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2.4.13 PM+のプロジェクトをCS+のプロジェクトに変換する

PM+のプロジェクトは,CS+の[プロジェクト]メニュー→[プロジェクトを開く...]でワークスペース・ファイル(*.prw),またはプロジェクト・ファイル(*.prj)を選択することにより,CS+のプロジェクトに変換することができます。

注意

CA78K0RまたはCA78K0のプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する場合,変換先に同名ファイルがある場合は変換を中止します。変換する際には,同名のファイルが存在しないようにしてください。

(1)

PM+のワークスペース・ファイル(*.prw)から開く場合

(a)

変換設定対象プロジェクトを選択

PM+のワークスペース・ファイルを選択すると,プロジェクト変換設定 ダイアログがオープンします。

図 2.38

プロジェクト変換設定 ダイアログ

 

[プロジェクト]エリアに変換先プロジェクトの構成がツリー表示されますので,変換設定を行うプロジェクトを選択します。

(b)

変換先プロジェクトを設定

プロジェクト名を選択すると,右側のエリアに変換先プロジェクトの設定項目が表示されます。

図 2.39

プロジェクト変換設定 ダイアログ(メイン・プロジェクトを選択した場合)

図 2.40

プロジェクト変換設定 ダイアログ(サブプロジェクトを選択した場合)

 

変換先プロジェクトで使用するマイクロコントローラ,およびプロジェクトの種類,名前,作成場所を設定した後,[OK]ボタンをクリックします。

備考 1.

メイン・プロジェクトを選択した場合,[変換先マイクロコントローラ]エリア,および[変更先プロジェクト]エリアの[プロジェクトの種類]は無効となります。

備考 2.

[変換直後のプロジェクト構成ファイルをまとめてバックアップする]をチェックすると,変換直後のプロジェクトのソース・ファイル,およびプロジェクト一式をパックして保存することができます。
ただし,メイン・プロジェクトを選択した場合,本項目は無効となります。

備考 3.

各設定項目についての詳細は,「プロジェクト変換設定 ダイアログ」を参照してください。

注意

作成場所にネットワークパス名は使用できません。ドライブ名に割り当てて使用してください。

(c)

CS+のプロジェクトに変換

PM+のプロジェクトがCS+のプロジェクトに変換されます。

 

CA78K0RまたはCA78K0のプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する場合,続けてソース・コンバートを行います。

[OK]ボタンをクリックすると,ソース・コンバート設定 ダイアログ【CC-RL】がオープンします。

図 2.41

ソース・コンバート設定 ダイアログ

 

ソース・ファイルのコンバートを実行するには,[はい]を選択します。

また,ソース・コンバート前のソース・ファイル一式をパックして保存する場合は,[コンバート前のプロジェクト構成ファイルをまとめてバックアップする]をチェックし,保存先を指定します。

[OK]ボタンをクリックすると,ソース・ファイルのコンバートを実行します。

 

なお,PM+のプロジェクトは,以下の規則でCS+のプロジェクトに変換されます。

-

PM+のワークスペースは変換されません。

-

PM+のプロジェクト・グループは,プロジェクト・グループと同名のプロジェクトに分割されます。変換後のプロジェクト・ファイル名は,“プロジェクト・グループ名.mtpj”となります。

-

PM+のプロジェクトは,元のプロジェクトと同名のサブプロジェクトに変換されます。変換後のサブプロジェクト・ファイル名は,“プロジェクト名.mtsp”となります。

-

変換後のプロジェクトにおいて,プロジェクト・ツリーの先頭に表示されるサブプロジェクトがアクティブ・プロジェクトとなります。

-

変換後のプロジェクトにおいて,PM+のリンク順は保持されません。

図 2.42

PM+のプロジェクトの変換イメージ

備考 1.

変換後,CS+はPM+のアクティブ・プロジェクトを含むプロジェクト・グループを変換したプロジェクトを開きます。それ以外のプロジェクトは,最近使ったプロジェクトに登録されます。ただし,登録数が4つを越えた分は登録されません。

備考 2.

変換後のプロジェクトの設定は,PM+のプロジェクト・グループの中で,ワークスペース・ファイルの一番はじめに記載されているプロジェクトの設定と同じになります。なお,ファイルは登録されていない状態となります。

備考 3.

変換後の各プロジェクトを1つのプロジェクトにまとめたい場合は,1つのプロジェクトにサブプロジェクトとして別のプロジェクトを追加してください。

備考 4.

ビルド・ツールが指定されてないプロジェクトを含むワーク・スペースを読み込んだ場合,マイクロコントローラに応じたビルド・ツールが設定されます。

注意 1.

CS+で読み込めるプロジェクトは,PM+で読み込めてビルドが通る状態のプロジェクトのみです。

注意 2.

同一フォルダに,同じファイル名(拡張子を除いたファイル名)のプロジェクト・ファイルとサブプロジェクト・ファイルが存在している場合,プロジェクト・ファイルが正しく保存されません。
メイン・プロジェクト,またはサブプロジェクトのどちらかに対して,プロジェクト・ツリー上で名前を変更してください。

注意 3.

PM+のワークスペースにプロジェクトが1つしか存在しない場合,そのプロジェクトはメイン・プロジェクトに変換されます。

(2)

PM+のプロジェクト・ファイル(*.prj)から開く場合

(a)

変換設定対象プロジェクトを選択

PM+のプロジェクト・ファイルを選択すると,プロジェクト変換設定 ダイアログがオープンします。

図 2.43

プロジェクト変換設定 ダイアログ

 

[プロジェクト]エリアに変換先プロジェクトの構成がツリー表示されますので,変換設定を行うプロジェクトを選択します。

(b)

変換先プロジェクトを設定

プロジェクト名を選択すると,右側のエリアに変換先プロジェクトの設定項目が表示されます。

図 2.44

プロジェクト変換設定 ダイアログ(プロジェクトを選択した場合)

 

変換先プロジェクトで使用するマイクロコントローラ,およびプロジェクトの種類,名前,作成場所を設定した後,[OK]ボタンをクリックします。

備考 1.

[変換直後のプロジェクト構成ファイルをまとめてバックアップする]をチェックすると,変換直後のプロジェクトのソース・ファイル,およびプロジェクト一式をパックして保存することができます。

備考 2.

各設定項目についての詳細は,「プロジェクト変換設定 ダイアログ」を参照してください。

注意

作成場所にネットワークパス名は使用できません。ドライブ名に割り当てて使用してください。

(c)

CS+のプロジェクトに変換

PM+のプロジェクトがCS+のプロジェクトに変換されます。

 

CA78K0RまたはCA78K0のプロジェクトをCC-RLのプロジェクトに変換する場合,続けてソース・コンバートを行います。

[OK]ボタンをクリックすると,ソース・コンバート設定 ダイアログ【CC-RL】がオープンします。

図 2.45

ソース・コンバート設定 ダイアログ

 

ソース・ファイルのコンバートを実行するには,[はい]を選択します。

また,ソース・コンバート前のソース・ファイル一式をパックして保存する場合は,[コンバート前のプロジェクト構成ファイルをまとめてバックアップする]をチェックし,保存先を指定します。

[OK]ボタンをクリックすると,ソース・ファイルのコンバートを実行します。

 

なお,PM+のプロジェクトは,以下の規則でCS+のプロジェクトに変換されます。

-

PM+のプロジェクトは,元のプロジェクトと同名のプロジェクトに変換されます。変換後のプロジェクト・ファイル名は,“プロジェクト名.mtpj”となります。

備考

ビルド・ツールが指定されてないプロジェクトを読み込んだ場合,マイクロコントローラに応じたビルド・ツールが設定されます。

注意

CS+で読み込めるプロジェクトは,PM+で読み込めてビルドが通る状態のプロジェクトのみです。

備考 1.

変換対象は,PM+のプロジェクト・ファイルのファイル構成情報,ビルド・モード,ビルド・オプションの情報です。
ただし,ビルド・ツールが異なる場合には,ビルド・モード,ビルド・オプションは変換対象にはなりません。

備考 2.

PM+のプロジェクトの対象ビルド・ツールのバージョン以降から,変換後のビルド・ツールのバージョンまでの間にビルド・オプションが追加されていた場合,追加されたオプションは変換後のビルド・ツールのデフォルト値となります。

備考 3.

変換後のプロジェクト・ファイルは,PM+のプロジェクト・ファイルが置かれていたフォルダに作成されます。すでに同名のプロジェクト・ファイルが存在する場合は,ファイル名に“_数字_”(数字:1,2,…)が付加されます。

備考 4.

変換後のビルド・モードは,PM+のプロジェクトのビルド・モードと同名となります。
ただし,CS+におけるフォルダ名として使用できない文字(\,/,:,*,?,",<,>,|)が含まれている場合は,“_”に置き換えます。
また,同名のビルド・モードが変換後のプロジェクトに用意される場合は,ビルド・モード名に“_数字_”(数字:1,2,…)が付加されます。

備考 5.

ファイルの構成のみ変換し,ビルド・オプションは変換しません。

備考 6.

PM+のプロジェクトをCS+のプロジェクトに変換した結果は,プロジェクト変換情報としてファイルに出力されます。

-

プロジェクト変換情報ファイル名は,“プロジェクト変換情報_プロジェクト名.txt”となります。

-

プロジェクト変換情報ファイルは,変換後の各プロジェクト(サブプロジェクト)ごとに出力されます。

-

プロジェクト変換情報ファイルの出力先は,各プロジェクト(サブプロジェクト)のプロジェクト・フォルダです。

-

出力されたプロジェクト変換情報ファイルは,プロジェクト・ツリー パネルにおいて,各プロジェクト(サブプロジェクト)のファイル・ノードにも表示されます。

 

プロジェクト変換情報ファイルの出力例を以下に示します。

(1)プロジェクト変換日時
 
(2)<IDEバージョン>
    CS+ IDE: バージョン [日付]

項番

説明

(1)

プロジェクト変換日時

PM+のプロジェクトをCS+のプロジェクトに変換した日時を,“YYYYMMDD hh:mm:ss”の形式で出力します。

(2)

IDEバージョンと日付

CS+のIDEバージョンと日付を出力します。