CAN受信処理時間測定 パネル【E2】


CAN受信処理時間測定ソリューションの機能の中心となるパネルです。

CAN受信処理時間測定ソリューションについての詳細は,「2.23 CAN受信処理時間測定【E2】」を参照してください。

図 A.65

CAN受信処理時間測定 パネル

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

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[デバッグ]メニュー→[デバッグ・ソリューション]→[CAN受信処理時間測定]を選択

-

ソリューション一覧 パネル上のCAN受信処理時間測定の[GO]ボタンをクリック

[各エリアの説明]

(1)

警告表示エリア

CAN受信処理時間測定の現在の測定条件とデバッグ・ツール接続前に設定すべき条件に矛盾があった場合,警告を表示します。

なお,表示すべき警告がない場合,このエリアは非表示となります。

(2)

測定条件一覧表示エリア

CAN受信処理時間の測定条件を表示します。

このエリアでは測定条件の表示のみ行います。測定条件の設定は,ツールバーの[測定条件設定]→[測定条件(n)を設定...]からCAN受信処理時間測定条件設定 ダイアログ【E2】をオープンして行います。

備考

測定条件は2個まで設定可能です。
設定した条件は,このエリアの左から測定条件1,2の順に情報を並べて表示します。

(3)

測定全体設定エリア

CAN受信処理時間の測定全体にかかわる設定を行います。

このエリアで設定された条件は,測定条件1,2にかかわらず測定のすべてに影響します。

(a)

[記録メモリを使い切った後の動作]

測定中にエミュレータの記録メモリを使い切った後のデバッガの動作を次のドロップダウン・リストにより選択します。

記録メモリを上書きして実行を続ける

古いソフトウェア・トレース・データ,およびCANのサンプリング・データに上書きを続けます。

記録を停止する

ソフトウェア・トレース・データ,およびCANのサンプリング・データの出力を停止します(プログラムの実行は停止しません)。

プログラムを停止する

ソフトウェア・トレース・データ,およびCANのサンプリング・データの出力を中止すると同時にプログラムの実行を停止します。

(b)

[測定時に指定したDBTAG用ビルド・オプションを今後も付加する]

dbtag命令の自動挿入機能でビルドした場合,ビルドに使用したオプションをビルド・ツールのプロパティに反映するかどうかを指定します。

注意

このチェック・ボックスは,現在のアクティブ・プロジェクトのコンパイラがCC-RH V1.06.00以上の場合のみ有効となります。

(4)

測定結果表示エリア

CAN受信処理時間の測定結果(最小時間,最大時間,平均時間,測定回数)を表示します。

[ツールバー]

 

CAN受信処理時間の測定を開始します。

アクティブ・プロジェクトのコンパイラがCC-RH V1.06.00以上の場合,測定開始前にdbtag命令を挿入するためのリビルド&ダウンロードを行います。

 

CAN受信処理時間の測定を開始します。

ただし,dbtag命令を挿入するためのリビルド&ダウンロードは行いません。

なお,このボタンは,アクティブ・プロジェクトのコンパイラがCC-RH V1.06.00以上の場合のみ表示されます。

 

メイン・ウインドウ上のデバッグ・ツールバーの同ボタンの機能と同じです。

測定条件設定

CAN受信処理時間の測定条件の設定を行うためのカスケード・メニューを表示します。

 

測定条件を設定(1)...

測定条件1の設定を行うためのCAN受信処理時間測定条件設定 ダイアログ【E2】をオープンします。

測定条件を設定(2)...

測定条件2の設定を行うためのCAN受信処理時間測定条件設定 ダイアログ【E2】をオープンします。

測定条件削除

CAN受信処理時間の測定条件を削除するためのカスケード・メニューを表示します。

 

測定条件を削除(1)

測定条件1を削除します。

測定条件を削除(2)

測定条件2を削除します。

 

CAN受信処理時間の測定結果をクリアします。

 

CAN受信処理時間の測定結果をCSV,またはMicrosoft Office Excelブック形式で保存するために,ファイル保存 ダイアログをオープンします。

[コンテキスト・メニュー]

測定条件設定

CAN受信処理時間の測定条件の設定を行うためのカスケード・メニューを表示します。

 

測定条件を設定(1)...

測定条件1の設定を行うためのCAN受信処理時間測定条件設定 ダイアログ【E2】をオープンします。

測定条件を設定(2)...

測定条件2の設定を行うためのCAN受信処理時間測定条件設定 ダイアログ【E2】をオープンします。

測定条件削除

CAN受信処理時間の測定条件を削除するためのカスケード・メニューメニューを表示します。

 

測定条件を削除(1)

測定条件1を削除します。

測定条件を削除(2)

測定条件2を削除します。

クリア

CAN受信処理時間の測定結果をクリアします。