RENESAS TOOL NEWS 2006年12月16日 : 061216/tn2
| 統合開発環境
High-performance Embedded Workshop V.4.02.00
へのリビジョンアップのお知らせ |
統合開発環境 High-performance Embedded Workshop を V.4.01.01 から V.4.02.00
にリビジョンアップしました。
1. アップデート対象製品
統合開発環境 High-performance Embedded Workshop V.2.2 ~ V.4.01.01
High-performance Embedded Workshopと連携するコンパイラなどの
ソフトウェア製品にバンドルされています。
High-performance Embedded Workshopのバージョンは、メニュー「ヘルプ」
から「High-performance Embedded Workshopのバージョン情報」コマンドを
選択すると確認できます。
2. リビジョンアップ内容
2.1 機能改善
(1) ソースコードのデバッグ
逆アセンブリウィンドウに「ソースモード」を追加しました。
このモードを選択すると、ステップ実行などによるプログラムカウンタ
の値の変化に追従して、ウィンドウに表示するソースファイルを自動的に
切り換えます。
これにより1つのウィンドウだけでソースコードをデバッグできます。
(2) ソースファイルのツリービューの自動表示
モジュールをダウンロードする際に、ダウンロードモジュール
が持っているソースファイル情報をデバッグ情報から取得して、ワーク
スペースウィンドウのProjectsタブのダウンロードモジュール下に
表示します。
これにより他の統合開発環境などでビルドしたモジュールを
ダウンロードする場合にもソースファイルを手動で追加する必要が
なくなりました。
本機能は、デバッグ専用(Debugger only)プロジェクトのデバッグ時に
使用可能です。
(3) ダウンロードモジュール用フォルダの表示
ワークスペースウィンドウのProjectsタブのプロジェクト下に
ダウンロードモジュール用のフォルダを常に表示するようにしました。
選択されたフォルダを右クリックし「ダウンロードモジュールの追加」
コマンドを選択すると、ダウンロードモジュールを追加できます。
これによりダウンロードモジュールの追加が容易になります。
本機能は、デバッグ専用(Debugger only)プロジェクトのデバッグ時に
使用可能です。
(4) ダウンロードモジュールの削除
ワークスペースウィンドウのProjectsタブに表示されている
ダウンロードモジュールを選択してDeleteキーを
押すか、選択されたダウンロードモジュールを右クリックし「削除」
コマンドを選択してダウンロードモジュールを削除できるようになりました。
(5) コマンドバッチファイルの実行タイミング
「デバッグの設定」ダイアログボックス*のオプションタブにある
「コマンドバッチファイル実行タイミング」ドロップダウンリストに
「After reset」を追加しました。
これを選択するとCPUリセット後にコマンドバッチファイルを実行できます。
* メニュー「デバッグ」→「デバッグの設定」コマンドを選択すると開く。
(6) ダウンロード後にCPUリセット
「デバッグの設定」ダイアログボックスのオプションタブにある
「ダウンロード後にCPUリセット」チェックボックスのデフォルトの
状態が、使用しているデバッガにより切り替わるようにしました。
(7) ソースレベルステップ
「プログラムステップ」ダイアログボックス*の「ソースレベルステップ」
チェックボックスをデフォルトでチェックするようにしました。
* メニュー「デバッグ」→「ステップ」コマンドを選択すると開く。
(8) ナビゲーション項目の表示
ワークスペースウィンドウのNavigationタブをクリックすると表示される
画面の表示モードに「ファイルグループ」を追加しました。関数名、
クラス名、変数名などのナビゲーション項目をファイル単位で表示できます。
(9) ナビゲーション項目のエディタウィンドウへのコピー
ワークスペースウィンドウのNavigationタブに表示される関数名などを
エディタウィンドウ内にドラッグアンドドロップで追加できます。
これにより長い名前の関数や変数名をタイプミスすることなく簡単に
ソースに追加できます。
(10) バージョン管理システムの選択
「バージョン管理システムの選択」ダイアログボックス*でバージョン管理
システムドロップダウンリストからシステムを選択した後、OKをクリック
するだけで選択が完了するようにしました。
* メニュー「ツール」→「バージョン管理」→「選択」コマンドを選択
すると開く。
2.2 改修内容
以下の報告済みの問題を改修しました。
(1) Cウォッチウィンドウのタブの追加について
詳細は、RENESAS TOOL NEWS資料番号 060716/tn1 "High-performance
Embedded Workshopご使用上のお願い"を参照ください。
(2) コマンドラインウィンドウ上で実行するコマンドのパラメータについて
詳細は、RENESAS TOOL NEWS資料番号 060901/tn1 "High-performance
Embedded Workshopご使用上のお願い"を参照ください。
(3) ワークスペースを移動する場合の注意事項
詳細は、RENESAS TOOL NEWS資料番号 061001/tn1 "High-performance
Embedded Workshopご使用上のお願い"を参照ください。
さらに、以下の問題を改修しました。
(4) カスタムビルドフェーズにおける初期ディレクトリ設定
カスタムビルドフェーズにおいて、初期ディレクトリがルートディレクトリ
に設定されている場合、ビルドを実行すると以下のエラーが発生して
ビルドを正しく完了することができない。
Phase Launch Error - Cannot find initial directory 'C:'
(5) バージョン管理システムとの連携
High-performance Embedded Workshop V.4.00.03以前のバージョン
を使用してカスタムバージョン管理システムを選択しているワークスペース
を作成し、High-performance Embedded Workshop V.4.01.00、または
V.4.01.01でそのワークスペースを開くと、「ツール」→「バージョン管理」
メニューおよびバージョン管理ツールバーが使用不可となり、バージョン
管理システムと連携することができない。
(6) ネットワーク上に置いたソースファイルのデバッグ
デバッグ対象のソースファイルがネットワーク上にある場合にその
ファイルをデバッグすると、「ファイルを開く」ダイアログボックスが
何度も開く。
(7) static関数のカバレジ測定
Elf/Dwarf2フォーマットで生成されたダウンロードモジュールをデバッグ
時に、カバレジ範囲として選択しているソースファイル内にあるstatic
関数のカバレジが測定できない。
(8) HewTargetServeを使用してダウンロードしたモジュールの表示
High-performance Embedded Workshop V.4.01.00 および V.4.01.01において、
ダウンロード済みのモジュールをHewTargetServerのDownload()メソッド
を使用して再度ダウンロードすると、ワークスペースウィンドウの
Projectsタブおよびデバッグの設定ダイアログボックスの「ダウンロード
モジュール」リストにおいて、ダウンロードモジュール名が
2重に表示される。
(9) リアルタイムOSデバッガ「Debugging Extension」を使用したデバッグ
High-performance Embedded Workshop V.4.01.01でリアルタイムOS
デバッガ「Debugging Extension」を使用している場合、「ステイタス」
ウィンドウ*を開くとアプリケーションエラーが発生する場合がある。
* メニュー「表示」→「CPU」→「ステイタス」コマンドを選択すると開く。
3. アップデート方法
次のいずれかの方法により無償でオンラインアップデートできます。
(1) オートアップデートユーティリティによるアップデート
(2) ダウンロードサイトからアップデートプログラムをダウンロードして実行
日本語版
英語版
4. 注意事項
本アップデートでHigh-performance Embedded Workshop以外のコンポーネント
(Cコンパイラ、エミュレータデバッガなど)はアップデートされません。