グラフ化の対象として登録した変数/レジスタ/アドレス等の値と時間の関係を折れ線グラフで表示します。
また,選択しているマイクロコントローラがSmart Analog IC搭載品の場合では,デバッグ・ツールをデータ収集モードに設定することにより,Smart Analog用に収集したデータをグラフで表示することができます【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】。
このパネルのグラフで指定した範囲を,値の推移(ズーム) パネル上でズーム表示することができます。
なお,このタブ上でグラフを表示するための操作手順は,「2.13.1値の推移をグラフ化する」を参照してください。
デバッグ・ツールが取得したトレース・データ,またはリアルタイムRAMモニタ結果を基にグラフ表示を行います。グラフ表示を行うためには,「(a)トレース機能」/「(b)RRM機能/RAMモニタ(疑似RRM)機能」の注意を参照してください。 |
グラフ・データの取得方法としてリアルタイム・サンプリング方式を指定する場合は,「3.3リアルタイム・サンプリング方式について」を参照してください。 |
グラフ・データの取得方法としてトレース・データ解析方式を指定する場合は,「3.4トレース・データ解析方式について」を参照してください。 |
【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】 |
表示更新のタイミングについては,「(4)グラフを表示する」を参照してください。 |
現在の表示内容を解析グラフ・データ・ファイル(*.mtac)として保存することにより,表示しているグラフを復帰させることができます(「(6)グラフを復帰するためのグラフ・データを保存する」参照)。 |
取得したグラフ・データがバッファ容量(10000プロット分)を越えた場合,新しいグラフ・データを最も古いグラフ・データに上書きしていきます(リング・バッファ方式)。 |
メイン・ウインドウのツールバーの ボタンのクリック→[値の推移]タブの選択 |
現在,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[全般]カテゴリ内[解析方式]プロパティにおいて指定している,グラフの解析方式を表示します(「(2)グラフ・データの取得方法を指定する」参照)。
リアルタイム・サンプリングの開始/停止の制御(トグル)を手動で行います。
ただし,このボタンは,次のすべての状態を満たしている場合のみ有効となります。
解析方式としてリアルタイム・サンプリング方式を選択している |
現在ウォッチ パネル(ウォッチ1)に登録されている上から16個のウォッチ式を,グラフ化対象として自動登録します(「ウォッチ パネルから反映する場合(自動登録)」参照)。
ただし,このボタンは,次のすべての状態を満たしている場合のみ有効となります。
解析方式としてリアルタイム・サンプリング方式,またはトレース・データ解析方式を選択している |
デバッグ・ツールにおいて,データ収集モードを無効にしている【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】 |
ズーム表示する範囲設定を行う際に,ズーム表示の対象となる値の推移(ズーム) パネルの番号(Zoom1~4)を選択します(「(c)ズーム表示」参照)。
表示する値の推移(ズーム) パネルを指定します。
チェックすることにより,番号に対応する値の推移(ズーム) パネル(値の推移(ズーム)1~4)をオープンします(複数選択可)。
デフォルトでは,すべてのチェック・ボックスがチェックされていません。
登録したグラフ化対象の値(Y軸)と時間(X軸)の関係を折れ線グラフで表示します。
各チャネルに登録しているグラフ化対象における,プログラム実行による値の変化を示します。
ただし,リアルタイム・サンプリング方式でグラフ・データを取得した場合,グラフ・データの取得に失敗すると時間情報のみの表示となり,遷移箇所と遷移箇所を結ぶ線は表示されません。これに該当する区間は“ロスト区間”として,プログラム実行停止後,次のように表示されます(グラフの背景色は,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[全般]カテゴリ内[背景色(ロスト)]プロパティの設定に依存)。
なお,現在のグラフの表示範囲にかかわらず,グラフ・データの取得に1箇所でも失敗した場合は,出力 パネルに次のメッセージを表示します。
“データ取得中に,ロストまたはバッファのオーバーフローが発生しています。”
【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】 |
その他(「3.4トレース・データ解析方式について」参照) |
リアルタイム・サンプリング方式を指定している場合,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[全般]カテゴリ内[グラフの種類]プロパティにより,折れ線グラフの形式を変更することができます(「(b)グラフ形式の選択」参照)。 |
10分割のグリッド線を表示します。単位グリッドあたりの時間(Time/Div)の設定は,全チャネルを対象に,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[全般]カテゴリ内[1グリッドあたりの時間[Time/Div]]プロパティにより行います(「(c)表示範囲の設定」参照)。
なお,X軸(時間)の表示範囲は,グラフ・データの取得方法に依存します(「表 2.11グラフ・データの取得方法によるグラフ表示の相違」参照)。
現在,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[全般]カテゴリ内[1グリッドあたりの時間[Time/Div]]プロパティで指定している値を表示します。
なお,プログラム停止中の状態に限り,このラベルをダブルクリックすることにより,グラフの遷移箇所が描画領域(左端~右端)内で,指定された個数分に収まるように[1グリッドあたりの時間[Time/Div]]プロパティを適切な数値に自動調整します(「(c)表示範囲の設定」参照)。
10分割のグリッド線を表示します。単位グリッドあたりの値(Val/Div)の設定は,各チャネルごとに指定することができ,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[チャネル 1~16]カテゴリ内[1グリッドあたりの値[Val/Div] 1~16]プロパティにより行います(「(c)表示範囲の設定」参照)。
なお,プログラム停止時に限り,原点(数値=0)を表す軸線を,チャネルごとの描画色を用いた点線で表示します。
Y軸 (値)の表示範囲は,[1グリッドあたりの値[Val/Div] 1~16]プロパティ/[オフセット 1~16]プロパティの設定に依存しますが,取得した値が表示範囲の上限/下限を越えている場合,該当区間のグラフ表示は行いません。 |
トリガ機能を使用している場合(「(3)トリガ機能を使用する」参照),プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[トリガ]カテゴリ内で指定されている各プロパティの内容を表示します。
トリガ機能を使用する場合のトリガ・レベルを示します(「(3)トリガ機能を使用する」参照)。
なお,このトリガ・マークをマウスでドラッグすることにより,トリガ・レベルの値を変更することができます。
トリガ機能を使用する場合のトリガ・ポジションを示します(「(3)トリガ機能を使用する」参照)。
なお,このトリガ・マークをマウスでドラッグすることにより,トリガ・ポジションの値を変更することができます。
グラフ上の遷移箇所にマウス・カーソルを重ねることにより,その箇所の情報をポップアップ表示します。表示形式は次のとおりです。
【リアルタイム・サンプリング方式の場合】
【トレース・データ解析方式の場合】
[場所]情報は,トレース・データ解析方式により取得したグラフ・データで,かつ遷移箇所の情報が存在する場合のみ表示します(存在しない場合は“-”を表示します)。 |
X軸 (時間),またはY軸 (値)を対象として,時間/数値を確認するための2本のカーソル(カーソルA/カーソルB)です。
カーソル選択ボタンの[X軸 (Time軸)]ボタンを選択することにより,X軸 (時間)を対象としたカーソル計測を行い,また,[Y軸 (Val軸)]ボタンを選択することにより,Y軸 (値)を対象としたカーソル計測を行います。
計測結果は,カーソル情報エリアに一覧表示されます。
カーソルの表示/設定方法は次のとおりです(カーソルはデフォルトで非表示です)。
値の推移(ズーム) パネルに表示するズーム表示範囲を示します(「(c)ズーム表示」参照)。
なお,ズーム表示範囲の設定は,[ズーム]コンボ・ボックスの選択により,4個の値の推移(ズーム) パネルに対してそれぞれ個別に行うことができます。
このエリアは,スプリッタを移動することにより表示領域を変更することができます。
また,スプリッタ上の中央のマークをクリックすることにより,このエリアの表示/非表示を切り替えることができます。
【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】 |
現在,各チャネルにグラフ化対象として登録されている変数名(レジスタ名/アドレス式などを含む)をチェック・ボックスとして表示します(未登録の場合は“(none)”を表示)。
チェック・ボックスをチェックすることにより,対応するチャネルのグラフを表示します(複数選択可)。
デフォルトでは,登録済みのチェック・ボックスはすべてチェックされています。
【E1/E2/E2 Lite/E20/COM Port【RL78】】 |
グラフ化対象の登録方法についての詳細は,「(1)グラフ化対象を登録する」を参照してください。 |
現在,プロパティ パネルの[値の推移]タブ上の[チャネル 1~16]カテゴリ内[1グリッドあたりの値[Val/Div] 1~16]プロパティで指定している値を表示します。
なお,プログラム停止中の状態に限り,このラベルをダブルクリックすることにより,そのチャネルのグラフが描画領域いっぱいに描画されるように[1グリッドあたりの値[Val/Div] 1~16]プロパティと[オフセット1~16]プロパティを適切な数値に自動調整します(「(c)表示範囲の設定」参照)。
このエリアは,スプリッタを移動することにより表示領域を変更することができます。
また,スプリッタ上の中央のマークをクリックすることにより,このエリアの表示/非表示を切り替えることができます。
カーソル計測を行う際の対象軸を選択します。