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メモリ・マッピング・プロファイラ パネル


ビルド・ツールから収集したロード・モジュールのメモリ・マッピング情報を表示します。

その情報を分析することにより,メモリ使用量を削減することができます。

備考

ツールバーの ,または[Ctrl]キーを押下しながらマウス・ホイールを前後方に動かすことにより,本パネルの表示を拡大/縮小することができます。

図 A.22

メモリ・マッピング・プロファイラ パネル

 

ここでは,以下の項目について説明します。

[オープン方法]

-

[表示]メニュー→[メモリ・マッピング・プロファイラ]を選択

[各エリアの説明]

(1)

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリア

アクティブ・プロジェクトのビルド・ツールから収集したロード・モジュールのメモリ・マッピング情報とユーザが保存したメモリ・マッピング情報を表示します。

1番目の項目には,アクティブ・プロジェクトのビルド・ツールから収集したメモリ・マッピング情報を表示します(項目名:<最新のプロファイル結果>)。なお,未収集の場合は,項目名に“(未収集)”が付加されます。

2番目以降の項目には,ユーザが保存したメモリ・マッピング情報を表示します。

(a)

ボタン

 

 

ビルド時にメモリ・マッピング情報を収集するかどうかを切り替えます。

本ボタンがONの場合,ボタン名に“(収集)”が付加され,アクティブ・プロジェクトのビルド完了時に出力されたメモリ・マッピング情報を収集します。

本ボタンをOFFからONに切り替えた際,プロファイルに適したビルド・オプション・プロパティ値に変更するかどうかの確認を行います(ただし,プロパティ値を変更可能な場合のみ)。

なお,本ボタンは,アクティブ・プロジェクトを切り替えると自動的にOFFになります。

 

最新のプロファイル結果(メモリ・マッピング情報の収集結果)をスナップショットとして保存するために,文字列入力 ダイアログをオープンします。

ダイアログにおいて,本エリアに表示する項目名を指定してください(最大入力文字数:100文字)。

なお,保存可能な項目数は10個です。

 

選択しているスナップショットを削除します。

なお,<最新のプロファイル結果>を削除することはできません。

(2)

[選択しているメモリ・マッピングのビルド・オプション一覧]エリア

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択した項目を生成したときのビルド・オプション一覧を表示します。

(a)

ボタン

 

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択した項目のプロファイル時のビルド・オプション(個別オプションを除く)を現在のビルド・オプションとしてインポートします。

 

ビルド・ツールのメモリ・マッピングに関する設定を編集するために,セクション設定 ダイアログをオープンします。

セクション設定 ダイアログについての詳細は,「CS+ ビルド・ツール操作編」を参照してください。

(3)

[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリア

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択した項目の詳細メモリマッピング情報をリスト表示します。

なお,表示内容は,使用するビルド・ツールのビルド・オプションの設定に依存します。

 

本エリアは,以下の機能を備えています。

(a)

差分結果の表示

2つのメモリ・マッピング情報の差分結果を表示することができます。

-

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択している項目が比較先,チェック・ボックスを選択している項目が比較元となります。
本エリアの上部には,以下の文字列が表示されます。

比較モード "比較先の項目名"(選択項目) - "比較元の項目名"(チェック項目)

-

差分計算の対象となるのは,ヘッダ名に“サイズ”が含まれている列です。
差分結果を表示しているセルは強調表示されます(表示の際の文字色/背景色は,オプション ダイアログ[全般 - フォントと色]カテゴリの設定に依存します)。
また,各行の値の合計値をリストの一番下に表示します。

(b)

カレント行の表示

マウスの左クリックで選択した行がカレント行となり,左端に アイコンを表示し,行全体を反転表示します。

(c)

セルの選択範囲指定

以下の方法により,セル単位で選択範囲を指定することができます。

-

[Ctrl]キーを押下しながらセルをクリックする。

 

以下の方法により,直前のカレント・セルからクリックしたセルまでを選択することができます。

-

[Shift]キーを押下しながらセルをクリックする。

 

また,以下の方法により,最初に選択したセルからドラッグしたセルまでを選択することができます。

-

セルを選択してドラッグする。

(d)

セルの内容のコピー

以下の方法により,範囲選択しているセルの内容をクリップボードにコピーすることができます。

-

[編集]メニュー→[コピー]を選択する。

備考

コピーした内容をテキスト・エディタ等にペーストすることはできますが,本パネル上にペーストすることはできません。

(e)

列の並び替え

以下のいずれかの方法により,本エリアに表示している列を並び替えることができます。

-

列のヘッダをドラッグし,移動先にドロップする。

-

列の選択 ダイアログに表示されている列をドラッグし,本エリアのヘッダにドロップする。

(f)

列の表示/非表示の設定

以下のいずれかの方法により,本エリアに表示する列を設定することができます。

-

列の選択 ダイアログに表示されている列のチェック・ボックスを選択する。

-

列の選択 ダイアログに表示されている列をドラッグし,本エリアにドロップする。

 

以下のいずれかの方法により,本エリアに表示しない列を設定することができます。

-

列の選択 ダイアログに表示されている列のチェック・ボックスのチェックを外す。

-

列のヘッダをドラッグし,本エリア外にドロップする。

(g)

表示内容のソート

以下の方法により,表示内容をソートすることができます(昇順/降順)。

-

列のヘッダをクリックする。

 

また,以下の方法により,複数の列に対してソートすることもできます。

-

[Shift]キーを押下しながら列のヘッダをクリックする。

(h)

表示内容のフィルタ設定

以下の方法により,列ごとに表示内容のフィルタを設定することができます。

-

アイコンをクリックし,リスト・ボックスからフィルタとして使用する文字列を選択する。

 

リスト・ボックスから選択する文字列と選択時の動作を以下に示します。

選択する文字列

選択時の動作

(すべて)

すべての表示内容を表示します。

(カスタム)

フィルタ条件を設定するために,フィルタ設定 ダイアログがオープンします。

(空白)

空白の行を表示します。

(空白以外)

空白以外の行を表示します。

すべての表示内容のリスト

選択した文字列に一致する行を表示します。

備考

フィルタを設定すると,アイコンは に変わります。

(i)

列の固定表示/解除

以下のいずれかの方法により,本エリアを横スクロール表示しても,列が固定表示(常に表示)されるように設定することができます。

-

アイコンをクリックする。

-

固定表示していない列のヘッダをドラッグし,固定表示している列の間,または固定表示している最後の列の後ろにドロップする。

 

以下のいずれかの方法により,列の固定表示を解除することができます。

-

アイコンをクリックする。

-

固定表示している列のヘッダをドラッグし,固定表示していない列の間にドロップする。

(j)

表示内容の保存

以下の方法により,本エリアに表示されている内容をテキスト・ファイル(*.txt),CSV(*.csv),Microsoft Office Excelブック(*.xls)のいずれかに保存することができます。

-

[ファイル]メニュー→[名前を付けて 詳細メモリ・マッピング・データ を保存...]を選択する。名前を付けて保存 ダイアログがオープンし,保存先のファイルを指定する。

(k)

ボタン

 

列の並び替え,または表示/非表示を設定するために,列の選択 ダイアログをオープンします。

(4)

タブ選択エリア

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択した項目のプロファイル時に解析して得た詳細メモリマッピング情報をタブで表示します。

タブを選択することにより,[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアに表示する情報を切り替えます。

なお,表示するタブは,使用するビルド・ツールのビルド・オプションの設定に依存します。

[[ファイル]メニュー(メモリ・マッピング・プロファイラ パネル専用部分)]

メモリ・マッピング・プロファイラ パネル専用の[ファイル]メニューは以下のとおりです(その他の項目は共通です)。

詳細メモリ・マッピング・データ を保存

[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアに表示されている内容を,前回保存したファイルに保存します。

なお,起動後にはじめて本項目を選択した場合は,[名前を付けて 詳細メモリ・マッピング・データ を保存...]の選択と同等の動作となります。

名前を付けて 詳細メモリ・マッピング・データ を保存...

[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアに表示されている内容を,指定したファイルに保存するために,名前を付けて保存 ダイアログをオープンします。

[[編集]メニュー(メモリ・マッピング・プロファイラ パネル専用部分)]

メモリ・マッピング・プロファイラ パネル専用の[編集]メニューは以下のとおりです(その他の項目はすべて無効となります)。

コピー

[選択しているメモリ・マッピングのビルド・オプション一覧]エリア,または[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアで選択している内容をクリップ・ボードにコピーします。

削除

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択している項目を削除します。

なお,<最新のプロファイル結果>を削除することはできません。

名前の変更

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択されている,保存したメモリ・マッピング(<最新のプロファイル結果>は除く)の名前を変更します。

名前は,100文字まで指定可能です。

すべて選択

[選択しているメモリ・マッピングのビルド・オプション一覧]エリア,または[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアに表示している内容を選択状態にします。

検索...

検索・置換 ダイアログを[一括検索]タブが選択状態でオープンします。

置換...

検索・置換 ダイアログを[一括置換]タブが選択状態でオープンします。

[コンテキスト・メニュー]

ソースへジャンプ

[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアで選択しているセルの文字列をシンボル名とみなし,そのシンボルが定義されているソースをエディタで開きます。

コピー

[選択しているメモリ・マッピングのビルド・オプション一覧]エリア,または[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアで選択している内容をクリップ・ボードにコピーします。

削除

[プロファイルされたメモリ・マッピング一覧]エリアで選択している項目を削除します。

なお,<最新のプロファイル結果>を削除することはできません。

すべて選択

[選択しているメモリ・マッピングのビルド・オプション一覧]エリア,または[選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアに表示している内容を選択状態にします。