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2.4.14 マイクロコントローラを変更する

作成後のプロジェクトで使用するマイクロコントローラを変更することができます。

(1)

マイクロコントローラ変更の実施を選択

プロジェクト・ツリーでマイクロコントローラ・ノードを選択したのち,コンテキスト・メニュー→[マイクロコントローラを変更...]を選択すると,以下のメッセージ ダイアログがオープンします。

図 2.46

メッセージ ダイアログ

 

以降の作業を行う前に,プロジェクトを保存する必要があります([OK]ボタンをクリックすると,現在のプロジェクトを上書き保存します)。

処理を続行するには,[OK]ボタンをクリックします。

備考

マイクロコントローラが同一であるプロジェクトのマイクロコントローラ・ノードを複数選択している場合は,一括して変更することができます。

(2)

変更先のマイクロコントローラを選択

以下のマイクロコントローラの変更 ダイアログがオープンします。

このとき,[変更先のマイクロコントローラ]エリアでは,現在のマイクロコントローラが選択されます。

図 2.47

マイクロコントローラの変更 ダイアログ

 

変更先のマイクロコントローラを選択した後,[OK]ボタンをクリックします。

備考

[OK]ボタンは,現在のマイクロコントローラとは異なるものを選択すると有効になります。

図 2.48

マイクロコントローラの変更 ダイアログ(変更先のマイクロコントローラ選択後)

(3)

マイクロコントローラを変更

現在のマイクロコントローラが選択したマイクロコントローラに変更されます。

備考 1.

同じファミリ(RH850,RX,RL78)内の同じビルド・ツールに対応しているマイクロコントローラへのみ変更が可能です。

備考 2.

マイクロコントローラを変更する際は,デバッグ・ツールと接続していない状態にしてください。

備考 3.

マイクロコントローラを変更する際は,プロジェクトを保存する必要があります。

備考 4.

端子配置(設計ツール),コード生成(設計ツール),デバッグ・ツール(ウォッチ パネルの登録を除く)の情報は,マイクロコントローラの変更後,引き継がれません。

備考 5.

ビルド・ツールのプロパティの設定を,指定されたマイクロコントローラの設定に変更します。指定したマイクロコントローラのiodefine.h およびスタートアップ用ソース・ファイルをサンプルソースとして,"<変更後デバイス名>.nnn"(nnn=000,001…)という名前のフォルダを作成し,そこにコピーします。変更内容を出力パネルに表示します。
流用元とROMサイズが異なるマイクロコントローラを選択した場合,[リンク・オプション]タブの[セクションの開始アドレス]プロパティの値にROMサイズの差異が反映されないことがあります。 [セクションの開始アドレス]プロパティの値を確認してください。

注意

[リンク・オプション]タブの[セクションの開始アドレス]プロパティを指定されたマイクロコントローラの値に変更しますが,#pragma address でのアドレス指定には対応しません。セクションの開始アドレスが変わることにより,セクションの内容がROM/RAMのサイズに収まらなくなることがあります。