3.13 CC-RLオプション-convert_ccとの変換仕様差分
CC-RLには，コンパイル時にCA78K0のソースコードをコンパイルするオプションは存在しません。CC-RLにてCA78K0Rのソースコードをコンパイルためのオプション「-convert_cc=ca78k0r」指定時と，CcnvCA78K0による変換とで動作が異なる拡張機能について，差分を示します。
表 3.7 | CC-RLオプション-convert_cc=ca78k0rと異なる動作 |
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__boolean
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-ansiオプション指定なしの場合は_Bool，-ansiオプション指定ありの場合はcharとして扱います。
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常に_Boolに変換します。
CC-RLの-ansiオプション指定時は_Boolが使用できませんので，手動で型を変更してください。
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__callf
__leaf
__pascal
__flash
__flashf
__temp
__mxcall
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コンパイル・エラーとなります。
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削除します。
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callf
noauto
norec
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コンパイル・エラーとなります。
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オプション-Aを指定しない場合に削除します。
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__interrupt
__interrupt_brk
__rtos_interrupt
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同名関数に対する#pragma指令が既に存在する場合は，キーワードを無視します。
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関数宣言の前に#pragma指令を追加します。同名関数に対する#pragma指令が既に存在する場合は，変換後に#pragma 指令が重複してCC-RLではコンパイル・エラーとなります。その場合は，キーワードを変換した#pragma指令を削除してください。
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__asm( )
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通常の関数呼び出しと認識します。
手動でinline_asm関数に修正する必要があります。
デバイス変更によりアセンブラ記述は見直してください。
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各__asm( )に対して#pragma inline_asmと関数定義を出力します。
__asm( )呼び出しは，新しく生成した関数呼び出しに変換します。
デバイス変更によりアセンブラ記述は見直してください。
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va_start_banked
va_starttop_banked
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通常の関数呼び出しと認識します。
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va_startに変換します。
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#pragma sfr
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CC-RLのオプション-preinclude でiodefine.hをインクルードしてください。
デバイス変更によりSFRのアクセスは見直してください。
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ファイルの先頭に#include “iodefine.h”を挿入します。
デバイス変更によりSFRのアクセスは見直してください。
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#asm ～ #endasm
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構文エラーとなります。
手動でinline_asm関数に修正する必要があります。
デバイス変更によりアセンブラ記述は見直してください。
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各#asm～#endasmに対して#pragma inline_asmと関数定義を出力します。
#asm～#endasmを，新しく生成した関数呼び出しに変換します。
デバイス変更によりアセンブラ記述は見直してください。
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#pragma interrupt
#pragma vect
#pragma rtos_interrupt
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割り込み要求名がある場合，CC-RLのオプション-preinclude でiodefine.hをインクルードしてください。
デバイス変更により割り込み要求名は見直してください。
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割り込み要求名がある場合，ファイルの先頭に#include “iodefine.h”を挿入します。
デバイス変更により割り込み要求名は見直してください。
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