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4.2.2 マクロ

以下に,サポートしているマクロ名を示します。

表 4.10

サポートしているマクロ

マクロ名

定義

__LINE__

その時点でのソース行の行番号(10進数)。

__FILE__

ソース・ファイルの名前(文字列定数)。

__DATE__

ソース・ファイルの翻訳日付(“Mmm dd yyyy”の形式をもつ文字列定数。

ここで,月の名前はANSI規格で規定されているasctime関数で生成されるもの(英字3文字の並びで最初の1文字のみ大文字)と同じもの。ddの最初の文字は値が10より小さい場合空白とします)。注2

 

__TIME__

ソース・ファイルの翻訳時間(asctime関数で生成される時間と同じような“hh : mm : ss”の型式をもつ文字列定数)。注2

__STDC__

10進定数1(-strict_stdオプションを指定した場合に定義)。注1

__RENESAS__

10進定数1。

__RENESAS_VERSION__

バージョンがV.XX.YY.ZZの場合,0xXXYYZZ00とします。

例)V.1.00.00 → -D__RENESAS_VERSION__=0x01000000

__RL78__

10進定数1。

__RL78_S1__

10進定数1(-cpuオプションでS1を指定した場合に定義)。

__RL78_S2__

10進定数1(-cpuオプションでS2を指定した場合に定義)。

__RL78_S3__

10進定数1(-cpuオプションでS3を指定した場合に定義)。

__RL78_SMALL__

10進定数1(-memory_modelオプションでsmallを指定した場合,あるいは,-memory_modelオプションを指定せず,-cpuオプションでS1を指定した場合に定義)。

__RL78_MEDIUM__

10進定数1(-memory_modelオプションでmediumを指定した場合,あるいは,-memory_modelオプションを指定せず,-cpuオプションでS2,またはS3を指定した場合に定義)。

__CCRL__

10進定数1。

__CCRL

10進定数1。

__DBL4

10進定数1(-dbl_sizeオプションで4を指定した場合に定義)。

__DBL8

10進定数1(-dbl_sizeオプションで8を指定した場合に定義)。

__SCHAR

10進定数1(-signed_charオプションを指定した場合に定義)。

__UCHAR

10進定数1(-signed_charオプションを指定しなかった場合に定義)。

__SBIT

10進定数1(-signed_bitfieldオプションを指定した場合に定義)。

__UBIT

10進定数1(-signed_bitfieldオプションを指定しなかった場合に定義)。

__FAR_ROM__

10進定数1(-far_romオプションを指定した場合に定義)。

__CNV_CA78K0R__

10進定数1(-convert_ccオプションでca78k0rを指定した場合に定義)。

__CNV_NC30__

10進定数1(-convert_ccオプションでnc30を指定した場合に定義)。

__CNV_IAR__

10進定数1(-convert_ccオプションでiarを指定した場合に定義)。

__BASE_FILE__

Cソース・ファイルの名前(文字列定数)。

__FILE__と異なり,インクルード・ファイル内で使用してもCソース・ファイル名を返します。

__STDC_VERSION__

10進定数199409L(-lang=cかつ-strict_stdオプションを指定した場合に定義)。注1

10進定数199901L(-lang=c99オプションを指定した場合に定義)。

__STDC_HOSTED__

10進定数0(-lang=c99オプションを指定した場合に定義)。

__STDC_IEC_559__

10進定数1(-lang=c99オプションを指定した場合に定義)。

注 1.

-strict_stdオプション指定時の処理については,「 -strict_std【V1.06以降】/-ansi【V1.05以前】」を参照してください。

注 2.

翻訳日付または翻訳時刻を得られない場合はなく,__DATE__,__TIME__ は常に定義を持ちます。