RENESAS TOOL NEWS 2007年08月08日 : 070808/tn1
| SuperH RISC engine ファミリ用C/C++コンパイラパッケージ
V.9.01 Release 01へのリビジョンアップのお知らせ |
SuperH RISC engineファミリ用C/C++コンパイラパッケージをV.9.01 Release 00
からV.9.01 Release 01にリビジョンアップしました。
1. リビジョンアップ内容
1.1 付属の統合開発環境High-performance Embedded WorkshopをV.4.03.00に更新
更新内容の詳細は、以下で2007年7月1日発行 RENESAS TOOL NEWS 資料番号
070701/tn3を参照ください。
http://tool-support.renesas.com/jpn/toolnews/070701/tn3.htm
1.2 最適化リンケージエディタの新機能
次のオプションを最適化リンケージエディタ(以降、リンカと略します)に
追加しました。
(1) total_size
total_sizeオプションを使用すると、標準出力へ下記種別ごとの
セクション合計サイズを出力できます。
- 実行可能セクション
- ROM配置データセクション
- RAM配置データセクション
(2) show=total_size
show=total_sizeオプションを使用すると、上記種別ごとの
セクションの合計サイズをリンケージリストに出力できます。
1.3 改修内容
1.3.1 統合開発環境High-performance Embedded Workshop
以下のRENESAS TOOL NEWSで報告した問題を改修しました。
(1) 2007年7月1日発行 RENESAS TOOL NEWS 資料番号:070701/tn2
http://tool-support.renesas.com/jpn/toolnews/070701/tn2.htm
1.3.2 コンパイラ
(1) 以下のRENESAS TOOL NEWSで報告した問題(SHC-0072)を改修しました。
2007年7月16日発行 RENESAS TOOL NEWS 資料番号 : 070716/tn1
http://tool-support.renesas.com/jpn/toolnews/070716/tn1.htm
(2) 以下の標準ライブラリ関数の実行結果が正しくない場合がある問題を
改修しました。
(a) sscanf()
(b) sqrtf() (SH-2Eのみ)
(c) asinf() (SH-2Eのみ)
(d) acosf() (SH-2Eのみ)
(3) C4098インターナルエラーが発生する場合がある問題を改修しました。
1.3.3リンカ
(1) 下記番号のメッセージ表示を改善しました。
該当メッセージ番号: L3110
該当メッセージの原因となるファイルがライブラリファイル内の特定
ライブラリモジュールである場合、V.9.03.00以降ではそのライブラリ
モジュール名まで表示します。
改善前(リンカV.9.02.00以前)のメッセージ例
** L3110 (F) Illegal cpu type "" in "<ライブラリ名>"
改善後(リンカV.9.03.00以降)のメッセージ例
** L3110 (F) Illegal cpu type "" in "<ライブラリ名>
(<モジュール名>)"
(2) スタック解析ツールCall Walkerで、プログラムのスタック使用量が
正しく表示されない(実際の使用量より少なく表示する)場合が
ありましたが、これを改修しました。
問題の発生条件:
以下の条件をすべて満たす場合に発生することがあります。
(a) コンパイル時に、最適化オプション -optimize=1を使用している。
(b) C言語ソースファイル内で、直後に記述した関数を呼び出している関数
がある。
Cソース例
-----------------------------------------
void f()
{
:
g(); /*直後の関数gを呼び出している*/
}
void g()
{
:
}
-----------------------------------------
注意事項:
コンパイル時に、goptimizeオプションを使用していない場合、最新の
リンカ(V.9.03.00)を使用しても本件が再現する場合があります。
本問題を回避するためには、コンパイル時にgoptimizeオプションを
使用してください。
この注意事項に記載の問題は、次回のコンパイラリのビジョンアップ時
に改修する予定です。
リンカのバージョンは以下の操作で確認できます。
(i) 統合開発環境High-performance Embedded Workshopの
メニュー「ツール」->「アドミニストレーション」を選択します。
(ii) 開いたツールアドミニストレーションダイアログボックスの
「登録済みコンポーネント」リストの「Toolchains」の中から
使用中のコンパイラパッケージを選択し、プロパティボタンを
クリックします。
(iii) 表示されたプロパティダイアログボックスの「情報」タブを選択
するとバージョンが表示されます。
表示例: Optimizing Linkage Editor (V.9.00.02)
(3) 以下の内部エラーが発生する問題を改修しました。
- L4000 (-) Internal Error : (1153)
- L4000 (-) Internal Error : (3081)
- L4001 (-) Internal Error
2. アップデートと購入方法
2.1 アップデート
オートアップデートユーティリティを使用して無償でアップデートできます。
また、以下のダウンロードサイトからアップデートプログラムをダウンロード
して実行することでアップデートが可能です(8月8日に公開予定)。
http://japan.renesas.com/shc_download
2.2 新規購入
ご注文の際には、以下の情報を最寄りのルネサス販売または特約店まで
ご連絡ください。
価格については最寄りのルネサス営業または特約店にお問い合わせください。
製品名: SuperH RISC engine ファミリ用C/C++コンパイラ
パッケージ R0C40700XSW09R
バージョン番号: V.9.01
リリース番号: Release 01
製品の使用環境: Windows XPまたはWindows 2000