Everything

-o


出力ファイル名を指定します。

[指定形式]

-o△file

 

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省略時解釈

出力ファイル名は,指定オプションにより異なります。

なお,出力先フォルダを指定しない場合,ファイルの出力先はカレント・フォルダとなります。

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-Pオプションを指定している場合

出力ファイル名は,入力ファイル名の拡張子を“.i”に置き換えたものとなります。

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-Sオプションを指定している場合

出力アセンブリ・ソース・ファイル名は,ソース・ファイル名の拡張子を“.asm”に置き換えたものとなります。

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-cオプションを指定している場合

出力オブジェクト・ファイル名は,ソース・ファイル名の拡張子を“.obj”に置き換えたものとなります。

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上記以外の場合

出力ロード・モジュール・ファイル名は,最初に入力したファイル名の拡張子を“.abs”に置き換えたものとなります。

[詳細説明]

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出力ファイル名をfileに指定します。

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fileがすでに存在する場合は,そのファイルを上書きします。

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-P/-S/-cオプションと同時に指定することにより処理を中断した場合にも,本オプションは有効となります。

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-Pオプションと同時に指定した場合

fileには,入力ファイルに対してプリプロセス処理を行った結果のファイル名を指定したものとみなします。

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-Sオプションと同時に指定した場合

fileには,アセンブリ・ソース・ファイル名を指定したものとみなします。

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-cオプションと同時に指定した場合

fileには,オブジェクト・ファイル名を指定したものとみなします。

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上記以外の場合

最適化リンカの-outputオプションに設定する出力ファイル名の指定とみなします。fileに拡張子がない場合,出力ファイル名は最適化リンカの-formオプションによって変化します。

詳細はリンク・オプションの説明を参照してください。

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出力ファイルが複数の場合は,エラーとなります。

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fileを省略した場合は,エラーとなります。

[使用例]

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ロード・モジュール・ファイルをファイル名sample.absで出力します。

>ccrl -o sample.abs -cpu=S2 -dev=dr5f100pj.dvf main.c