C/C++コンパイラパッケージ CC-RX V3.06.00
コンパイラのバージョンアップ内容や注意事項については、コンパイラのリリースノートをご覧ください。
1.2 コマンドラインで依存関係情報を出力する機能を追加
CubeSuite+.exe に/odp 起動オプションを追加し、コマンドラインで依存関係情報ファイルを出力できるようにしました。
1.3 CC-RL¥ フォルダが無い状態で起動した場合の改善
プロジェクトと開発ツールをパックして保存した先のCS+(CubeSuiteW+.exe)を実行すると、
同じ保存先(Tools\CS+\CC)にサブディレクトリ"CC-RL"が無いために、
エラーが発生していましたが、起動するよう改善しました。
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 use_mach オプション用プロパティを追加【RL78】
CC-RLの-use_mach オプション指定用に共通オプションタブに [積和演算にMACH、MACHU 命令を使用する] プロパティを追加しました。
CC-RL V1.11.00 およびそれ以降のバージョンと組み合わせたときに使用できます。
2.2 -asmopt=-warning オプション用プロパティを追加【RL78】
CC-RLの-asmopt=-waning オプション指定用に共通オプションタブに [必ず表示させる警告メッセージ] プロパティを追加しました。
2.3 リンカ-show=struct オプション用プロパティの改善【RH850】【RL78】
リンカの-show=struct オプション指定用 [構造体/共用体のメンバ情報を出力する] プロパティを-OPtimize オプション指定時に表示しないようにしました。
3. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
3.1 ウォッチ パネルの改善
ウォッチ式にアセンブラのラベルを登録した場合に値(サイズ表記1 バイト)を表示するようにしました。期待するサイズでない場合は
コンテキスト・メニューによりサイズ表記を見直してください。
ウォッチ式入力中に[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより関数名、変数名の候補が表示されますが、ラベル名も表示するようにしました。
列のタイトルをクリックすることによりソートする機能があります。ソート前の状態に戻すことができないため誤操作防止として
列タイトルクリックによるソートを無効化する機能を追加しました。ツールバーあるいはコンテキスト・メニューで無効化を解除できます。
3.2 周辺シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
以下のパネルで選択できるエンコードの種類を追加しました。
- ウォッチ パネル
- メモリ パネル
- ローカル変数 パネル
- コールスタック パネル
以下のエンコードの種類を追加しました。
- UTF-16 Big-Endian
- UTF-16 Little-Endian
- UTF-32 Big-Endian
- UTF-32 Little-Endian
ただし、CS+ for CC V8.10.00 までのUTF-16 はUTF-16 Big-Endian に置き換わります。
3.3 デバッグ時のスタック領域に関する動作改善【RL78】
【対象ツール】OCD(Serial)
【対象MCU】RL78/G10、RL78/G1N、RL78/G1M
以下のデバッグ操作を行うと、デバッグ・ツールがスタック領域の一部を書き換えてしまう場合がある問題を改善しました。
- スタック・ポインタ(SP)が変化する命令をステップ実行する。
- CPU レジスタ パネル上で、スタック・ポインタ(SP)を変更する。
3.4 消費電流測定に関する動作改善【RL78】
【対象ツール】E2 エミュレータ
【対象MCU】RL78/G22、RL78/G23、RL78/G24、RL78/F23、RL78/F24
エディタ パネルで通過ポイントを有効に設定し、消費電流測定 パネルで測定を開始すると、
「ユーザ・プログラム実行中のためコマンド処理を実行できません。(E2440000)」エラーになり、
デバッガを停止できなくなる問題を改善しました。
3.5 消費電流シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
消費電流シミュレーション機能の対応品種を追加しました。
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G24
3.6 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
【対象MCU】RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、
RL78/G15、RL78/G22、RL78/G16、RL78/G24
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- パルス入力装置
- Modbus 通信機器(UART)
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.11.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
3.7 マイクロコントローラ変更後の仮想ボードパネルの動作改善【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
【対象MCU】RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、RL78/G15、
RL78/G22、RL78/G16、RL78/G24
仮想ボードパネルを使用しているプロジェクトで、マイクロコントローラ変更後に仮想ボードパネルを起動した場合、
変更前の仮想ボードパネルの仮想部品を引き継いだ状態で仮想ボードパネルが起動するよう改善しました。
MCU Simulator Online からエクスポートされた共通プロジェクト・ファイル(*.rcpc)を開いた際に表示されるプロジェクト変換設定ダイアログにおいて、
マイクロコントローラを変更してプロジェクトを変換した場合も同様です。
3.8 /lang 起動オプションの動作改善【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
【対象MCU】RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、RL78/G15、
RL78/G22、RL78/G16、RL78/G24
日本語以外のOS で”/lang ja-JP”を指定した場合、シミュレータGUI は英語表記になっていたのを、日本語で表示するように改善しました。
3.9 仮想ボードパネルとシミュレータGUI のシリアル通信の改善【RL78】
【対象ツール】シミュレータ
【対象MCU】RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、RL78/G15、
RL78/G22、RL78/G16、RL78/G24
周辺 I/O リダイレクション・レジスタ(PIOR) を操作すると、兼用機能を割り当てるポートが切り替わりますが、
シリアルインタフェース関連のポートを切り替えた場合、シリアルウインドウや仮想ボードパネルのシリアル通信コンポーネントとの接続が
できなかったのを、周辺 I/O リダイレクション・レジスタ(PIOR) で切り替えた端子をシリアルウインドウやシリアル通信コンポーネントで
設定することにより、接続できるようにしました。
3.10 シミュレータを更新しました。【RL78】
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
RL78/G10用シミュレータ V3.09.00リリースノート
RL78/G11用シミュレータ V2.09.00 リリースノート
RL78/G12用シミュレータ V2.09.00 リリースノート
RL78/G13、G13A用シミュレータ V2.09.00 リリースノート
RL78/G14用シミュレータ V2.09.00 リリースノート
RL78/G15用シミュレータ V1.03.00 リリースノート
RL78/G16用シミュレータ V1.01.00 リリースノート
RL78/G1F用シミュレータ V1.08.00 リリースノート
RL78/G22用シミュレータ V1.03.00 リリースノート
RL78/G23用シミュレータ V1.07.00 リリースノート
RL78/G24用シミュレータ V1.02.00 リリースノート
RL78/L12用シミュレータ V1.09.00 リリースノート
4. Pythonコンソールの機能改善
4.1 Python 3実行環境との外部通信機能の関数を追加
Python 3.xからCS+を制御する下記の関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
csplus.add_event_listener |
CS+で発生したイベントを受信するリスナーを登録します。 |
csplus.remove_event_listener |
add_event_listenerで登録した、CS+イベントのリスナーを登録解除します。 |
|
|
V8.09.00 → V8.10.00の変更点 (2023/7/20)
1. CS+ for CCの機能改善・変更点
1.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】
次のコンパイラに対応しました。
- RL78 ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RL V1.12.01
コンパイラのバージョンアップ内容や注意事項については、コンパイラのリリースノートをご覧ください。
https://www.renesas.com/software-tool/c-compiler-package-rl78-family#documents
1.2 OSと異なる言語で表示する機能を追加
/lang起動オプションによりOSの表示言語と異なる言語で表示できるようにしました。
日本語OSで英語表示したい場合は、/lang en-US起動オプションを指定してください。
日本語OS以外で日本語表示したい場合は、/lang ja-JP起動オプションを指定してください。
/lang起動オプションを使用する場合は、以下リリースノートの5.1.15 /lang起動オプションに関する注意事項も参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ for CC V8.10.00 リリースノート
1.3 コマンドラインでビルド・オプション一覧を表示する機能を追加
CubeSuite+.exeに/bol起動オプションを追加し、コマンドラインでビルド・オプション一覧を表示できるようにしました。
1.4 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
Green Hills Software LLC製(以下、GHS社製と略)RH850コンパイラの以下のバージョンをサポートしました。
- 2023.1.4
1.5 プロジェクト作成時のプロジェクト名チェックを拡充
( ) ; 等、プロジェクト名に使用するとビルドエラーになる文字を [プロジェクト作成] ダイアログでチェックするようにしました。
対応コンパイラは CC-RL、CC-RH、CC-RXです。
1.6 プロジェクト・ツリーの表示の改善
デバッグ・ツールおよび解析ツールの各機能はアクティブ・プロジェクトが対象です。
その点を明確にするためアクティブ・プロジェクト以外ではグレー表示し、アイコンを淡色表示するようにしました。
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 GHS製RH850コンパイラの以下バージョンの対応を追加しました。【RH850】
- 2023.1.4
GHS コンパイラに関しては株式会社アドバンスドデータコントロールズ様にお問い合わせください。
http://www.adac.co.jp/
2.2 リンカ-CRcオプション用プロパティの改善【RX】【RH850】【RL78】
リンカの-CRcオプション用プロパティで、-CRcオプションを複数設定できるようになりました。
下記コンパイラと組み合わせたときに-CRcオプションを複数設定することができます。
- CC-RL V1.12.00
- CC-RH V2.05.00
- CC-RX V3.05.00
2.3 G3KHコアのデバイスに最適なライブラリを指定するプロパティを追加【RH850】
ビルド・ツールのプロパティに、[-Xcpu=g3khに最適な標準・数学ライブラリ・ファイルを使用する]プロパティを追加しました。
このプロパティで「はい」を指定すると、G3KHコアのデバイスに最適な標準・数学ライブラリが自動的にリンクされます。
3. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
3.1 GHS製RH850コンパイラの対応【RH850】
以下バージョンの対応を追加しました。
- 2023.1.4
3.2 周辺シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G22グループ (注)
注:本版でRL78/G22グループの全品種の周辺シミュレーション機能が使用可能になりました。
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
RL78/G22用シミュレータ V1.02.00 リリースノート
3.3 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- フローセンサ (I2C)
- キャラクタLCD
- 火災検知器
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.10.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
3.4 ウォッチパネルの改善
ウォッチ式の補助的な文字列をシンボルとして表示できるようにしました。
ウォッチ パネルのツールバーやコンテキスト・メニューからシンボル列の表示・非表示を切り替えできます。
シンボル欄にはウォッチ式のスコープ指定を除いた文字列を表示します。
4. 解析ツールの機能改善
4.1 解析グラフ パネル [値の遷移] タブの最大チャネル数の拡大を行いました。
5. Pythonコンソールの機能改善
5.1 Python 3実行環境との外部通信機能の関数を追加
Python 3.xからCS+を制御する下記の関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
csplus.add_address_breakpoint |
アドレスブレークポイントを追加します。 |
csplus.get_all_breakpoints |
すべてのブレークポイント情報を取得します。 |
csplus.get_expression_info |
式のサイズ、型、および値を取得します。 |
csplus.get_float_expression |
式の浮動小数点値を取得します。 |
csplus.get_integer_expression |
式の整数値を取得します。 |
csplus.get_source_line_address |
ソース行に対応するアドレスを取得します。 |
csplus.get_variable_size |
変数のサイズを取得します。 |
csplus.get_variable_type |
変数の型を取得します。 |
csplus.remove_all_breakpoints |
すべてのブレークポイントを削除します。 |
csplus.set_float_expression |
式に浮動小数点値を代入します。 |
csplus.set_integer_expression |
式に整数値を代入します。 |
csplus.skip_all_breakpoints |
すべてのブレークポイントを無視するかどうかを指定します。 |
|
|
6. アップデート・マネージャの改修
6.1 以下の問題を改修しました。
[改修内容]
アップデートのインストール実行中に、
アップデート完了ページが表示されることなくCS+アップデート・マネージャが異常終了する事象を改修いたしました。
関連するツールニュースは以下になります。
https://www.renesas.com/document/tnn/notes-cs-update-manager
V8.08.00 → V8.09.00の変更点 (2023/1/20)
1. CS+ for CCの機能改善・変更点
1.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】【RH850】【RX】
次のコンパイラに対応しました。
- RL78ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RL V1.12.00
- RH850ファミリ用C コンパイラパッケージ CC-RH V2.05.00
- RXファミリ用C/C++コンパイラパッケージ CC-RX V3.05.00
これらのコンパイラのバージョンアップ内容や注意事項については、それぞれのコンパイラのリリースノートをご覧ください。
1.2 マルチコア用プロジェクト作成の改善【RH850】
以下のメニュー、ボタンからマルチコア用プロジェクトを作成できるようにしました。
- [ファイル]-[新規作成]メニュー、および[プロジェクト]メニューの[新しいマルチコア用プロジェクトを作成…]
- プロジェクト作成 ダイアログの[マルチコア用オプション付きダイアログへ]ボタン
1.3 最近使用したファイルやプロジェクトの履歴の削除機能を追加
[ファイル]メニュー→[ファイルとプロジェクトの履歴の削除]の選択により以下で使用している履歴を削除できるようにしました。
- [ファイル]メニュー→[最近使ったファイル]
- [ファイル]メニュー→[最近使ったプロジェクト]
- スタート パネルの[既存のプロジェクトを開く]エリアの[最近使ったプロジェクト]
2. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
2.1 周辺シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、RL78/G15、RL78/G22
周辺シミュレーション機能の対応品種を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能をシミュレーションすることができます。
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G15
- RL78/G22(注)
注:周辺シミュレーション機能は一部の品種のみ対応しています。
2.2 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、 RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23、RL78/G15、RL78/G22
仮想ボード パネルでサポートする部品を追加しました。
- 照度センサ
- 7 セグメントLED(ダイナミック点灯)
- 温湿度センサ(I2C)
- 風速センサ(I2C)
- LCD1602(I2C)
- I2C スレーブデバイス
2.3 ID コード認証の動作改善【RH850】
【対象】E2 エミュレータ、IE850A
以下のプロパティで設定したID コードについて、デバッグ・ツール接続時の認証動作を改善しました。
[接続用設定]タブ[フラッシュ]カテゴリ[製品固有ID]プロパティ
3. Python コンソールの機能改善
3.1 Python 3 実行環境との外部通信機能の追加
Python 3.x からCS+を制御する機能を追加しました。
V8.07.00 → V8.08.00の変更点 (2022/7/20)
1. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
1.1 プロパティ設定の改善【RL78】【RH850】
一部の機能を実行した時、ビルド・オプションを自動的に調整します。
該当する機能および詳細な内容はCS+ for CC V8.08のリリースノート 第4章 4.1.1をご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ for CC V8.08.00リリースノート
1.2 コンパイラのサポート追加【RH850】
Green Hills Software, LLC 製(以下GHS社製と略)RH850 コンパイラの以下バージョンの対応を追加しました。
- 2022.1.4
GHS社製コンパイラに関しては株式会社アドバンスドデータコントロールズ様にお問い合わせくさい。
http://www.adac.co.jp/
1.3 -cpu オプションの初期値の改善【RH850】
GHS CCRH850のプロジェクトを作成する場合に、-cpu オプションの初期値を適切にセットするようにしました。
2. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
2.1 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
以下バージョンの対応を追加しました。
- 2022.1.4
2.2 消費電流シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
次のマイクロコントローラの消費電流シミュレーションの対応品種を追加しました。
- RL78/G23グループ
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
RL78/G23用シミュレータ V1.03.00 リリースノート
2.3 仮想ボードパネル:サポート部品拡充【RL78】
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- Wi-Fi モジュール(UART)
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.08.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
2.4 仮想ボードパネル:端子一覧表示機能改善【RL78】
以下の機能が追加されました。
- MCUの端子一覧および各端子の使用状況の表示機能
- 各端子へのデジタル値やアナログ値の入力機能
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.08.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
2.5 仮想ボードパネル:評価ボード部品情報の読み込み機能改善【RL78】
仮想ボードパネルの初回起動の時、
評価ボードに実装されている部品とMCU間の接続情報を、仮想ボードパネルに読み込むかを選択できるようになりました。(一部制限あり)
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ for CC V8.08.00 リリースノート
2.6 消費電流測定パネル:通過ポイント削除機能の改善【RL78】【RX】
【対象】E2 エミュレータ
消費電流測定パネルの通過ポイント一覧で[delete]キーを押下することでも削除できるようになりました。
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.08.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
CS+ V8.08.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RX デバッグ・ツール編
3. Pythonコンソールの機能改善
3.1 Python関数、プロパティ、クラスの追加と変更を行いました。
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ for CC V8.08.00リリースノート
V8.06.00 → V8.07.00の変更点 (2022/1/20)
1. プロジェクト管理の機能追加・機能改善
1.1 環境依存情報ファイル(*.mtud)の保存と共有方法を選択できるよう改善
環境依存情報ファイル(*.mtud)をユーザ間で共有する、または保存しないように設定するためのプロパティを追加しました。
これにより情報ファイルのファイル名にユーザ名を含む/含まないなどを選択できるようになります。
1.2 マイクロコントローラの表示順の改善【RL78】【RH850】
環以下のダイアログでのマイクロコントローラの表示順を、アルファベット順、ROM サイズ順にし、マイクロコントローラを見つけやすくしました。
- プロジェクト作成 ダイアログ
- プロジェクト変換設定 ダイアログ
- マイクロコントローラの変更 ダイアログ
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 コンパイラのサポート追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V2.04.00
- CC-RX V3.04.00
- CC-RL V1.11.00
2.2 使用するコンパイラ・パッケージのバージョンアップがある場合に通知表示するように改善
コンパイラのバージョンの変化に気付きやすくするため、ビルドに使用するコンパイラ・パッケージのバージョンに変化があった場合に
出力パネルに情報メッセージを表示するようにしました。
3. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
3.1 周辺・消費電流シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
次の周辺機能に対応に対応しました。
- シリアル・アレイ・ユニットの簡易I2C機能
次のマイクロコントローラの消費電流シミュレーションの対応品種を追加しました。
- RL78/G23グループ(注)
注:消費電流シミュレーション機能は一部の品種のみ対応しています。
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
RL78/G23用シミュレータ V1.02.00 リリースノート
3.2 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- UARTコンソール
詳細はユーザーズマニュアルをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ V8.07.00 統合開発環境 ユーザーズマニュアル RL78 デバッグ・ツール編
3.3 シミュレータを更新しました。【RL78】
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
RL78/G10用シミュレータ V3.04.00 リリースノート
RL78/G11用シミュレータ V2.04.00 リリースノート
RL78/G12用シミュレータ V2.04.00 リリースノート
RL78/G13, RL78/G13A用シミュレータ V2.04.00 リリースノート
RL78/G14用シミュレータ V2.04.00 リリースノート
RL78/G1F用シミュレータ V1.03.00 リリースノート
RL78/L12用シミュレータ V1.04.00 リリースノート
RL78/G23用シミュレータ V1.02.00 リリースノート
3.4 E2エミュレータLiteでホットプラグインを使用できない問題を改善しました。【RL78】
3.5 シミュレータ:リードのみ可能なI/Oレジスタへの書き込み動作の改善【RH850】
RH850命令シミュレータではI/Oレジスタのアクセス属性をR/W(リード/ライト可能)とし、
一部のレジスタを除き、リードのみ可能なI/Oレジスタへの書き込みができるようになりました。
これによりIORパネル上やPythonコンソール経由でリードのみ可能なI/Oレジスタに疑似的に値を書き込み、シミュレーションを行うことができます。
リードのみ可能なI/Oレジスタの書き込みに関する注意事項は、CS+ RH850 命令シミュレータ V5.05.00 リリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
4. Pythonコンソールの機能改善
4.1 Pythonプロパティの追加と削除を行いました。
詳細はリリースノートをご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+_document
CS+ for CC V8.07.00リリースノート
V8.05.00 → V8.06.00の変更点 (2021/7/20)
1. CS+ for CCの機能改善・変更点
1.1 プロジェクト作成ダイアログ等でのマイコン検索機能の改善
プロジェクト作成 ダイアログ、プロジェクト変換設定 ダイアログ、マイクロコントローラの変更 ダイアログにおいて、
マイクロコントローラ検索ボックスからの検索で、デバイス名中の小文字のx をワイルドカードとして解釈してヒットするよう改善しました。
例)マイクロコントローラ検索ボックスに "R5F51105ADF" と入力
→ R5F51105AxFK にヒット。
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS 社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2021.1.5
2.2 リンカ サブコマンド・ファイルの改善
CS+がビルド時、自動的に作成しCC-RL、CC-RH、CC-RX のリンカの-subcommand オプションに指定するサブコマンド・ファイルの改行コードを、
CR+LF に変更しました。
これにより、[その他の追加オプション]プロパティで-subcommand オプションを指定できるようになります。
2.3 ビルド後に追加したソースの依存関係更新の改善
[オプション]ダイアログ[全般 - ビルド]の[利用可能な場合、依存関係の更新にコンパイラを使用し、解析速度より解析精度を上げる]オプションが
有効な場合、プロジェクト・ツリーにソース・ファイルを追加後のビルドで依存関係更新を行うよう改善しました。
これにより、再度ビルドした場合に追加したソースが変更なしであればリコンパイルしないようになります。
2.4 使用するコンパイラ・パッケージのバージョン変化に気づくよう改善
コンパイラのバージョンを固定して使う運用方法の支援をするため、ビルドに使用するコンパイラ・パッケージのバージョンに変化があった場合の
メッセージの表示条件を拡大しました。
3. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
文中において以下の略称を使用しています。
OCD(Serial):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータ、E2 エミュレータLite のSerial / FINE 接続
OCD(JTAG):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータ、E2 エミュレータLite のJTAG 接続
OCD(LPD):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータのLPD 接続
3.1 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2021.1.5
3.2 周辺・消費電流シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F、RL78/G23
周辺シミュレーション機能と消費電流シミュレーションの対応品種を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能や消費電流をシミュレーションすることができます。
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G23 (注)
注:消費電流シミュレーション機能は一部の品種のみ対応しています。
3.3 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、 RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- RSK LCD パネル、RL78/Gx RSK LCD パネル
3.4 シミュレータのシリアルウインドウの設定に関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
シミュレータGUI ウインドウのシリアル ウインドウを使用してUART 通信機能をシミュレーションする場合に、
フォーマット(UART) ダイアログのボー・レートには、対象デバイスのボー・レート算出式で計算した値(小数点以下切り上げ)を
設定する必要があったのを、ボー・レートの許容範囲の値を設定すれば動作するように改善しました。
4. Python コンソールの機能改善
4.1 Python プロパティの追加
以下のPython プロパティを追加しました。
|
プロパティ名 |
機能概要 |
build.Compile.PrecisionOfDoubleType |
アクティブ・プロジェクトのコンパイル・オプションである、double型およびlong double型の精度の設定/参照を行います。【CC-RH V1.02.00以上】 |
|
|
V8.04.00 → V8.05.00の変更点 (2021/1/20)
1. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
1.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】【RH850】【RX】
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RL V1.10.00
- CC-RH V2.03.00
- CC-RX V3.03.00
1.2 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS 社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2020.5.5
1.3 ファイルの依存関係の更新にコンパイラを使用する機能の性能の改善
オプション ダイアログ[全般 - ビルド]の
[利用可能な場合、依存関係の更新にコンパイラを使用し、解析速度より解析精度を上げる]オプション有効時の
依存関係更新の性能を改善しました。
これにより、主に初回ビルド時のビルド時間が30(*)%改善されました。
(*)弊社にて用意したソース・ファイルを用いた場合。
1.4 マイクロコントローラの変更等の後にビルドエラーが表示されることがある現象の改善
マイクロコントローラの変更、e2 studio からのプロジェクト変換、
またはプロジェクト新規作成で既存のプロジェクトのファイル構成の流用を行う場合に
ROMサイズが変わるようなマイクロコントローラ名へ変更し、
かつセクション設定をカスタマイズしていた場合にセクション設定を引き継ぐように改善しました。
改善前:変更後のマイクロコントローラ名にあわせたセクション設定に初期化します。
改善後:変更前にカスタマイズされたセクション設定を引き継ぎます。
ただし、セクション設定内の一部のアドレスは選択したマイクロコントローラ名のアドレスに変換します。
1.5 e2 studio からプロジェクト変換を行った際のリンク順の改善
e2 studio からプロジェクト変換を行った時、中間ファイル (*.obj ファイル) のリンク順が変換元と一致するよう改善しました。
発生条件:同名ソース・ファイルが複数あるe2 studio のプロジェクト
改善されるリンク順:同名ファイルがあるソース・ファイルからできる中間ファイル (*.obj ファイル) のリンク順
1.6 分割ヘキサ・ファイルの出力指定時のビルドの改善
CC-RH またはCC-RL の[ヘキサ出力オプション]タブの[分割出力ファイル]プロパティで、
<ファイル名>=<セクション名>:<セクション名>[:<セクション名>..]/<ロード・アドレス>
書式で指定してビルドした場合に、ビルドエラーが発生しないよう改善しました。
2. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
文中において以下の略称を使用しています。
OCD(Serial):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータ、E2 エミュレータLite のSerial / FINE 接続
OCD(JTAG):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータ、E2 エミュレータLite のJTAG 接続
OCD(LPD):
E1 エミュレータ、E20 エミュレータ、E2 エミュレータのLPD 接続
2.1 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2020.5.5
2.2 GTM のトレース機能の追加【RH850】
GTM のトレース機能を追加しました。
2.3 RL78 ファミリでのE2 エミュレータ使用に関する動作改善【RL78】
セルフプログラミング途中にブレークすると、デバッガがハングアップしデバッグが継続できなくなるという問題を改善しました。
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURL をご参照ください。
https://www.renesas.com/document/tnn/notes-chip-debugging-emulator-e2-emulator-0
2.4 RL78 ファミリでのE2 エミュレータ使用に関する動作改善【RL78】
RUN-Break タイマ・イベントによる実行時間計測を行った場合、最大100msec の測定誤差が発生するという問題を改善しました。
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURL をご参照ください。
https://www.renesas.com/document/tnn/notes-chip-debugging-emulator-e2-emulator-1
2.5 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- ブラシレスDC モータ、アナログ入力スイッチ、詳細波形モニタ
2.6 ウォッチ パネルのリアルタイム更新の性能改善
イベントが設定されている場合にウォッチ パネルのリアルタイム更新が遅延することがありましたが、遅延を軽減するよう改善しました。
2.7 周辺シミュレーション機能のシリアルウインドウの受信データ表示に関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
シミュレータでは、UART 機能を用いてRL78 マイクロコントローラから7 ビット・データ長かつMSB ファーストでUART 送信を行った場合に、
シミュレータGUI ウインドウのシリアル ウインドウに表示される受信データが1 ビット左シフトした値を表示していたのを、
正しい受信データを表示するように改善しました。
2.8 仮想ボードパネルの温度センサのプロパティに関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
仮想ボードパネルの温度センサの入力初期値プロパティを設定する時に、
現在の設定値が入力初期値の選択可能なドロップダウン・リストに存在しない場合、
ドロップダウン・リストの先頭の値を指定できなかったのを、指定できるように改善しました。
2.9 仮想ボードパネルの温度センサのプロパティのエラーに関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
仮想ボードパネルの温度センサの変換係数プロパティ、変換オフセットプロパティで設定された値は
温度を実際の電圧値に変換するために使用されますが、
その計算の結果が、接続されている端子の入力可能な値の範囲外になった場合に、自動で入力電圧値を補正するように改善しました。
計算結果が入力可能範囲の最小電圧値より小さければ範囲の最小値に、最大電圧値より大きければ範囲の最大値に設定します。
2.10 仮想ボードパネルの8x8セグメント内蔵ドライバ用LCDのプロパティに関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/L12
仮想ボードパネルの8x8セグメント内蔵ドライバ用LCDのCOM/SEG信号プロパティ編集中の入力画面を表示中に、
プログラムを実行すると[OK]ボタンが無効になるように改善しました。
3. Python コンソールの機能改善
3.1 Python 関数の詳細情報および注意の追加
以下のPython 関数の詳細情報および注意の追加を行いました。
|
関数名 |
追加した情報 |
説明 |
debugger.Memory.Read |
詳細情報 |
読み出し処理時間に関する情報を追加 |
debugger.Memory.Write |
詳細情報 |
書き込み処理時間に関する情報を追加 |
debugger.Rese |
注意 |
リセット後の動作について注意を追加 |
|
|
4. 消費電流計測の機能追加・機能改善【RL78】【RX】
【対象】シミュレータ【RL78】、E2 エミュレータ【RL78】【RX】
4.1 消費電流計測パネルの拡大率を拡張
消費電流計測パネルの拡大率を60,000%まで大幅に拡大し、消費電流の細かい推移を確認できるようになりました。
V8.03.00 → V8.04.00の変更点 (2020/7/20)
1. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
1.1 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS 社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2020.1.5
1.2 ファイルの依存関係の更新方法についての、オプション デフォルト値の改善
オプション ダイアログ[全般 - ビルド]の[利用可能な場合、依存関係の更新にコンパイラを使用し、
解析速度より解析精度を上げる]について、デフォルト値を有効に変更しました。
これにより、解析精度が向上します。詳細はオプション ダイアログのヘルプをご参照ください。
なお、インストール済みCS+をアップデートした場合は、現在の値が引き継がれます。
1.3 ファイルの依存関係の更新により、ラピッド・ビルドを繰り返し実行し続ける現象の改善【RL78】
ファイルの依存関係更新により、ラピッド・ビルドを繰り返し実行し続けることがないように改修しました。
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURL をご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0565
2. デバッグ・ツールの機能追加・機能改善
文中において以下の略称を使用しています。
OCD(Serial):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのSerial / FINE接続
OCD(JTAG):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのJTAG接続
OCD(LPD):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータのLPD接続
2.1 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2020.1.5
2.2 GTM のデバッグ機能の追加【RH850】
GTM のデバッグ機能を追加しました。
2.3 周辺シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、
RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
周辺シミュレーション機能の対応品種を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、
パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能をシミュレーションすることができます。
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G1F
2.4 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- 8x8セグメント 内蔵ドライバ用LCD
2.5 RL78/G14 用シミュレータのタイマRJ に関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G14
タイマRJ でイベントカウンタモード時にタイマRD をイベントカウント期間の制御に使用する場合のシミュレータの動作が、
以下の(1)~(3)をすべて満たしている場合に、デバイス仕様と同じ動作になるよう改修しました。
(1) タイマRJ モードレジスタ0 (TRJMR0)
タイマRJ 動作モード選択:イベントカウンタモード
(2) タイマRJ I/O 制御レジスタ0 (TRJIOC0)
TRJIO カウント制御:タイマ出力信号の指定した極性(H 期間またはL 期間)の期間イベントをカウント
(3) タイマRJ イベント端子選択レジスタ0 (TRJISR0)
タイマ出力信号選択:「TRDIOD1」または「TRDIOC1」によりタイマRD を選択
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURL をご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0554
2.6 周辺シミュレーション機能のHALT モード解除に関する動作改善【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12、RL78/G1F
シミュレータでは、ユーザ・プログラムがHALT モードに移行後、
次の3つのいずれかのデバッグ操作によりHALT モードが解除される動作を改善し、HALT モードを継続するようになりました。
- プログラム停止中に、プロパティ パネルの[接続用設定]タブのメイン・クロック周波数またはサブ・クロック周波数を変更した時。
- クロック発生回路のHOCODIV レジスタ、MOCODIVレジスタ(注)、CKSELレジスタ(注)の値をデバッグ操作で変更した時。
- クロック発生回路のCMC レジスタ、CKC レジスタまたはOSMC レジスタをデバッグ操作で書き込みを行った時。
(注) RL78/G11 のみ
2.7 シミュレータのスタンバイ・モード解除後の時間計測の改善【RL78】【RH850】
【対象】シミュレータ、RL78、RH850
シミュレータでは、プログラムがスタンバイ・モード(HALT 等)中に長い時間(4.29ms 以上)が経過し、
その後スタンバイ・モードが解除された時の以下の時間を実際よりも少ない時間で計測していたのを、
正しい時間を計測するように改善しました。
- スタンバイ・モード解除後のトレース・データの時間 【RL78】【RH850】
- Python 関数debugger.Interrupt.SetTimer(またはdebugger.XRunBreak.Set)が実行され、
指定時間経過後のブレーク機能が動作中のHALT 期間の時間【RH850】
3. Pythonコンソールの機能改善
3.1 サンプル・スクリプトの追加
CS+ V8.02.00 で追加されたサンプル・スクリプト取得機能を拡充し、サンプル・スクリプトを追加しました。
本機能を使用するには、[表示]メニュー→[Python コンソール]を選択して Python コンソール パネルをオープンし、
パネル上で[ サンプル・スクリプト] タブを選択します。
サンプル・スクリプトのタイトルを選択すると、スクリプトの説明が表示されます。
3.2 Python関数の戻り値の追加
以下の Python関数の戻り値を追加しました。
|
関数名 |
説明を追記した戻り値 |
戻り値説明 |
debugger.GetCpuStatus |
Standby |
GTM: クロックが供給されていない GTM以外: スタンバイ・モード中 |
|
|
|
関数名 |
追加した戻り値 |
戻り値説明 |
debugger.GetCpuStatus |
Disable |
GTMのMCSが起動していない |
|
|
4. エディタの機能追加・機能改善
4.1 [関数または変数へジャンプ]への機能改善
既存の[関数へジャンプ]で、変数定義へジャンプすることもできるようにし、[関数または変数へジャンプ]としました。
変数定義へのジャンプは、クロス・リファレンス情報が生成されている場合のみ、機能します。
4.2 エンコーディングの自動判別の改善
オプション ダイアログ[テキスト・エディタ - エンコーディング]に[自動判別できなかった場合はデフォルトのエンコードを優先する]を追加しました。
有効にすることにより、エンコーディングの自動判別が改善することがあります。
V8.02.00 → V8.03.00の変更点 (2020/1/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 Windows 7 のサポート終了
マイクロソフト社は 2020 年1 月14 日をもってWindows 7 の無償でのサポートを終了しました。
これを受けて、CS+はWindows 7 環境での評価および動作保証を終了し、今後はWindows 10、Windows 8.1のサポートに重点をおきます。
1.2 マイクロコントローラの変更時にビルド・ツールのプロパティの設定を変更する改善【RX】
[マイクロコントローラを変更...]選択時、変更先マイクロコントローラに合わせてビルド・オプションを自動で調整する機能を追加しました。
変更先マイクロコントローラのスタートアップ・ソース・ファイルも参考のためプロジェクト・フォルダへコピーします。
1.3 タスクバーにCS+のアイコンが表示されないことがある現象の改善
ラピッド・スタートが有効、かつCS+がタスクトレイで待機時、
エクスプローラでプロジェクト・ファイル(*.mtpj)をダブルクリックしてCS+を起動した場合、
タスクバーにCS+のアイコンが表示されないことがある現象を改善しました。
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】【RH850】【RX】
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RL V1.09.00
- CC-RH V2.02.00
- CC-RX V3.02.00
- CC-RX V2.08.01
2.2 RX V3 コア レジスタ一括退避機能関連 ビルド・オプションの改善【RX】
RX V3 コアかつ、レジスタ一括退避機能を持たないマイクロコントローラのプロジェクトにおいて、
ソース・ファイルの「#pragma interrupt (bank=N)」記述がコンパイル時にエラーとなるように -nobank オプションを自動で付加するようにしました。
2.3 GHS 社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS 社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2019.5.5
3. デバッグ・ツールの機能改善
文中において以下の略称を使用しています。
OCD(Serial):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのSerial / FINE接続
OCD(JTAG):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのJTAG接続
OCD(LPD):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータのLPD接続
3.1 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850 コンパイラのサポートを追加しました。
- 2019.5.5
3.2 イベントの詳細条件変更機能の追加【RH850】
設定したイベントの詳細条件を変更する機能を追加しました。以下のイベントについて、発生条件の詳細を指定することが可能になります。
- ブレーク・イベント(実行系)
- ブレーク・イベント(アクセス系)
- トレース開始イベント/トレース終了イベント
- ポイント・トレース・イベント
- タイマ開始イベント/タイマ終了イベント
- パフォーマンス計測開始イベント/パフォーマンス計測終了イベント
3.3 ソフトウェア・トレースのデータ表示機能の追加【RH850】
取得したソフトウェア・トレースのトレース・データを、トレース・パネル上に表示する機能を追加しました。
3.4 初期停止状態・スタンバイモードのデバッグ機能の追加【RH850】
初期停止状態・スタンバイモードのデバッグ機能を追加しました。
3.5 周辺・消費電流シミュレーション機能の対応品種拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12
周辺シミュレーション機能と消費電流シミュレーションの対応品種を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能や消費電流をシミュレーションすることができます。
次のマイクロコントローラに対応しました。
- RL78/G13A
- RL78/L12
3.6 仮想ボードパネルのサポート部品拡充【RL78】
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G13A、RL78/G14、RL78/L12
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
- ワイヤレス充電トランスミッタ、赤外線受信機
3.7 仮想ボードパネルのヘルプに関する改善【RL78】
仮想ボードパネルからヘルプが表示されない現象を改善しました。なお、仮想ボードパネルのヘルプを表示するには、
仮想ボードパネルのウインドウ枠を選択してからF1 キーを押してください。
3.8 RX23E-A グループのエミュレータに関する動作改善【RX】
E1または E2エミュレータを使用して RX23E-A グループのデバッグを行う場合に使用できる電源供給値を、以下のとおり改修しました。
- E1エミュレータ: 3.3Vまたは 5.0V
- E2エミュレータ: 1.8V~ 5.0V
本項目に関する注意事項の詳細は、以下の URLをご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0492
4. Pythonコンソールの機能改善
4.1 サンプル・スクリプトの追加
CS+ V8.02.00で追加されたサンプル・スクリプト取得機能を拡充し、サンプル・スクリプトを追加しました。
本機能を使用するには、[表示]メニュー→[ Pythonコンソール]を選択して Pythonコンソールパネルをオープンし、
パネル上で [ サンプル・スクリプト ] タブを選択します。
サンプル・スクリプトのタイトルを選択すると、スクリプトの説明が表示されます。
また、[プロジェクトに登録]ボタンをクリックすると、アクティブ・プロジェクトにスクリプト・ファイルが登録されます。
4.2 [プロジェクトに登録]ボタンによるスクリプト・ファイルの登録動作改善
- [プロジェクトに登録]ボタンをクリックすると、既存の同名のファイルが上書きされる動作を改善しました。
- プロジェクト・ツリーにスクリプト・ファイルが複数登録された状態になる現象を改善しました。
- リンクをクリックした後に [プロジェクトに登録]ボタンが無効になる場合がある現象を改善しました。
4.3 スクリプト実行結果の表示改善
プロジェクト・ツリーに登録したスクリプト・ファイル (*.py)のコンテキスト・メニューにて [Pyhtonコンソールで実行する]を選択し
スクリプトを実行したときに、スクリプトの実行結果を表示する [コンソール ]タブが自動でアクティブにならない場合がある現象を改善しました。
4.4 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Interrupt.RequestEI |
割り込みコントローラに EIレベルの割り込みを要求します。 【RH850シミュレータ(G4MH)】 |
debugger.Interrupt.RequestFE |
割り込みコントローラに FEレベルの割り込みを要求します。 【RH850シミュレータ(G4MH)】 |
debugger.Interrupt.RequestFENMI |
割り込みコントローラに NMI割り込みを要求します。 【RH850シミュレータ(G4MH)】 |
debugger.RecoverSWAS |
Switch Area Statusのリカバリを行います。 【RH850 G4MH】【E2/IE850A】 |
TraceInfo.CreateOtherDict |
TraceInfo.Otherの値を辞書型に変換します。 |
|
|
4.5 Python関数の機能の追加
以下のPython関数の機能を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Trace.Get |
戻り値 TraceInfoのメンバに情報を追加しました。 |
debugger.XTrace.Dump |
debugger.SoftwareTrace.Get |
戻り値 SoftwareTraceInfoのメンバに情報を追加しました。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Get |
|
|
4.6 Python関数の戻り値の追加
以下のPython関数の戻り値を追加しました。
|
関数名 |
追加した戻り値 |
戻り値説明 |
debugger.GetCpuStatus |
DeepStop |
Deep Stopモード中 |
CyclicRun |
Cyclic Runモード中 |
CyclicStop |
Cyclic Stopモード中 |
CyclicDisable |
メインコアが Cyclic Runモードまたは Cyclic Stopモードの時の、メインコア以外のコアの状態 |
|
|
4.7 debugger.SoftwareTraceLPD.RecordingModeの設定値の改善
debugger.SoftwareTraceLPD.RecordingModeの設定値 TraceMode.FullBreakと TraceMode.FullStopが逆に動作する現象を改善しました。
5. I/Oヘッダ・ファイル生成ツールの機能改善
5.1 不要なモジュール配列化を行わないようにする改善【RH850】
ビルド・ツールのプロパティ[I/Oヘッダ・ファイル生成オプション]タブ -[I/Oヘッダ・ファイル]カテゴリ -
[モジュール配列化オプションを有効にする]が[はい (-modulearray=on)]でI/Oヘッダ・ファイルを生成した場合、
モジュール名末尾の数字が連番でない場合にも配列化してしまうことがありましたが、連番でない場合は配列化しないようにする改善を行いました。
6. CS+アップデート・マネージャの機能改善
6.1 内部的な処理の改善
アップデート確認時の処理を改善しました。
V8.01.00 → V8.02.00の変更点 (2019/7/22)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 Microsoft 社製 Microsoft Visual C++のランタイムライブラリの変更
動作環境のMicrosoft Visual C++ランタイム・ライブラリを変更しました。
(変更前)Microsoft Visual C++ 2010 SP1 ランタイム・ライブラリ
(変更後)Microsoft Visual C++ 2015 Update 3 ランタイム・ライブラリ
1.2 Pythonコンソールのサンプル・スクリプト取得機能の追加
Pythonコンソールで実行可能なスクリプトのサンプルをルネサスWeb サイトから取得する機能を追加しました。
開発に役立つ便利なサンプル・スクリプトの一覧を表示し、1クリックでプロジェクトに登録することもできるため、
Pythonスクリプトをより簡単・便利に使えるようになります。
1.3 オフラインヘルプのコンテンツが表示されない動作の改善
オフラインヘルプのコンテンツが表示されない注意事項について、
Microsoft Corporationより事象を改善するための更新プログラムがリリースされました。
Windows 10 version 1809 - KB4482887
https://support.microsoft.com/help/4482887/
Windows 10 version 1803 - KB4480976
https://support.microsoft.com/help/4480976/
Windows 10 version 1709 - KB4480967
https://support.microsoft.com/help/4480967/
Windows 10 version 1703 - KB4480959
https://support.microsoft.com/help/4480959/
Windows 10 version 1607 - KB4480977
https://support.microsoft.com/help/4480977/
Windows 10 version 1507 - KB4487018
https://support.microsoft.com/help/4487018/
Windows 8.1 - KB4480969
https://support.microsoft.com/help/4480969/
Windows 8 - KB4480971
https://support.microsoft.com/help/4480971/
Windows 7 - KB4480955
https://support.microsoft.com/help/4480955/
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0375
2. ビルド・ツールの機能追加・機能改善
2.1 利用可能な場合、依存関係の更新にコンパイラを使用する機能の追加
[オプション]ダイアログの [全般 - ビルド]に、[利用可能な場合、依存関係の更新にコンパイラを使用する]を追加しました。
本設定を有効にすると、依存関係の更新にコンパイラを使用します。それにより、不要なリコンパイルをしないようにすることが可能です。
2.2 プロジェクト作成時のビルド・ツールのプロパティの初期値の変更【RL78】【RH850】【RX】
プロジェクトの新規作成時のビルド・ツールのプロパティの初期値を以下のとおり変更しました。
これによりマルチコアのPCで、ビルドがより高速に行えるようになります。
|
タブ |
カテゴリ |
プロパティ |
初期値 |
[共通オプション]タブ |
[ビルド方法] |
一括ビルドを行う |
いいえ |
パラレル・ビルドを行う |
はい |
|
|
補足: 既存のプロジェクトの設定値には影響はなく変更しません。プロジェクトの新規作成時のみ影響します。
注意: [パラレル・ビルドを行う]が[はい]の場合、複数ソース・ファイルが同時にコンパイルされ、
出力パネルに出力されるコンパイラのメッセージも、複数ファイルに対するメッセージが混合して出力されます。
2.3 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850コンパイラのサポートを追加しました。
・2018.5.5
・2019.1.5
3. デバッグ・ツールの機能改善
文中において以下の略称を使用しています。
OCD(Serial):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのSerial / FINE接続
OCD(JTAG):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータ、E2エミュレータLiteのJTAG接続
OCD(LPD):
E1エミュレータ、E20エミュレータ、E2エミュレータのLPD接続
3.1 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製RH850コンパイラのサポートを追加しました。
・2018.5.5
・2019.1.5
3.2 仮想ボードパネルのサポート部品拡充
【対象】シミュレータ、RL78/G10、RL78/G11、RL78/G12、RL78/G13、RL78/G14
仮想ボードパネルでサポートする部品を追加しました。
・ファン・モーター/DCモーター/遮光センサー
3.3 メモリ・データ保存の動作改善
【対象】全デバッグ・ツール、RX、RH850
[データ保存]ダイアログボックスで[メモリ]パネルの表示内容を保存する際に、
最終アドレス付近を指定するとデータ保存ができない場合がありましたが、データ保存できるように改善しました。
3.4 指定ルーチン機能使用時の動作改善
【対象】OCD(Serial)、OCD(JTAG)、RX
指定ルーチン機能が有効な状態でソフトウェア・ブレークポイントを設定し、
ユーザプログラムを実行した場合にユーザプログラムが不正な動作になる場合がありましたが、
正常に動作するよう改善しました。
3.5 ビット操作命令における書き込みデータに関するトレース出力の改善
【対象】IE850A、OCD(LPD)、RH850
ビット操作命令の書き込みデータ、読み込みデータがどちらもトレース出力されるよう改善しました。
3.6 ウォッチ・パネル等で値を書き込んだ場合の動作改善
単項演算子'-'または'~'を使った整数値を入力した場合にC言語仕様と同じ結果になるよう改修しました。
以下のパネルが該当します。
・ウォッチ・パネル
・ローカル変数パネル
・Pythonコンソール・パネル
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0402
4. Pythonコンソールの機能改善
4.1 サンプル・スクリプト取得機能の追加
Pythonコンソールで実行可能なスクリプトのサンプルをルネサスWeb サイトから取得することができます。
また、スクリプト・ファイルをプロジェクトに登録することができます。
本機能を使用するには、[表示]メニュー→[Python コンソール]を選択して Pythonコンソール パネルをオープンし、
パネル上で[ サンプル・スクリプト] タブを選択します。
サンプル・スクリプトのタイトルを選択すると、スクリプトの説明が表示されます。
また、[プロジェクトに登録]ボタンをクリックすると、アクティブ・プロジェクトにスクリプト・ファイルが登録されます。
4.2 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
build.Assemble.AssembleListFileOutputFolder |
アセンブル・リスト・ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Assemble.OutputAssembleListFile |
アセンブル・リスト・ファイルを出力するかどうかの設定/参照を行います。 |
build.Common.IntermediateFileOutputFolder |
中間ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Common.MergedErrorMessageFileOutputFolder |
エラー・メッセージ・マージ・ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Common.MergeErrorMessageFile |
エラー・メッセージ・ファイルをマージするかどうかの設定/参照を行います。 |
build.Compile.AssemblySourceFileOutputFolder |
アセンブリ・ソース・ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Compile.ListFileOutputFolder |
アセンブル・リスト・ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Compile.OutputAssemblySourceFile |
アセンブリ・ソース・ファイルを出力するかどうかの設定/参照を行います。 |
build.Compile.OutputListFile |
アセンブル・リスト・ファイルまたはソース・リスト・ファイルを出力するかどうかの設定/参照を行います。 |
build.Compile.PreprocessedSourceFileOutputFolder |
プリプロセス処理したソース・ファイル出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.HexOutput.OutputFolder |
出力フォルダの設定/参照を行います。 |
build.Link.OutputFolder |
出力フォルダの設定/参照を行います。 |
|
|
4.3 Python関数の機能の追加
以下のPython関数の機能を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
build.Version |
コンパイラ・パッケージのバージョンの設定を行えるようになりました。 |
|
|
4.4 Python関数の戻り値の追加
以下のPython関数の戻り値を追加しました。
|
関数名 |
追加した戻り値 |
戻り値説明 |
debugger.GetBreakStatus |
CurrentConsumptionFullBreak |
消費電流計測バッファ・フル・ブレーク |
CurrentConsumptionTimeBreak |
消費電流の時間経過によるブレーク |
ExpansionFunctionAction |
E2拡張機能のアクションブレーク |
ExpansionFunctionStorageFull |
E2拡張機能記録メモリフルブレーク |
RelayForTrace |
リレーブレーク(トレースのみ) |
SoftwareTraceLpdFull |
ソフトウェア・トレースLPD出力記録メモリフルブレーク |
|
|
4.5 Python関数を使用したダウンロードの動作改善
Python関数を使用してロード・モジュールをダウンロードした後に正常にデバッグできなくなる問題を改修しました。
本項目に関する注意事項の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.renesas.com/search/keyword-search.html#genre=document&q=r20ts0405
5. 設計ツールの機能改善
5.1 最適化性能比較ツールの改善
[最適化性能比較ツール]の測定結果欄で以下の改善と拡張を行いました。
・オプションパターンの初期の並び順を文字順から最適化の効果が期待される順に改善しました。
・オプションパターンを選択するとき、任意のカラムをクリックすれば選択できるよう拡張しまた。
・オプションパターンの選択色がフォーカスを失うと選択位置が分かりづらくなっていましたが、
選択色を残すことによって選択位置が分かるように改善しました。
V8.00.00 → V8.01.00の変更点 (2019/1/21)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 スマート・マニュアルの機能強化【RL78】【RX】
スマート・マニュアルが参照しているハードウェア編マニュアルに版数をデバイス一覧に表示する機能を追加しました。
スマート・マニュアル機能を使用することにより、エディタパネルなどでマウスカーソルを移動させるだけでSFR/IOR のレジスタの説明を
参照することができます。
1.2 サポートエミュレータの追加【RH850】
次のエミュレータのサポートを追加しました。
これにより、新しいエミュレータを使用したプログラム開発することができます。
- IE850A エミュレータ【RH850/E2x シリーズ】
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 ルネサス製コンパイラのサポート拡充【RL78】【RH850】【RX】
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RL V1.08.00
- CC-RH V2.01.00
- CC-RH V1.07.01
- CC-RX V3.01.00
2.2 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製コンパイラのサポートを追加しました。
- 2018.1.5
- 2017.5.5
2.3 CC-RLのベリファイ指定オプションに関する注意事項の解除【RL78】
次の注意事項を解除しました。
- ヘキサ出力オプションの設定で、[出力アドレスが内部ROM、データフラッシュ内にあるかチェックする]の設定を「はい(-CHECK_OUTPUT_ROM_AREA)」に
設定してビルドを実行すると、エラー(E0562006)のメッセージを出力してビルドエラーが発生します。
3. デバッグ・ツールの機能改善
3.1 RL78/G11の周辺・消費電流シミュレーション機能の追加【RL78】
RL78/G11の周辺シミュレーション機能と消費電流シミュレーション機能を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能や消費電流を
シミュレーションすることができます。
3.2 RH850/E2xシリーズ用新エミュレータIE850Aのサポート追加【RH850】
RH850/E2xシリーズ用新エミュレータIE850Aのサポートを追加しました。
大容量トレースメモリ(9GB*1)により、プログラムの実行履歴をE2エミュレータ(64KBフレーム)に比べて長時間見ることができます。
*1:CS+V8.01.00 では、512KBフレームのみ
3.3 GHS社製コンパイラのサポート拡充【RH850】
次のGHS社製コンパイラのサポートを追加しました。
- 2018.1.5
- 2017.5.5
3.4 ガバレッジ機能の改善【RL78】【RH850】【RX】【エミュレータ】【シミュレータ】
逆アセンブラでカバレッジを表示した状態でデバッガを切断して再度デバッガへ接続した直後、カバレッジはクリアされるが、
逆アセンブラパネルは前回接続時のカバレッジ値を表示していました。再接続でカバレッジ値をクリアするように改善しました。
3.5 大容量トレース機能またはガバレッジ機能使用時の注意事項の解除【RX】【E20エミュレータ】
次の注意事項をJTAG通信のデバッグを選択し、プログラム実行中に端子リセットまたは内部リセットが発生する場合のみ該当するように
改善しました。
- RXファミリにおいて、E20エミュレータの大容量トレース機能またはカバレッジ機能使用時、特定の条件下においてユーザプログラムが
暴走します。
3.6 ウォッチ パネルを使用する場合の注意事項の解除【RL78】【RH850】【RX】【エミュレータ】【シミュレータ】
次の注意事項を解除しました。
- エミュレータまたはシミュレータ使用時に、ウォッチ パネルで変数の値を更新した場合にCS+のメモリリークが発生し、CS+でデバックを
続けているとCS+が異常終了します。
4. Pythonコンソールの機能追加
4.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.SaveRegisterBank.Information |
レジスタ退避バンクの情報を表示します。 |
|
|
4.2 Python関数の対応デバイスの追加
以下のPython関数にRL78/G11の対応を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.CurrentConsumption.Clear |
消費電流データをクリアします。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Disable |
消費電流データの取得を無効にします。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Enable |
消費電流データの取得を有効にします。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Get |
取得した消費電流データの最大電流と平均電流を表示します。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Information |
消費電流データ取得の情報を表示します。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ 】 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報(debugger.CurrentConsumption.Get 関数の戻値)を保持します。 |
|
|
4.3 Python関数の対応エミュレータの追加
以下のPython関数にIE850Aの対応を追加しました
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Performance.Delete |
パフォーマンス計測の条件を削除します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.Performance.Disable |
パフォーマンス計測を無効にします。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.Performance.Enable |
パフォーマンス計測を有効にします。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A 】 |
debugger.Performance.Get |
パフォーマンス計測の結果を参照します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A 】 |
debugger.Performance.Information |
パフォーマンス計測情報を表示します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.Performance.Set |
パフォーマンス計測の設定を行います。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.PseudoError.Clear |
疑似エラーのエラー状態をクリアします。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.PseudoError.Get |
ECMエラー情報を参照します。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.PseudoError.SetGo
|
疑似エラー条件を設定してプログラムを実行します。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
debugger.Timer.Detail |
条件タイマの計測条件を設定します。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
|
|
4.4 Python関数の引数の追加
以下のPython関数の引数を追加しました。【RH850】
|
引数 |
追加した引数 |
引数説明 |
debugger.DebugTool.Change |
DebugTool.IE850A |
デバッグ・ツールを変更します。【IE850A】 |
|
|
4.5 Python関数の戻り値の追加
以下のPython関数の戻り値を追加しました。【RH850】
|
引数 |
追加した引数 |
引数説明 |
debugger.DebugTool.GetType |
IE850A |
デバッグ・ツールの情報を表示します。 【IE850A】 |
|
|
4.6 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
BankedRegisterInfo |
レジスタ退避バンクの情報を保持します。 |
|
|
4.7 Pythonクラスの対応デバイスの追加
以下のPythonクラスにRL78/G11の対応を追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報を保持します。
【RL78/G10,G11,G12,G13,G14】【シミュレータ】
|
|
|
4.8 Pythonクラスの対応エミュレータの追加
以下のPythonクラスにIE850Aの対応を追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
PerformanceCondition |
パフォーマンス計測の条件を作成します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
PerformanceEventInfo |
パフォーマンス計測イベント情報を保持します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
PerformanceInfo |
パフォーマンス計測情報を保持します。
【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
PseudoErrorCondition |
疑似エラー条件を作成します。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
PseudoErrorInfo |
ECMエラーの情報を保持します。 【E1/E2/E20/Full-spec emulator/IE850A】 |
|
|
5. アップデート・マネージャの機能改善
サーバとの通信をより安全に行う暗号方式に対応しました。
また、アップデート・マネージャのウィンドウを最大化または最小化した状態のサイズが保持される問題を改善しました。
V7.00.00 → V8.00.00の変更点 (2018/11/27)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 RXv3コア搭載マイコン対応
RXファミリのRXv3コアを搭載したデバイスに対応しました。
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 コンパイラ サポートの追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RX V3.00.00
V6.01.00 → V7.00.00の変更点 (2018/7/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 G4MHコア搭載マイコン対応
G4MHコアを搭載したRH850マイコンに対応しました。
CS+上で、次世代のRH850/E2xシリーズなどのシステム開発が可能です。
1.2 最適化性能比較ツールの機能強化
最適化性能比較ツールを起動することで表示される測定結果を文書として保存する機能を追加しました。
文書として保存することにより、異なるプロジェクトの測定結果と比較して最適化の効果の違いを確認するなど、
測定結果をフレキシブルに活用できます。
1.3 スマート・マニュアルの機能強化【RL78】【RX】
スマート・マニュアルがサポートするデバイス一覧を表示する機能を追加しました。
スマート・マニュアルの対応デバイスをCS+上から簡単に確認できます。
スマート・マニュアル機能を使用することにより、エディタ パネルなどでマウスカーソルを移動させるだけで
SFR/IORのレジスタの説明を参照することができます。
1.4 PM+のプロジェクトを開く機能のCソースコンバータ対応追加【RL78】
本機能を使用することで、PM+の78K0RのプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する際の作業を軽減できます。
CS+ for CCでは、PM+の78K0Rのプロジェクトを読み込み、CC-RLコンパイラ用のプロジェクトに変換することができます。
その際、Cソース・ファイルをCC-RL用にコンバートすることもできるため、CC78K0R/RA78K0RからCC-RLへの移行作業を軽減できます。
なお、メモリマップ、SFRのようなデバイスに依存した記述は変換できませんので、手動でRL78ファミリ用の記述に変更してください。
1.5 サンプル・プロジェクトにRX65Nを追加
本バージョンでサンプル・プロジェクトにRX65Nを追加しました。
本機能を使用することで、CS+の使い方をE2 LiteとRenesas Starter Kit for RX65N-2Mを用いた例で体験できます。
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 コンパイラ サポートの追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V2.00.00
- CC-RL V1.07.00
2.2 GHS社製コンパイラのサポート拡充
次のGHS社製コンパイラのサポートを追加しました。
- 2017.1.5
- 2016.5.5
3. I/Oヘッダ生成ツールの機能追加
3.1 配列化の対応
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V2.00.00
- CC-RL V1.07.00
4. デバッグ・ツールの機能改善
4.1 RL78/G14の周辺・消費電流シミュレーション機能の追加【RL78】
RL78/G14の周辺シミュレーション機能と消費電流シミュレーション機能を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、
パソコン上の仮想的な環境だけで周辺機能や消費電流をシミュレーションすることができます。
4.2 書き込み禁止領域への書き込み機能追加【RH850】【シミュレータ】
フラッシュ領域など、書き込み禁止領域にも書き込める機能を追加しました。
本機能により、フラッシュ領域などに配置されたデータを意図的に変更することができますので、
複数パターンの評価をスムーズに実行できるようになります。
4.3 I/Oモジュール選択機能追加【RH850】
デバッグ時に詳細表示するI/Oモジュールを選択する機能を追加しました。
本機能を有効にするには [デバッグ・ツール設定] タブ ⇒ [メモリ] カテゴリ ⇒ [詳細表示するI/O モジュールを選択する] プロパティを
「はい」に選択してください。
[I/O モジュール一覧]プロパティの右端に表示される[...]ボタンをクリックしてオープンする"I/O モジュールの選択ダイアログ"上で選択します。
本機能により、IORパネルから所望のI/Oを容易に迅速に参照できるようになります。
4.4 ホット・プラグイン接続を使用する場合の注意事項の解除【RX】
次の注意事項を解除しました。
- RX64M、RX65N、RX651 および RX71M グループで CS+を使用し、ターゲット・ボートに対してホット・ プラグイン接続を行った場合、
接続後のデバッグができません。
4.5 256KB 以上のデータフラッシュ領域の消去を行う場合の注意事項の解除【RH850】
次の注意事項を解除しました。
- 256KB 以上のデータフラッシュ領域の消去を伴う操作を行ったとき、データフラッシュ領域の消去ができません。
5. Pythonコンソールの機能追加
5.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
build.Compile.AdditionalOptions |
追加するコンパイル・オプションの設定/参照 |
build.Link.AdditionalOptions |
追加するリンク・オプションの設定/参照。 |
debugger.Option.ResetMask |
RESET信号をマスクするかどうかの設定/参照 |
|
|
5.2 Python関数の対応デバイスの追加
以下のPython関数にRL78/G14の対応を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.CurrentConsumption.Clear |
消費電流データをクリアします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13, RL78/G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Disable |
消費電流データの取得を無効にします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13, RL78/G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Enable |
消費電流データの取得を有効にします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13, RL78/G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Get |
取得した消費電流データの最大電流と平均電流を表示します。 【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13, RL78/G14】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Information |
消費電流データ取得の情報を表示します。 【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報(debugger.CurrentConsumption.Get 関数の戻り値)を保持します。 【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13, RL78/G14】【シミュレータ】 |
|
|
5.3 Python関数の引数の追加
以下のPython関数の引数を追加しました。(RH850ファミリ)
|
引数 |
追加した引数 |
引数説明 |
debugger.Interrupt.OccurFE |
feVectorType |
FEレベルの割り込みを発生させます。 【シミュレータ】 |
|
|
V6.00.00 → V6.01.00の変更点 (2018/1/22)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 サポートエミュレータの追加
これにより、新しいエミュレータを使用してプログラム開発が可能となります。
- E2エミュレータ【RX】
1.2 新たなソリューションの提供
CS+では、従来の開発環境の基本的な機能だけではなく、
よりお客様のアプリケーションに近いレベルで開発いただけるように各種ソリューションを用意していきます。
本バージョンで追加したソリューションは次の通りです。ソリューション一覧パネルからも選択できます。
- 消費電流チューニングソリューション(対象:RXファミリ、E2エミュレータ)
RL78ファミリに加えて、本バージョンではRXファミリを追加しました。
本機能を使用することで、電流計を使わずにシステム電流を簡単に測定できます。
また、各種条件により異常電流を検出し、プログラムの停止が可能です。
ブレークポイント感覚で使用できる通過ポイントにより、プログラム動作と消費電流の変化の関係を見える化し、
消費電流チューニングの作業期間を短縮します。
1.3 コンパイラ評価サービス連携機能の追加
本バージョンで、スマート・レポート機能の項目に、「コンパイラ評価サービス用ビルド・ツール情報」を追加し、
コンパイラ評価サービス用のオプション情報を出力する様にしました。
本機能を使用することで、コンパイラ評価サービス利用時に提示するオプション情報をまとめる手間を軽減します。
1.4 スマート・マニュアル機能の強化(対象:RXファミリ、RL78ファミリ)
本バージョンで、次の2つの機能を追加しました。
これにより、スマート・マニュアルパネル上で、参照できる説明が増え、コーディング時に説明を探す手間を軽減します。
- コード生成機能で生成されるAPI関数の説明の表示機能の追加
エディタ パネル上で、コード生成機能で生成されるAPI関数にマウスカーソルをあてると、
API関数の説明を表示する機能を追加しました。
- 逆アセンブル パネルの機能強化
逆アセンブル パネル上の、命令の中にSFR名が表示されている場合に、そのSFR名にマウスカーソルをあてると、
SFRの説明を表示する機能を追加しました。
1.5 スマート・ブラウザのコンテキスト・ヘルプ機能の追加
本バージョンで、コンテキスト・ヘルプタブを追加しました。
本機能を使用することで、メイン・プロジェクト作成時、アクティブ・プロジェクト変更時、デバッグ・ツール接続時などに、
現在の作業に役立つルネサスWebサイト上の最新情報を、Webブラウザを使用することなく表示することが可能です。
また、エラーダイアログで表示されたエラーに関連するFAQや、かふぇルネの投稿などを自動で検索し、問題解決に導きます。
1.6 ライセンス・マネージャ起動メニューの追加
本バージョンで、[ヘルプ]-[ライセンス・マネージャを起動する]メニューを追加しました。
本機能を使用することで、ライセンス・マネージャをCS+上から起動することが可能です。
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 コンパイラ サポートの追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V1.07.00
- CC-RX V2.08.00
- CC-RL V1.06.00
3. デバッグ・ツールの機能改善
3.1 RL78 ファミリでのE2 エミュレータ使用に関する注意事項の解除(RL78、E2)
次の注意事項を解除しました。
(1) 通信エラーが発生し、デバッガからE2 エミュレータへ接続ができません。
発生条件:
以下の条件をすべて満たすときに発生します。
- 条件 1-1:RL78/G12、RL78/G11、RL78/G10 グループを使用している。
- 条件 1-2:ポート/リセット兼用端子をポート機能として使用する設定にしている。
(オプションバイトのPORTSELB を“0”に設定している。)
- 条件 1-3:外部電源からユーザシステムへ電源供給している。
(2) (1)に該当せずにE2 エミュレータへの接続が成功し、
エミュレータデバッガからE2エミュレータへ接続した瞬間から約10msの間、
マイコンに書き込まれているプログラムがリセットベクタから動作します。
発生条件:
以下の条件をすべて満たすときに発生します。
- 条件 2-1:RL78 ファミリを使用している。
- 条件 2-2:外部電源からユーザシステムへ電源供給している。
3.2 RL78ファミリでの消費電流測定ツール QE for Current Consumption 使用に関する注意事項の解除(対象:RL78ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- 消費電流測定中に、ユーザシステムの消費電流値が 0.5mA 以下の場合、測定結果の電流値が不正に大きな値となり、
電流値の波形も正しく表示されない場合があります。
3.3 デバッグ時のエディタ・パネルと逆アセンブル・パネルに関する注意事項の解除(対象:RL78ファミリ、RH850ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- エディタ・パネルにおいてブレークポイントの設定や解除等のデバッグ操作を行ったとき、
エラー(E0200010)が発生する場合があります。
- 逆アセンブル・パネルを開いたとき、エラー(E0200001)が発生する場合と、X (バッテン印)が表示される場合があります。
3.4 absファイルのダウンロード時の注意事項の解除(対象:RXファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- absファイルのダウンロード時にエラー(E0200001)が発生し、
逆アセンブル・パネルにX(バッテン印)が表示される場合があります。
- absファイルのダウンロード後にアセンブラソース・パネルのアドレス列が表示されず、
ソース行に対するデバッグ操作ができない場合があります。
3.5 CC-RH およびCC-RL 使用時のファイル内スタティック変数および
ファイル内スタティック関数のシンボルの情報取得に関する改善 (対象:RL78ファミリ、RH850ファミリ)
次の点を改善しました。
- CC-RH およびCC-RL 使用時のファイル内スタティック変数およびファイル内スタティック関数の
シンボルの情報取得に関する注意事項
発生条件:
- 以下の条件をすべて満たす場合、プログラム実行の開始に失敗します。
- [デバッグ・ツール設定]タブ[マルチコア]カテゴリ[デバッグ・モード]プロパティで
"非同期デバッグ・モード"を選択
- いずれかのCPUがすでにプログラム実行中
- 停止中のコアをデバッグ対象
3.6 RH850マルチコアデバイスデバッグ時のソフトウェア・トレースのタイムスタンプ値の改善(対象: RH850ファミリ)
次の点を改善しました。
- デバッグ対象ではないコアで取得したソフトウェア・トレースのタイムスタンプ値が正しくない場合があります。
V5.00.00 → V6.00.00の変更点 (2017/7/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 サポートエミュレータの追加
これにより、新しいエミュレータを使用してプログラム開発が可能となります。
- E2エミュレータ【RL78】
1.2 サポートWindowsの削除
本バージョンより、Windows Vista のサポートを削除しました。
1.3 新たなソリューションの提供
CS+では、従来の開発環境の基本的な機能だけではなく、よりお客様のアプリケーションに近いレベルで開発いただけるように
各種ソリューションを用意していきます。
本バージョンで追加したソリューションは次の通りです。ソリューション一覧パネルからも選択できます。
- CAN通信時間計測ソリューション(対象:RH850ファミリ、E2エミュレータ)
本機能を使用することで、CAN通信において重要な、応答時間の測定を簡単に行うことができます。
また、応答時間が設計値に収まらない時にプログラムを停止させることも可能です。
停止後にトレースデータや、CAN通信の履歴を確認することで、問題の早期解決に役立ちます。
- 消費電流チューニングソリューション(対象:RL78ファミリ、E2エミュレータ)
本機能を使用することで、電流計を使わずにシステム電流を簡単に測定できます。
また、各種条件により異常電流を検出し、プログラムの停止が可能です。
ブレークポイント感覚で使用できる通過ポイントにより、プログラム動作と消費電流の変化の関係を見える化し、
消費電流チューニングの作業期間を短縮します。
- スマート・マニュアル(対象:RL78ファミリ、RXファミリ)
本機能を使用することで、エディタ パネルやSFR/IORパネルで表示されているレジスタの説明を、
簡単に参照することができます。
また、スマート・マニュアル パネル上で、任意のレジスタの説明やハードウェア・マニュアルを表示することもできます。
1.4 スマート・ブラウザのお知らせ機能の追加
本機能を使用することで、開発ツールの便利な使い方の最新情報を直接表示できます。
本バージョンでお知らせ タブを追加しました。
このタブでは、開発ツールのお知らせ(便利な使い方)やコミュニティの情報を表示します。
1.5 プラグインの読み込みデフォルト設定の変更
プラグイン管理ダイアログ中の追加機能のプラグインをデフォルトで読み込む設定にしました。
CS+を初めてインストールして、初めて起動する際に、このデフォルト設定の内容で、動作します。
1.6 プロジェクト作成機能のCソースコンバータ対応追加(対象:RL78ファミリ)
本機能を使用することで、CS+ for CA,CXのCA78K0のプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する際の
作業が軽減されます。
CA78K0コンパイラ用プロジェクトは、そのファイル構成を流用してプロジェクトを作成することにより、
CC-RLコンパイラ用のプロジェクトに変換することができます。
プロジェクトを作成する際、Cソース・ファイルをCC-RL用にコンバートすることもできるため、
CA78K0からCC-RLへの移行作業を軽減できます。
なお、メモリマップ、SFR およびアセンブラ命令のようなデバイスに依存した記述は変換できませんので、
手動でRL78ファミリ用の記述に変更してください。
1.7 PM+のプロジェクトを開く機能のCソースコンバータ対応追加(対象:RL78ファミリ)
本機能を使用することで、エディタ パネルやSFR/IORパネルで表示されているレジスタの説明を、
簡単に参照することができます。
また、スマート・マニュアル パネル上で、任意のレジスタの説明やハードウェア・マニュアルを表示することもできます。
なお、メモリマップ、SFR およびアセンブラ命令のようなデバイスに依存した記述は変換できませんので、
手動でRL78ファミリ用の記述に変更してください。
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 コンパイラ サポートの追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V1.06.00
- CC-RX V2.07.00
- CC-RL V1.05.00
3. 設計ツールの機能追加
3.1 スマート・コンフィグレータとの連携機能追加(対象:RXファミリ)
スマート・コンフィグレータは、ドライバの周辺機能設定やミドルウェアの組み込み、端子配置機能を持った
GUIベースのツールです。
ルネサスマイコンに最適なソースコードの出力、FITモジュールの組み合わせが可能です。
本機能を使用するには、スマート・コンフィグレータ V1.02 以上を別にインストールする必要があります。
4. デバッグ・ツールの機能改善
4.1 エディタ・パネルのカレントPC行強調表示機能の強化
ロード・モジュール内の情報に複数の同名ソース・ファイルがある場合の、カレントPC行の強調表示を強化しました。
ただし、別のフォルダや別のPCで作成したプロジェクトをデバッグする場合で、ロード・モジュールの相対パス情報と
プロジェクト・ツリーのパス情報が一致しない場合、PC行の強調表示が行われないことがあります。
その場合は、オプション ダイアログのデバッグ カテゴリの「同名ソース・ファイルを相対パスで区別しない」の
チェックボックスをチェックしてください。
4.2 アセンブラソースへのブレーク設定に関する注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- アセンブラソースにブレークが設定できない。
- 同じ範囲の逆アセンブル・パネルでもブレークポイントが設定できない。
- 同名ラベルがあると異なるファイルにブレークポイントが設定される場合がある
発生条件:
以下の条件をすべて満たすときに発生します。
- 複数のロード・モジュールをダウンロードする。
- アセンブラソースの先頭にデータを定義している。
- ファイル内に複数のテキストセクションがある。
- 複数のロード・モジュールでデータ領域のアドレス範囲が重なっている。
4.3 ソースパネルでのアドレス表示およびブレーク設定に関する注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- CC-ソースパネルにアドレスが表示されない
- ソースパネルでブレークポイントが設定できない。
発生条件:
- ダウンロードプロパティにおいて、オブジェクトもシンボルもダウンロードしない設定にしている。
4.4 消費電流シミュレーションのグラフ表示機能の追加(対象:RL78ファミリ)
本機能を使用することで、消費電流シミュレーションの結果を簡単に確認することができます。
消費電流シミュレーション機能の測定結果の電流値を、グラフ表示する機能を追加しました。
4.5 RL78/G12の消費電流シミュレーション機能の追加(対象:RL78ファミリ)
RL78/G12の周辺シミュレーション機能に消費電流シミュレーション機能を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、消費電流をシミュレーションすることが可能となります。
4.6 Run-Break時間の改善(対象:RL78ファミリ、E1エミュレータ、E2エミュレータLite、E20エミュレータ)
Run-Break時間の表示を改善しました。
4.7 RL78ファミリでの中速オンチップ・オシレータ使用時のオンチップデバッギングエミュレータ使用に関する注意事項の解除
(対象:RL78ファミリ、E1エミュレータ、E2エミュレータLite、E20エミュレータ)
次の注意事項を解除しました。
- CPUクロックが高速システム・クロック、低速オンチップ・オシレータ、サブシステム・クロックのいずれかで動作中に、
以下の条件をすべて満たした状態でプログラムを停止した場合、エミュレータとマイコン間に通信エラーが発生し、
デバッグ・ツールが正常に動作しなくなります。
・条件1:メイン・オンチップ・オシレータ・クロックに中速オンチップ・オシレータ・クロックを 選択している。
(マイコンのシステム・クロック制御レジスタ (CKC) のbit0 (MCM1) を"1"に設定)
・条件2:中速オンチップ・オシレータ・クロックを停止している。
(マイコンのクロック動作ステータス制御レジスタ(CSC)のbit1 (MIOEN) を"0"に設定)
4.8 CS+用RXファミリデバイス依存情報の使用上の注意事項の解除
(対象:RXファミリ、E1エミュレータ、E2エミュレータLite、E20エミュレータ、シミュレータ)
次の注意事項を解除しました。
- RX113グループ使用時、CS+のIOパネルとウォッチパネルにおいて、以下の13のI/Oレジスタを表示した場合、
値が正しく表示されず書き込みもできない場合があります。
CTSUSSC、FSCMR、OCSR1、ICSR3、SBYCR、SCKCR3、CKOCR、INTENB0、
PIPE1TRE、PIPE2TRE、PIPE3TRE、PIPE4TRE、PIPE5TRE
4.9 オーバーレイ・セクションを含むロード・モジュールをデバッグする際の注意事項の解除(対象:RXファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- オーバーレイ・セクションを使用しているプログラムのabsファイルをダウンロードしたときに
CS+が強制終了してしまう場合がある。
4.10 ソフトウェア・トレース(LPD)機能の追加(対象:RH850ファミリ、E2エミュレータ)
RH850ファミリのトレース機能にソフトウェア・トレース(LPD)機能を追加しました。
本機能を使用することで、トレースメモリを実装していないマイコン含め、RH850ファミリ全てで
ソフトウェア・トレース情報が取得可能となります。
4.11 ソフトウェア・トレースのタイムスタンプ値の注意事項の解除
(対象:RH850ファミリ、E1エミュレータ、E20エミュレータ、フルエミュレータ)
次の注意事項を解除しました。
- トレースパネルが前面で、かつ、ソフトウェア・トレース取得時、最初のタイムスタンプが ”0” にならない場合がありました。
4.12 CC-RH およびCC-RL 使用時のファイル内スタティック変数およびファイル内スタティック関数の
シンボルの情報取得に関する注意事項の解除(対象:RL78ファミリ、RH850ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- CC-RH およびCC-RL 使用時のファイル内スタティック変数およびファイル内スタティック関数のシンボルの
情報取得に関する注意事項
5. Pythonコンソールの機能追加
5.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。(RH850ファミリ、E2エミュレータ)
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Delete |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)を削除します。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Disable |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)を無効にします。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Enable |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)を有効にします。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Get |
指定したフレーム数分のソフトウェア・トレース(LPD 出力)・データを参照します。
また、取得したソフトウェア・トレース(LPD 出力)・データをファイルに出力します。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Information |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)情報を表示します。 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Set |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)を設定します。 |
|
|
5.2 Python関数の対応デバイスの追加
以下のPython関数にRL78/G12の対応を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.CurrentConsumption.Clear |
消費電流データをクリアします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Disable |
消費電流データの取得を無効にします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Enable |
消費電流データの取得を有効にします。
【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Get |
取得した消費電流データの最大電流と平均電流を表示します。 【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Information |
消費電流データ取得の情報を表示します。 【RL78/G10, RL78/G12, RL78/G13】【シミュレータ】 |
|
|
5.3 Python関数の引数の追加
以下のPython関数の引数を追加しました。(RH850ファミリ)
|
引数 |
追加した引数 |
引数説明 |
project.Create |
ProjectKind.RV850 |
RV850 用プロジェクト |
|
|
5.4 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。(RH850ファミリ、E2エミュレータ)
|
クラス名 |
機能概要 |
SoftwareTraceLPDEventInfo |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)・イベント情報を保持します。 |
|
|
5.5 Pythonクラスの対応デバイスの追加
以下のPythonクラスにRL78/G12の対応を追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報を保持します。
【RL78/G10, RL78/G12,RL78/G13】【シミュレータ】 |
|
|
5.6 Pythonプロパティ(デバッグ・ツール用)の追加
以下のPythonプロパティ(デバッグ・ツール用)を追加しました。
|
プロパティ名 |
機能概要 |
debugger.DebugTool.SerialNumber |
エミュレータのシリアル番号を設定/参照します。 |
debugger.DebugTool.SerialNumberList |
エミュレータのシリアル番号の一覧を参照します。 |
debugger.Option.SupplyPower |
エミュレータから電源供給するかどうかを設定します。【E1】【E2】【E2 Lite】 |
debugger.Option.SupplyPowerVoltage |
エミュレータから供給する電圧値を設定します。【E1】【E2】 |
debugger.SoftwareTraceLPD.PEList |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)を使用可能なPE 番号の一覧を参照します。【RH850】【E2】 |
debugger.SoftwareTraceLPD.Priority |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)・データを取得する際の優先度を設定/参照します。【RH850】【E2】 |
debugger.SoftwareTraceLPD.RecordingMode |
ソフトウェア・トレース(LPD 出力)の記録メモリを使い切った後の動作を設定/参照します。【RH850】【E2】 |
|
|
5.7 消費電流データをXMLファイルに出力する機能の強化
消費電流シミュレーションのグラフ表示機能の追加に伴い、debugger.CurrentConsumption.Get関数で保存するXMLファイルの内容を
追加、変更しました。(RL78ファミリ)
- 周辺機能番号の定義
・周辺機能名を日本語/英語で出力するように変更
- 消費電流 変化点毎に出力するフレームの内容
・消費電流の変化が起きたときのアドレスを追加
・時間出力を「前フレームからの経過時間」から「計測開始時からの累積時間」に変更
V4.01.00 → V5.00.00の変更点 (2017/1/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 サポートエミュレータの追加
これにより、新しいエミュレータを使用してプログラム開発が可能となります。
- E2エミュレータLite【RX、RL78】(対象:RXファミリ、RL78ファミリ)
1.2 プロジェクト流用機能の改善
RL78、78K0R用コンパイラCA78K0R用のプロジェクトを流用して、RL78ファミリ用CコンパイラCC-RL用のプロジェクトを作成する際に、
ソースコンバータを実行することが可能です。
本バージョンから、プロジェクト生成時に自動で生成されるファイルをソースコンバータの対象から除外しました。
これにより、プロジェクト作成時の自動生成されたファイルの先頭にソースコンバータのコメントが出力されなくなります。
1.3 MyRenesasログイン機能の強化
Proxy認証環境でCS+を使用している場合でも、MyRenesasにログインできるようにしました。
これにより、MyRenesasにログインして使用する機能(スマート・ブラウザー)を、Proxy認証環境でも使用することが可能となります。
1.4 RI850V4 V2とCS+ for CCを使用した場合の注意事項の解除(対象:RH850ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- RI850V4 V2が正常に動作しない注意事項
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 コンパイラ サポートの追加
次のコンパイラのサポートを追加しました。
- CC-RH V1.05.00
- CC-RX V2.06.00
- CC-RL V1.04.00
3. デバッグ・ツールの機能改善
3.1 RL78/G10の消費電流シミュレーション機能の追加(対象:RL78ファミリ)
RL78/G10の周辺シミュレーション機能に消費電流シミュレーション機能を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、消費電流をシミュレーションすることが可能となります。
消費電流シミュレーションの結果は、Python関数を使用して確認します。
3.2 RL78/G12の周辺シミュレーション機能の追加(対象:RL78ファミリ)
RL78/G12の周辺シミュレーション機能を追加しました。
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、疑似的にマイコンの動作を確認することが可能となります。
3.3 RL78/G12 グループ用IECUBEのP125/KR1/SI01/RESET端子、P11/ANI17/SI00/RxD0/SDA00端子に関する注意事項の解除
(対象:RL78ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
(1) P125/KR1/SI01/RESET端子
P125/KR1/SI01/RESET機能として使用した場合、常に内蔵プルアップ抵抗が無効になります。
(2) P11/ANI17/SI00/RxD0/SDA00端子
P11/SI00/RxD0/SDA00機能として使用できません。
3.4 トレース・データ出力の改善(対象:RL78 IECUBE、シミュレータ)(対象:RH850 シミュレータ)
大量のトレース・データを出力する場合の処理を改善しました。
4. Pythonコンソールの機能追加
4.1 Python関数の対応デバイスの追加
以下のPython関数にRL78/G10の対応を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.CurrentConsumption.Clear |
消費電流データをクリアします。【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Disable |
消費電流データの取得を無効にします。【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Enable |
消費電流データの取得を有効にします。【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Get |
取得した消費電流データの最大電流と平均電流を表示します。【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Information |
消費電流データ取得の情報を表示します。【シミュレータ】 |
|
|
4.2 Python関数の引数、戻り値の追加
debugger.DebugTool.Change関数の引数を追加しました。
|
引数 |
引数説明 |
DebugTool.E2Lite |
E2エミュレータLite |
|
|
debugger.DebugTool.GetType関数の戻り値を追加しました。
|
戻り値 |
戻り値説明 |
E2Lite |
E2エミュレータLite |
|
|
4.3 Pythonクラスの対応デバイスの追加
以下のPythonクラスにRL78/G10の対応を追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報を保持します。【シミュレータ】 |
|
|
4.4 Pythonプロパティ(デバッグ・ツール用)の追加
以下のPythonプロパティ(デバッグ・ツール用)を追加しました。
|
プロパティ名 |
機能概要 |
debugger.Option.AccumulateTraceTime |
トレース・タイム・タグを積算するかどうかを設定します。【シミュレータ】 |
debugger.Option.TraceBranchPC |
プログラム実行中に発生した分岐元/分岐先の命令のPC値をトレース・データとして収集するかどうかを設定します。 |
debugger.Option.TraceDataAccess |
プログラム実行中に成立したアクセス系イベントのデータ情報をトレース・データとして収集するかどうかを設定します。 |
|
|
4.5 Pythonプロパティの名称の変更
以下のPythonプロパティ(デバッグ・ツール用)の名称を変更しました。
|
変更前 |
変更後 |
PerformanceItem.IfuFetchRequestHit |
PerformanceItem.CpuFetchRequestHit |
PerformanceItem.IfuFetchRequest |
PerformanceItem.CpuFetchRequest |
|
|
5. I/Oヘッダ生成・ツールの機能追加
5.1 生成ファイルのコメント分割機能の追加(対象:RH850ファミリ)
生成したファイルに出力していた「IOR List」のコメントを、別ファイルに出力する機能を追加しました。
これにより、生成するファイルのサイズを小さくすることができます。
5.2 指定デバイスのマクロ生成機能の追加(対象:RL78ファミリ)
指定したデバイス依存情報ファイルに応じたマクロ名を定義する機能を追加しました。
このマクロ名は、RL78、78K0R用CコンパイラCA78K0Rで定義されていたマクロ名と同じです。
これにより、CA78K0Rコンパイラ用に作成していたソース・ファイルをRL78ファミリ用CコンパイラCC-RL用に移植する作業を
軽減できます。
V4.00.00 → V4.01.00の変更点 (2016/10/5)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 動作環境の変更
Windows10のシステム要件が変更になったため、本バージョンより、CS+の動作環境のホストマシンの
メイン・メモリを次のように変更しました。
(変更前)1Gバイト以上(64ビット版のWindowsは2Gバイト以上)、推奨2Gバイト以上
(変更後)1Gバイト以上(Windows 10、および64ビット版のWindowsは2Gバイト以上)、推奨2Gバイト以上
1.2 サポートInternet Explorer変更
本バージョンより、サポートするInternet Explorer を次のように変更しました。
(変更前)Internet Explorer 7以上
(変更後)Internet Explorer 9以上
1.3 新たなソリューションの提供
CS+では、従来の開発環境の基本的な機能だけではなく、よりお客様のアプリケーションに近いレベルで開発いただけるように
各種ソリューションを用意していきます。
本バージョンで追加したソリューションは次の通りです。ソリューション一覧パネルからも選択できます。
- スマート・ブラウザー
- スマート・レポート
1.4 スマート・ブラウザー機能の追加
本機能を使用することで、ユーザーズ・マニュアルからサンプルまで直接表示できます。
アクティブ・プロジェクトの使用デバイスに関するドキュメント(ユーザーズ・マニュアル、テクニカル・アップデート、
アプリケーション・ノート、ツール・ニュース)の表示、およびアプリケーション・ノートに付属するサンプル・コードの
ダウンロードを行うことが可能となります。
1.5 スマート・レポート機能の追加
本機能を使用することで、プログラムのソース一覧、ビルド・オプション設定、関数と変数の各種情報、カバレッジ率など、
品質に関わる情報を一括で出力できます。
出力する項目と、出力形式を選択することにより、一括でそれぞれのファイルに保存することが可能となります。
対応している項目は次の通りです。
- プロジェクト・ツリー
- 依存関係情報
- ビルド時の品質記録情報
- [プロパティ]の表示内容
- メモリ・マッピング・プロファイル結果
- 関数一覧
- 変数一覧
- 解析グラフ
- コール・グラフ
- 関数変数アクセス表
1.6 プロジェクト作成機能のCソースコンバータ対応追加(対象:RL78ファミリのみ)
本機能を使用することで、CA78K0RのプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する際の作業が軽減されます。
CA78K0Rコンパイラ用プロジェクトは、そのファイル構成を流用してプロジェクトを作成することにより、
CC-RLコンパイラ用のプロジェクトに変換することができます。プロジェクトを作成する際、ソース・ファイルを
CC-RL用にコンバートすることもできるため、ビルド・ツールに依存するソース記述を行う必要がありません。
1.7 最適化性能比較ツールの強化
本機能を使用することで、現在の設定と最適化した場合の、コードサイズ、実行速度の比較が可能となります。
本バージョンでは、測定結果として「現在のビルド・モードのオプション」での結果も表示/比較する機能を追加しました。
1.8 チェック・ボックス選択機能の強化
本機能を使用することで、複数のチェック・ボックスを選択する操作が簡単になります。
本バージョンでは、チェック・ボックスの上にマウスカーソルを移動した際に、チェック・ボックスをまとめて
操作する機能を追加しました。
|
|
すべてのチェック・ボックスを選択します。 |
|
すべてのチェック・ボックスの選択を解除します。 |
|
すべてのチェック・ボックスの選択状態を反転します。 |
|
|
1.9 色設定機能の強化
本機能の強化により、CS+画面上の色の設定を、より使いやすいように変更することが可能となります。
本バージョンでは、エディタ パネルの色の設定(文字の色や背景色など)を他のパネルと独立して設定する機能を
追加しました。
1.10 ヘルプ機能の強化
本機能の強化により、アップデート版をインストールすることなく、最新のヘルプファイルを参照できるようになります。
本バージョンより、ヘルプのアクセス先を、次の2つのいずれかを選択できるようにしました。
|
オンライン : |
Webブラウザでオンライン上のヘルプを表示します |
オフライン : |
パソコンにインストールされたヘルプファイルを表示します(従来方式) |
|
|
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 Green Hills Software, Inc.製ビルド・ツールのサポートの追加
本機能を使用することで、Green Hills Software, Inc.製のコンパイラを使用して、ビルドすることが可能となります。
本バージョンでは、Green Hills Software, Inc.製のコンパイラを使用するプロジェクトを作成する機能、
Green Hills Software, Inc.製のコンパイラのオプションを設定する機能を追加しました。
なお、Green Hills Software, Inc.製のコンパイラは、別途、Green Hills Software, Inc.の代理店から
ご購入していただく必要があります。
2.2 CC-RHプロジェクトの使用上の注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- V4.00.00 およびV4.00.01 でRH850 コンパイラ(CC-RH) V1.02.00 を使用する際の注意事項
3. デバッグ・ツールの機能追加
3.1 RL78/G13の消費電流シミュレーション機能の追加 (対象:RL78ファミリ)
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、消費電流をシミュレーションすることが可能となります。
本バージョンでは、RL78/13の周辺シミュレーション機能に消費電流シミュレーション機能を追加しました。
消費電流シミュレーションの結果は、Python関数を使用して確認します
3.2 排他制御チェックツールのシミュレーション機能の対応(対象:RH850ファミリ)
本機能を使用することで、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、特定の区間(例:割り込み許可区間)に、
メモリを変更していないかを簡単に検出する事ができます。
本バージョンでは、排他制御チェックツールの機能を、シミュレータでも動作するようにしました。
3.3 RL78ファミリでのサブシステム・クロック動作時のオンチップデバッギングエミュレータ使用に関する
注意事項の解除(対象:RL78ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- デバッグ・ツールのプロパティ パネルの[接続用設定]タブで、[クロック]→[モニタ・クロック]を
“システム”に設定し、サブシステム・クロック動作中にプログラムを停止した場合、エミュレータと
マイコン間に通信エラーが発生し、デバッグ・ツールが正常に動作しなくなります。
3.4 ダウンロード可能となるGHSコンパイラのバージョンを追加(対象:RH850ファミリ)
CS+にてダウンロード可能となるGHSコンパイラのバージョンを追加しました。
- Ver.2015.1.7
- Ver.2015.1.5
- Ver.2014.1.7
3.5 E1/E20エミュレータにおけるトレース取得の変更(対象:RH850ファミリ)
デバイスのユーザーズマニュアル ハードウェア編に記載されている通りにトレースメモリが実装しているマイコンは
トレース取得可能で、トレースメモリが実装されていないマイコンはトレース取得不可能になりました。
3.6 RH850/P1MグループのPiggyBoardの選択を追加(対象:RH850ファミリ)
H850/P1Mグループのデバッグ時にPiggyBack boardの使用有無が選択可能となりました。
3.7 RX71M シリーズをデバッグする場合に[トレース・データ種別]の設定を行うときの注意事項の解除(対象:RXファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- RX71M シリーズをデバッグする時に、デバッグ・ツール接続前に下記選択を行ない、デバッグ・ツールに接続しても
“分岐”のトレースしか取得できません。
デバッグ・ツールのプロパティパネルの[デバッグ・ツール設定]タブの
[トレース]→[トレース・データ種別]で“分岐+データアクセス”または“データアクセス”を選択
4. Pythonコンソールの機能追加
4.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.CurrentConsumption.Clear |
消費電流データをクリアします。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Disable |
消費電流データの取得を無効にします。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Enable |
消費電流データの取得を有効にします。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Get |
取得した消費電流データの最大電流と平均電流を表示します。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.CurrentConsumption.Information |
消費電流データ取得の情報を表示します。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
debugger.PseudoError.Clear
| 疑似エラーのエラー状態をクリアします。【RH850】【E1/E20/Full-spec emulator】
|
|
|
4.2 Python関数の引数の追加
以下のPython関数の引数を追加しました。(対象:RH850ファミリ)
|
関数名 |
追加した引数 |
引数説明 |
project.Create |
ProjectKind.GHSCCProject |
既存のGreen Hills Software, Inc.製プロジェクト・ファイルを使用したCS+ のプロジェクト |
Compiler.GHSCC |
Green Hills Software, Inc.製のコンパイラを使用します。 |
|
|
4.3 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
CurrentConsumptionInfo |
消費電流データの情報を保持します。【RL78/G13】【シミュレータ】 |
ProcessorElement |
マルチコアの場合、PE 番号が格納されます。【RH850】【E1/E20/Full-spec emulator】 |
debugger.Option.AccessDuringExecution |
実行中にメモリ領域にアクセスするかどうかを設定します。【RH850】【E1/E20/Full-spec emulator】 |
debugger.Option.MainClockFrequency |
メイン・クロック周波数をKHz 単位(数値)で設定します。【RX シミュレータ以外】 |
debugger.Option.TracePriority |
トレース・データを取得する際の優先度を設定します。【RH850】【E1/E20/Full-spec emulator】 |
debugger.Option.TraceTarget |
トレースを取得する対象を設定します。【RH850】【E1/E20/Full-spec emulator】 |
|
|
V3.03.00 → V4.00.00の変更点 (2016/4/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 サポートWindowsの変更
本バージョンより、Windows 8のサポートを終了しました。
引き続きCS+をご使用いただく場合には、Windows 8 からWindows 8.1への移行をご検討ください。
1.2 .NET Frameworkのバージョン変更
CS+の動作環境であるMicrosoft社製の.NET Frameworkのバージョンを変更しました。
(変更前)Microsoft .NET Framework 4
(変更後)Microsoft .NET Framework 4.5.2
1.3 新たなソリューションの提供
本バージョンより、従来の開発環境の基本的な機能だけではなく、よりお客様のアプリケーションに近いレベルで
開発いただけるように各種ソリューションを用意していきます。
本バージョンで追加したソリューションは次の通りです。ソリューション一覧パネルからも選択できます。
- 疑似エラー・デバッグ(対象:RH850ファミリ)
お客様のシステム上では発生させることが困難なエラーを疑似的に発生させることで、
エラー発生時のリセットやハンドラ、またはそこから呼び出される関数のプログラム動作の確認やデバッグを行うことが
可能となります。
- CAN 受信デバッグ(対象:RH850ファミリ)
RS-CAN のチャネル間通信機能を使い任意のチャネルに対し連続でCAN のフレームを送信することで、
任意のチャネルの受信処理のデバッグを簡単に行うことが可能となります。
- 排他制御チェック・ツール(対象:RH850ファミリ)
排他制御期間外に変数にアクセスしている関数がないかどうかをチェックが可能となります。
(RH850ファミリ用コンパイラCC-RH V1.04.00以上が必要です。)
1.4 最適化性能比較ツールの追加
本ビルド・ツールのサイズ優先最適化や、スピード優先最適化を適用した場合のROM サイズや実行速度を計測、比較する機能を
追加しました。
これにより、サイズ優先最適化を指定した場合や、スピード優先の最適化を指定した場合の、ROMのサイズや実行速度を簡単に
比較することが可能となります。指定するオプションを検討する際にご使用ください。
1.5 関数変数アクセス表 機能の追加
変数がどの関数から何回アクセス(リード、ライト)されているのかの情報を直交表形式で一覧表示する機能を追加しました。
これにより、例えばフラグ変数のへのアクセスが正しく行われているか、ペアでアクセスされているかどうかなどを簡単に
確認することができます。
1.6 一覧パネルの機能強化
エラー一覧パネルにて、コンパイラが出力するMISRA-Cルールチェックのメッセージを表示する機能を追加しました。
これにより、エラー、ワーニングのメッセージだけではなく、MISRA-Cルールチェックに関するメッセージも、ひとつの画面で
簡単に確認することが可能となります。
1.7 詳細バージョン情報ダイアログの改善
詳細バージョン情報ダイアログのビルド・ツール情報にて、プラグインのバージョン表示を見直しました。
(変更前) ビルド・ツール情報
* <ツール名>
*バージョン
<バージョン>
*コンパイラ・パッケージのバージョン
<バージョン>
(変更後) ビルド・ツール情報
* <ツール名>
*プラグイン(*.dll)のバージョン
<バージョン>
*コンパイラ・パッケージのバージョン
<バージョン>
1.8 CS+ コマンドラインオプションの追加
コマンドライン(Windows のコマンド・プロンプトなど)からCS+を実行する際のオプションに、
共通プロジェクト・ファイル(*.rcpe)を出力する /cveオプションを追加しました。
これにより、CS+のメイン・ウインドウを表示せずに、共通プロジェクト・ファイルを作成することが可能となります。
共通プロジェクト・ファイル(*.rcpe)はCS+ で出力し、対応するe2 studio で読み込むことのできる
プロジェクト・ファイルです。
共通プロジェクト・ファイル(*.rcpe)を読み込むには、e2 studio のインポート機能を使用します。
1.9 MyRenesasとの連携機能の追加
MyRenesasにログインする機能を追加しました。 また、当社製品に関する情報を、許可いただいた範囲内で
収集する機能を追加しました(収集に同意いただいた場合に有効となる機能です)。
セキュリティソフトから通信に関する警告を受ける場合がありますが、警告内容を確認後に通信を許可していただくよう
お願いします。
今後の当社からのより良い製品・サービスの提供のため、ご協力をお願いいたします。
2. ビルド・ツールの機能追加
2.1 バッチビルドの使用上の注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- バッチビルドは複数のビルド・モードをまとめてビルドする機能ですが、個々のビルドが成功していても
バッチビルドでエラーと表示する場合があります。
なお、個々のビルドが成功していれば、出力したオブジェクトに影響はありません。
2.2 CC-RHプロジェクトの使用上の注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- CS+ V3.02.00未満で作成したCC-RHプロジェクトにおいて、[個別コンパイル・オプション]タブ ->
[エラー出力]カテゴリの[エラー・メッセージ・ファイルを出力する]を"はい(-Xerror_file)"に変更していた場合、
このプロジェクトをCS+ V3.02.00またはCS+ V3.03.00で開くと、[エラー・メッセージ・ファイルを出力する]が
"いいえ"に戻り、[エラー・メッセージ・ファイル出力フォルダ]と[エラー・メッセージ・ファイル名]も初期値に戻ります。
2.3 RH850G3Mコア用例外ハンドラ先頭へのSYNCP命令配置確認機能
本バージョンより、RH850G3Mコア搭載マイクロコントローラ用のプロジェクトにおいて、ビルドで
モトローラ・Sタイプ・ファイルを出力する際に、例外ハンドラ先頭にSYNCP命令が配置されていることを
確認する機能を追加しました。
例外ハンドラ先頭へのSYNCP命令配置については、「RH850G3Mユーザーズマニュアル ソフトウェア編」(Rev1.10以降)を
ご参照ください。
本機能では、FENMI / SYSERR / FEINT / FPI / EIINTの各例外について、ベース・アドレス(デフォルトは0番地)から
算出した分岐先アドレス(ベクタアドレス)から命令を解析して、以下のいずれかを表示します。
(エラー一覧パネルには表示されません。出力パネルで確認してください。)
NG :SYNCP命令が必要であるにも関わらず配置されていない可能性がある
OK :SYNCP命令が配置されている、またはSYNCP命令は不要
Warning :本機能ではOKかNGか判定不能
NGまたはWarningが表示された場合、例外ハンドラ先頭のコードを目視でご確認ください。その場合でも、出力ファイルは
生成されます。
本機能は、CC-RH(ビルド・ツール)のプロパティパネルの [ヘキサ出力オプション] タブで制御できます。
- 本機能はデフォルトで有効ですが、[その他] カテゴリの [例外ハンドラ先頭へのSYNCP命令配置確認を行う] プロパティで
[いいえ] を選択することで抑止できます。
リセットベクタを含まないプロジェクトなどではこの方法で抑止してください。
- [その他] カテゴリの [割込みベクタのベース・アドレス] プロパティで、例外の分岐先アドレス(ベクタアドレス)を
計算する際のベース・アドレスを変更することができます。
- [その他] カテゴリの [割込みエントリ数] プロパティで、ユーザ割り込み(EIINT)に対応する例外ベクタテーブルの
エントリ数を指定することができます。
例えば、オフセットアドレスの縮小を行っている場合は1を指定してください。
3. デバッグ・ツールの機能追加
3.1 RL78/G13の周辺シミュレーション機能の追加(対象:RL78ファミリ)
RL78/13の周辺シミュレーション機能を追加しました。
これにより、実際にマイコン(ボード)に接続せずに、疑似的にマイコンの動作を確認することができます。
3.2 パフォーマンス計測機能の追加(対象:RH850ファミリ)
以下の計測を可能としました。
- 全命令実行回数
- 分岐命令実行回数
- EIレベル割り込み受付回数
- FEレベル割り込み受付回数
- 全命令非同期例外受付回数
- 全命令同期例外受付回数
- クロックサイクル数
- 割り込み処理中ではない時間
- DI/EIによる割り込み禁止時間
- IFU発行命令フェッチリクエスト数
- IFU発行命令フェッチリクエスト要求の命令Cacheノンウェイトレスポンス数
- FlashROMデータリクエスト数
3.3 RAM空間へのソフトウエア・ブレーク機能の追加(対象:RH850ファミリ)
RH850においてRAM空間へのソフトウエア・ブレーク機能を追加しました。
これにより、RAM空間のプログラム停止設定が2000ポイントまで可能になりました。
3.4 逆アセンブルパネルの内容を印刷する場合の注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
- 逆アセンブルパネルの内容を印刷した場合、1ページ目の最後の一行が印刷されない場合があります。
3.5 トレースパネルの時間(クロック)表示が不正な値となる注意事項の解除(対象:RH850ファミリ)
次の注意事項を解除しました。
- トレースパネルの時間(クロック)エリアは各フレームの命令実行 またはメモリ・アクセスの要因が発生するまでに
要した時間を差分表示する機能ですが、表示が実際に実行されたクロック数よりも大幅に増大することがあります。
3.6 リアルタイム表示更新機能に対応(対象:RL78ファミリ)
プログラムの実行中に、メモリ/ウォッチ式の内容を表示更新、および書き換えができるようになりました。(対象:RL78/I1E)
4. Pythonコンソールの機能追加
4.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。(対象:RH850ファミリ)
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Performance.Delete |
パフォーマンス計測の条件を削除します。 |
debugger.Performance.Disable |
パフォーマンス計測を無効にします。 |
debugger.Performance.Enable |
パフォーマンス計測を有効にします。 |
debugger.Performance.Get |
パフォーマンス計測の結果を参照します。 |
debugger.Performance.Information |
パフォーマンス計測情報を表示します。 |
debugger.Performance.Set |
パフォーマンス計測の設定を行います。 |
debugger.PseudoError.Get |
ECM エラー情報を参照します。 |
debugger.PseudoError.SetGo |
疑似エラー条件を設定してプログラムを実行します。 |
debugger.SoftwareTrace.Delete |
ソフトウェア・トレースを削除します。 |
debugger.SoftwareTrace.Disable |
ソフトウェア・トレースを無効にします。 |
debugger.SoftwareTrace.Enable |
ソフトウェア・トレースを有効にします。 |
debugger.SoftwareTrace.Get |
指定したフレーム数分のソフトウェア・トレース・データを参照します。
また、取得したソフトウェア・トレース・データをファイルに出力します。 |
debugger.SoftwareTrace.Information |
ソフトウェア・トレース情報を表示します。 |
debugger.SoftwareTrace.Set |
ソフトウェア・トレースを設定します。 |
debugger.Timer.Detail |
条件タイマの計測条件を設定します。 |
|
|
4.2 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。(対象:RH850ファミリ)
|
クラス名 |
機能概要 |
PerformanceCondition |
パフォーマンス計測の条件を作成します。 |
PerformanceEventInfo |
パフォーマンス計測イベント情報を保持します。 |
PerformanceInfo |
パフォーマンス計測情報を保持します。 |
PseudoErrorCondition |
疑似エラー条件を作成します。 |
PseudoErrorInfo |
ECM エラーの情報を保持します。 |
SoftwareTraceEventInfo |
ソフトウェア・トレース・イベント情報を保持します。 |
SoftwareTraceInfo |
ソフトウェア・トレース情報を保持します。 |
|
|
5. I/Oヘッダ生成・ツールの機能追加
5.1 当社製μITRON仕様OSを考慮したI/Oヘッダ・ファイルを出力する機能の追加(対象:RH850ファミリ)
I/Oヘッダ・ファイルに出力するマクロL、H、LL、HHの代わりに_L、_H、_LL、_HHを出力します。
これにより、当社製μITRON仕様OSで定義されているマクロとの重複を回避することができます。
5.2 モジュールの構造体定義を共有しないI/Oヘッダ・ファイルを出力する機能の追加(対象:RH850ファミリ)
モジュールを定義した構造体を再利用しないI/Oヘッダ・ファイルを出力します。
構造体名をst_モジュール名として出力しますので、I/Oヘッダ・ファイルの可読性が向上します。
V3.02.00 → V3.03.00の変更点 (2015/12/21)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 サポートマイクロコントローラ追加
本バージョンよりRXファミリのRX130グループのサポートを追加しました。
1.2 CS+用RXデバイス依存情報の使用上の注意事項の解除
次の注意事項を解除しました。
・RX230 および RX231グループ用のプロジェクトを生成する際に、
コピーされるRX230 および RX231グループ用I/Oヘッダ・ファイルiodefine.hに以下の誤記があります。
- PORTJのODR0レジスタにB6ビットが存在しない。
- PORTJのODR0レジスタにB3ビットが存在している。
V3.01.00 → V3.02.00の変更点 (2015/10/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 動作環境の追加
本バージョンから、Windows 10のサポートを追加しました。
1.2 プロジェクト・ファイル監視機能の追加
CS+で開いているプロジェクト・ファイルとサブ・プロジェクト・ファイルを監視する機能を追加しました。
本機能を有効にすると、ファイルが更新されていた場合にはメッセージを出力し、
プロジェクト・ファイル、サブ・プロジェクト・ファイルを再度読み込むかの指定が可能となります。
これにより、同時に開いているプロジェクト・ファイルが保存されることがわかり、その内容を反映することが可能です。
1.3 プロジェクト・ファイル名変更機能の変更
プロジェクト・ツリーパネルのプロジェクト・ファイル、サブ・プロジェクト・ファイルに対して、
名前を変更する機能を使用した場合の、ファイル名を変更する処理を変更しました。
(変更前)プロジェクト情報を保存するタイミングでファイルを複製する
(変更後)名前を変更したタイミングでファイル名を変更する
1.4 メッセージ ダイアログ機能の追加
メッセージ ダイアログの [画像を記録] ボタンを選択した場合に、それまでの操作のログを記録したファイルを保存するようにしました。
これにより、弊社でメッセージが出力するまでの間の処理を確認することができ、解決までの時間を短くできます。
1.5 スプラッシュウインドウ機能の追加
スプラッシュウインドウに、ワンポイントアドバイスを表示するようにしました。
これにより、起動のたびにワンポイントアドバイスダイアログを閉じる操作なく、
ワンポイントアドバイスを参照することが可能となり、CS+の操作方法の習得時間が短縮できます。
1.6 オプション ダイアログ(ビルド)機能の機能追加
依存プロジェクトにビルド・エラーがある場合に、ビルドをスキップする機能を追加しました。
これにより、ビルド・エラーの修正を開始するまでの時間を短くできます。
1.7 全画面表示の機能追加
CS+を全画面表示する機能を追加しました。
これにより、メイン・ウインドウのタイトルバーを表示せず、ウインドウ状態を最大化できます。
1.8 サポートマイクロコントローラ追加
本バージョンより、RH850 ファミリの「RH850/D1x シリーズ」および「RH850/P1x-C シリーズ」のサポートを追加しました。
2. エディタ・パネルの機能追加
2.1 エディタ・パネルのフローティング表示機能の追加
エディタ・パネルをフローティングにする機能を追加しました。
これにより、CS+のメイン・ウインドウの外にもエディタ・パネルを表示させることが可能となり、
よりお客様好みのウインドウ、パネルの配置の実現が可能です。
2.2 インクリメンタル検索機能の追加
エディタ・パネルに、インクリメンタル検索機能を追加しました。
これにより、文字列検索がしやすくなり、ソース・ファイルの編集やデバッグ操作時の効率向上に貢献します。
2.3 エディタ・パネル プラグインの扱いの改善
CS+をコマンドラインで操作する際の、/np プラグイン名 オプション、/nall オプションにて、
エディタ・パネル プラグインを無効にしないように変更しました。
これにより、誤ってエディタ・パネル プラグインを無効にしてしまうことを防げます。
3. ビルド・ツールの機能追加
3.1 ビルド・モードのプロパティ設定機能の追加
ビルド・ツールのプロパティに値を設定する際、設定した値をすべてのビルド・モードに反映する機能を追加しました。
これにより、すべてのビルド・モードに対して設定を一括で指定することが可能です。
4. メモリ・マップ・プロファイラの機能追加
4.1 ビルド・モードのプロパティ設定機能の追加
メモリ・マッピング情報を収集する際に、プロファイルに適したビルド・オプションに一発で変更する機能を追加しました。
4.2 エディタ・パネルへのジャンプ機能の追加
詳細メモリ・マッピングエリアの項目を選択している場合に、エディタ・パネル、または外部エディタにジャンプする機能を追加しました。
これにより、メモリ・マッピングを確認してソース・ファイルを参照、編集するまでの時間を短くすることが可能です。
4.3 メモリ・マッピングの名前変更機能の追加
メモリ・マッピング一覧に表示されている、保存したメモリ・マッピング(表示の2番目以降)の名前を変更する機能を追加しました。
これにより、複数の状態を保存する際に、ユニークな名前を付けることが可能となり、
どのような状態の保存結果であるかをわかりやすくすることが可能です。
4.4 ファイル保存機能の拡張
詳細メモリ・マッピングエリアをファイル保存する際に、
1行目にラベル名、または、メモリ・マッピング一覧の選択項目名を出力するようにしました。
これにより、保存したファイルを参照した際に、何の情報を保存したかの判別が可能となります。
5. デバッグ・ツールの機能追加
5.1 デバッグ・ツールの状態制御機能の追加
ウォッチパネルにウォッチ・データを展開して保存する機能を追加しました。
この機能により、配列、ポインタ型変数、構造体/共用体、レジスタ(部分名がついているもののみ)などのウォッチ式を
展開状態で保存することが可能です。
6. デバッグ・ツールの注意事項の改修
6.1 CS+使用上の注意事項の解除
RENESAS TOOL NEWS 資料番号 150416/tn2で連絡した以下の問題を改修しました。
- ブロックのネストが深いソースコードを記述する場合の注意事項
問題の詳細は、以下のURLをご参照ください。
https://www.renesas.com/document/tnn/note-using-cs-integrated-development-environment
7. I/O ヘッダ生成ツールの機能追加
7.1 I/O ヘッダ・ファイルをカスタマイズする機能の追加 (対象:RH850ファミリ)
I/O ヘッダ・ファイルに出力するモジュールを選択する機能と、I/O ヘッダ・ファイルを分割する機能を追加しました。
必要なモジュールのみを選択することにより、I/O ヘッダ・ファイルのサイズを削減することが可能です。
また、I/O ヘッダ・ファイルを分割することにより、1 ファイルのコンパイル時間を短縮することが可能です。
7.2 MISRA-C:2004 ルールに適合したI/O ヘッダ・ファイルを出力する機能の追加 (対象:RH850ファミリ、RL78ファミリ)
以下のMISRA-C:2004 ルールに適合したI/O ヘッダ・ファイルを出力する機能を追加しました。
- Rule 6.3: typedefs that indicate size and signedness should be used in place of the basic types.
- Rule 6.4: Bit fields shall only be defined to be of type unsigned int or signed int. (int 型のサイズのIOR のみ)
- Rule 10.6: A "U" suffix shall be applied to all constants of unsigned type.
- Rule 18.4: Unions shall not be used.
なお、この機能を使用する場合は共用体を出力しないため、同一アドレスに複数のIOR が配置されている場合、
アクセス・サイズが最大のIOR のみを出力します。
本機能のON/OFF に関わらず、I/O ヘッダ・ファイルの前半部にビットフィールドの定義を出力します。
この定義はMISRA-C:2004 ルールの指摘の対象になります。
8. 解析ツールの機能追加
8.1 動的解析を有効にする機能の拡張
動的解析を有効にする機能を使用すると、エミュレータ/シミュレータが持つデバッグ機能に対し、
動的解析に必要な標準的な設定を行うようにしました。
これにより、動的解析の設定操作を必要最低限にすることが可能です。
8.2 関数一覧パネルの関数属性の拡張 (対象:RL78ファミリ)
RL78ファミリ用コンパイラCC-RLのcallt関数に対応しました。callt関数として定義された場合には、
関数一覧パネルの属性にcalltと表示されます。
これにより、callt 関数に配置された関数がわかるので、実行回数情報なども合わせて考慮することにより、
効率的にcallt関数を指定しているか確認でき、callt指定の見直しをすることが可能です。
8.3 関数一覧パネルの時間表示機能の追加 (対象:RH850ファミリ)
トレース・データの時間情報を解析する機能により、関数一覧パネルの実行時間、実行時間(割合)、
平均実行時間を表示する機能を追加しました。
これにより、プログラムのチューニングを検討する際の情報を得ることが可能です。
8.4 クロック数表示機能の追加 (対象:RH850ファミリ)
トレース・データの時間情報を解析する機能により、時間をクロック数で表示する機能を追加しました。
これにより、時間情報を状況に応じた表示(時間秒、またはクロック数)に切り替えて、読みやすくすることが可能です。
9. Pythonコンソールの機能追加
9.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
build.Stop |
実行中のビルドを中止します。 |
debugger.DebugTool.RestoreState |
デバッグ・ツールの状態を、保存したファイルの内容に復帰します。 |
debugger.DebugTool.SaveState |
デバッグ・ツールの状態をファイルに保存します。 |
|
|
V3.00.00 → V3.01.00の変更点 (2015/4/20)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 RL78ファミリコンパイラCC-RLサポート追加
本バージョンより、RL78 ファミリ用コンパイラCC-RL のサポートを追加しました。
1.2 起動メニューの変更
CS+ for CC のWindows のスタートメニューを変更しました。
(変更前)- CS+ for CC (RX, RH850)
(変更後)- CS+ for CC (RL78, RX, RH850)
使用するコンパイラにより、起動メニューを使い分けてください。
|
ファミリ |
コンパイラ |
Windowsのスタートメニュー |
RX |
CC-RX |
CS+ for CC (RL78, RX, RH850) |
RH850 |
CC-RH |
CS+ for CC (RL78, RX, RH850) |
RL78 |
CC-RL |
CS+ for CC (RL78, RX, RH850) |
CA78K0R |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
78K |
78K0R |
CA78K0R |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
78K0 |
CA78K0 |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
V850 |
V850E |
CA850 |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
V850E2 |
CX |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
|
|
なお、プロジェクト・ファイルをダブルクリックして起動した場合は、プロジェクト種別に応じたCS+を起動します。
1.3 プロジェクト作成時の生成ファイルの変更(対象:RH850ファミリ)
RH850 のプロジェクト作成時のファイルを変更しました。
(変更前)boot.asm、vecttbl.asm、cstartm.asm、main.c
(変更後)bootn.asm、cstartn.asm、mainn.c
コア用のファイルは、ファイル名にコア番号n を含むことがあります。
1.4 プロパティ[マイクロコントローラ情報]タブの情報追加 (対象:RH850ファミリ)
RH850 のプロジェクトのプロパティの[マイクロコントローラ情報]タブの情報に、リセットベクタアドレスの情報を追加しました。
1.5 オプションダイアログ機能の改善
オプションダイアログの「デバッグ」カテゴリに、次の項目を追加しました。
- ウォッチ4 パネルに登録されたSFR/IOR も保存の対象とする
- 巻き戻し機能を有効にする
これらの機能は、有効なライセンスがある場合のみ使用可能です。
1.6 外部ツール起動機能の改善
本バージョンより、外部ツールの起動オプションで指定できるプレースホルダを追加しました。
|
プレースホルダ名 |
説明 |
MainProjectMicomName |
メイン・プロジェクトのマイコン名に置換します。 |
ProjectMicomName |
プロジェクトのマイコン名に置換します。 |
ActiveProjectMicomName |
アクティブ・プロジェクトのマイコン名に置換します。 |
|
|
1.7 指定行へのジャンプ機能の拡張
指定行へのジャンプ機能で、変数の定義位置へジャンプする機能を追加しました。
なお、本機能は、クロスリファレンス情報が出力されている場合に使用することが可能です。
- ビルド・ツールのプロパティ
共通オプション タブの「クロスリファレンス情報を出力する」の設定が「はい」
- プログラム解析(解析ツール)のプロパティ
設定タブの「静的解析を有効にする」の設定が「はい」
2. デバッグ・ツールの機能改善
2.1 デバッグ・ツールの状態制御機能の追加
デバッグ・ツールにて、読み書き可能なメモリとレジスタの値の状態を制御する機能を追加しました。
- デバッグ・ツールの状態を巻き戻す
- デバッグ・ツールの状態保存/復帰
これらの機能は、有効なライセンスがある場合のみ使用可能です。
2.2 IECUBEの機能改善(対象:RL78ファミリ)
以下のデバイスについてIECUBEが使用可能になりました。
- RL78/D1A グループ
[ターゲットデバイス]
R5F10DPL, R5F10DPK, R5F10DSL, R5F10DSK, R5F10DSJ
3. Pythonコンソールの機能改善
3.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
debugger.Interrupt.DeleteTimer |
タイマ割り込み設定を削除します。 |
debugger.Interrupt.Notification |
通知を受ける例外要因コードを設定します。 |
debugger.Interrupt.OccurEI |
EI レベルの割り込みを発生させます。 |
debugger.Interrupt.OccurFE |
FE レベルの割り込みを発生させます。 |
debugger.Interrupt.ReferTimer |
タイマ割り込み設定情報を表示します。 |
debugger.Interrupt.SetTimer |
タイマ割り込みを設定します。 |
|
|
3.2 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
DownloadCondition |
ダウンロード・ファイルの条件を作成します。 |
|
|
3.3 Pythonプロパティの追加
以下のPythonプロパティを追加しました。
|
プロパティ名 |
機能概要 |
debugger.Download.Property |
デバッグ・ツールのダウンロード・ファイルの条件を設定/参照します。 |
debugger.Interrupt.ExceptionCause |
例外要因コードを参照します。 |
|
|
3.4 フック関数の追加
以下のフック関数を追加しました。
|
フック関数 |
イベント |
AfterInterrupt |
指定した例外要因コードの受付後
(debugger.Interrupt.Notification で設定した例外要因コードが対象) |
AfterTimer |
タイマ割り込み発生後
(debugger.Interrupt.SetTimer で設定したタイマ割り込みが対象) |
|
|
3.5 コールバック関数の追加
以下のコールバック関数を追加しました。
|
引数の値 |
コールバック要因 |
50 |
指定した例外要因コード発生後
(debugger.Interrupt.Notification で指定した例外要因コードの受付後) |
|
|
V2.02.01 → V3.00.00の変更点 (2014/10/1)
1. CS+ for CCの機能改善
1.1 名称の変更
本バージョンより、CubeSuite+をCS+に変更しました。
1.2 起動メニューの分割
本バージョンより、Windowsのスタートメニューからの起動を2つに分割しました。
- CS+ for CC (RX, RH850)
- CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850)
使用するコンパイラにより、上記の起動メニューを使い分けてください。
|
ファミリ |
コンパイラ |
Windowsのスタートメニュー |
RX |
CC-RX |
CS+ for CC (RX, RH850) |
RH850 |
CC-RH |
CS+ for CC (RX, RH850) |
78K |
78K0R |
CA78K0R |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
78K0 |
CA78K0 |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
RL78 |
CA78K0R |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
V850 |
V850E |
CA850 |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
V850E2 |
CX |
CS+ for CA,CX (78K,RL78,V850) |
|
|
なお、プロジェクト・ファイルをダブルクリックして起動した場合は、プロジェクト種別に応じたCS+を起動します。
1.3 分割パネルエリアの機能追加
本バージョンより、分割パネルエリアのフォーカスのあるタブの強調表示機能を追加しました。
1.4 メモリ・マッピング・プロファイラの機能追加
本バージョンより、メモリ・マッピング・プロファイラ機能を追加しました。
1.5 オプションダイアログ機能の改善
本バージョンより、「ビルド/デバッグ」を「ビルド」と「デバッグ」に分離しました。
「ビルド」に「プロジェクト間のパラレル・ビルドを有効にする」のチェックボックスを追加しました。
1.6 外部ツール起動機能の改善
本バージョンより、外部ツールの起動オプションで指定できるプレースホルダを追加しました。
|
プレースホルダ名 |
説明 |
ActiveProjectDir |
アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。 |
ActiveProjectName |
アクティブ・プロジェクト名に置換します。 |
FileDir |
現在、プロジェクト・ツリー パネルで選択しているファイルが存在するフォルダの絶対パスに置換します。 |
MainProjectDir |
メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。 |
MainProjectName |
メイン・プロジェクト名に置換します。 |
MicomToolPath |
本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。 |
ProjectDir |
プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。 |
ProjectName |
プロジェクト名に置換します。 |
TempDir |
テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。 |
WinDir |
Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。 |
|
|
1.7 ユーザーズマニュアル、オンラインヘルプ構成の変更
本バージョンより、ユーザーズマニュアル、オンラインヘルプ構成を変更しました。主な構成は次のようになります。
- インストーラ編(ユーザーズマニュアルのみ、オンラインヘルプはありません)
- プロジェクト操作編
- コード生成端子図操作編
- コード生成周辺機能操作編
- コード生成APIリファレンス編
- エディタ編
- コンパイラ編
- ビルド・ツール操作編
- デバッグ・ツール編
- 解析ツール編
- Pythonコンソール編
- アップデータ編
- メッセージ編
1.8 起動時間高速化ユーティリティの削除
起動を高速化する 起動時間高速化ユーティリティを削除しました。
起動を高速化する際には、ラピッド・スタート機能を使用してください。
2. ビルド・ツールの機能改善
2.1 パラレル・ビルド機能追加
本バージョンより、パラレル・ビルド機能を追加しました。
パラレル・ビルド機能を使用することで、ホストマシンの複数のCPUコアで同時にコンパイルを実行し、ビルド時間を短縮できます。
また、複数のプロジェクトを同時にビルドするプロジェクト間のパラレル・ビルドも行えます。
3. デバッグ・ツールの機能改善
3.1 デバッグ・コンソールパネルの表示フォントの変更 (対象:RXファミリ, E1/E20エミュレータ)
デバッグ・コンソールパネルの表示フォントを等幅フォントに変更しました。
3.2 内蔵フラッシュを書き換えるプログラムをデバッグする機能の改善 (対象:RXファミリ, E1/E20エミュレータ)
「内蔵データフラッシュを書き換えるプログラムをデバッグする」または
「内蔵フラッシュROM を書き換えるプログラムをデバッグする」を有効にした場合、
「内蔵データフラッシュ」「内蔵フラッシュROM」にソフトウェアブレーク設定できないよう仕様を変更しました。
3.3 RX64MシリーズのTrusted memory機能対応 (対象:RXファミリ, E1/E20エミュレータ)
RX64MシリーズのTrusted memory機能に対応しました。
自動生成されるスタートアップルーチンでは、Trusted Memory機能用のオプション設定メモリは設定されておりません。
RX64Mグループをご使用になる場合、Trusted Memory機能を使用する、しないにかかわらず、
お客様にて下記のTrusted Memory機能用のオプション設定メモリの設定をスタートアップルーチンに追記してください。
- TMイネーブルフラグレジスタ(TMEF)
- TM識別データレジスタ(TMINF)
設定方法については、以下をご参照ください。
https://www.renesas.com/document/tnn/note-using-cs-device-information-rx-family
3.4 アクション・イベントの機能改善 (対象:RXファミリ,RH850ファミリ, E1/E20エミュレータ)
Printf イベントにて、変数式が空欄でも設定できるよう変更しました。
3.5 ダウンロード機能の改善 (対象:RXファミリ,RH850ファミリ, E1/E20エミュレータ)
エラー発生時にエラー対象アドレスを表示するよう変更しました。
4. デバッグ・ツールの注意事項の改修 (対象:RXファミリ, E1/E20エミュレータ)
以下の注意事項を改修しました。
- RX220グループをデバッグする際の注意事項
- RX64Mグループのタイマ計測イベントに関する注意事項
5. Pythonコンソールの機能改善
5.1 Python関数の追加
以下のPython関数を追加しました。
|
関数名 |
機能概要 |
common.PythonInitialize |
Python を初期化します。 |
debugger.ActionEvent.Delete |
アクション・イベントを削除します。 |
debugger.ActionEvent.Disable |
アクション・イベントの設定を無効にします。 |
debugger.ActionEvent.Enable |
アクション・イベントの設定を有効にします。 |
debugger.ActionEvent.Get |
アクション・イベントの結果を参照します。 |
debugger.ActionEvent.Information |
アクション・イベント情報を表示します。 |
debugger.ActionEvent.Set |
アクション・イベントを設定します。 |
debugger.GetIORList |
IOR レジスタ の一覧を表示します。 |
|
|
5.2 Pythonクラスの追加
以下のPythonクラスを追加しました。
|
クラス名 |
機能概要 |
ActionEventCondition |
アクション・イベントの条件を作成します。 |
ActionEventInfo |
アクション・イベント情報を保持します。 |
ActionInfo |
アクション・イベントの結果情報を保持します。 |
IORInfo |
IORレジスタの情報を保持します。 |
|
|
5.3 Pythonプロパティの追加
以下のPythonプロパティを追加しました。
|
プロパティ名 |
機能概要 |
common.ExecutePath |
実行しているCS+ のexe ファイルのフォルダの絶対パスを参照します。 |
build.Compile.Macro |
アクティブ・プロジェクトのコンパイル・オプションである、定義マクロの設定/参照を行います。 |
build.Version |
コンパイラ・パッケージのバージョンを参照します。 |
debugger.ActionEvent.GetLine |
アクション・イベント結果を保持する数を設定/参照します。 |
debugger.Option.AccessStopExecution |
デバッグ・ツールのオプションを設定/参照します。 |
debugger.Option.AfterTraceMemoryFull |
デバッグ・ツールのオプションを設定/参照します。 |
|
|
V2.02.01以前の変更点
V2.02.01以前の変更点については、以下をご参照ください。
https://www.renesas.com/cs+/jpn/CubeSuitePlus.html