Everything

-I


ヘッダ・ファイルを検索するフォルダを指定します(コンパイル・フェーズ/アセンブル・フェーズ)。

[指定形式]

-I[△]path[,path]...

 

-

省略時解釈

ヘッダ・ファイルを ソース・ファイルのあるフォルダ,標準ヘッダ・ファイル・フォルダ(バージョン・フォルダ\inc)からのみ検索します(コンパイル・フェーズ)。

インクルード・ファイルをソース・ファイルのあるフォルダ,カレント・フォルダからのみ検索します(アセンブル・フェーズ)。

[詳細説明]

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プリプロセッサ指令#includeで読み込むヘッダ・ファイル,およびアセンブラの$INCLUDE制御命令で読み込むインクルード・ファイルを検索するフォルダをpathに指定します。
ヘッダ・ファイルの検索は,以下の順番で行います。

<1>

ソース・ファイルのあるフォルダ

備考

#includeでファイルをインクルードする場合は,その#include行が書かれているファイルがあるフォルダを検索します。#includeがネストしている場合はネストを逆に辿って各フォルダを検索します。

<2>

-Iオプションで指定したフォルダ(指定が複数ある場合は,コマンド・ラインで指定した順(左から右の順))

<3>

標準ヘッダ・ファイル・フォルダ

 

また,アセンブラのインクルード・ファイルの検索は,以下の順番で行います。

<1>

-Iオプションで指定したフォルダ(指定が複数ある場合は,コマンド・ラインで指定した順(左から右の順))

<2>

ソース・ファイルのあるフォルダ

<3>

カレント・フォルダ

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pathが存在しない場合は,警告を出力します。

-

pathを省略した場合は,エラーとなります。

[使用例]

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ヘッダ・ファイルをカレント・フォルダ,フォルダD:\include,標準フォルダの順で検索します。

>ccrl -I D:\include -cpu=S2 -dev=dr5f100pj.dvf main.c