5.6 インストラクション

この節では、RXファミリが持つ各種命令機能を説明します。

【ご注意】
本章ではRXv1命令セットアーキテクチャのみ掲載しています。
RXv2命令セットアーキテクチャのソフトウェアマニュアルは作成中(2013年9月現在)で、完成しましたらルネサス エレクトロニクスのホームページでの公開を予定しております。

RX CPUは、使用頻度の高い命令に短縮フォーマットを用意していますので、少ないメモリ容量で効率の良いプログラムを開発できます。また、1クロックで実行する命令を持ち、高速な演算処理を実現しました。73種類の基本命令、8種類の浮動小数点演算命令、9種類のDSP機能命令の合計90種類の命令と、10種類のアドレッシングモードを持ち、レジスタ−レジスタ間、レジスタ−メモリ間の演算や、ビットを対象とする演算ができます。また、メモリ−メモリ間の転送ができます。乗算器を内蔵していますので、高速な乗算ができます。