ある条件を満たしたときのみプログラムの実行履歴を収集することができます。
ポイント・トレース・イベントを設定することにより,任意の変数,またはI/Oレジスタに対し,指定したアクセスがあった場合にのみ,その情報をトレース・データとして収集します。
次のいずれかの操作により,ポイント・トレース・イベントを設定してください。
ポイント・トレース・イベントの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.17.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。 |
【シミュレータ】 |
【シミュレータ】 |
操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネル上で行います。
対象となる変数,またはI/Oレジスタを選択したのち,指定するアクセス種別にしたがって,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。ただし,対象となる変数は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数のみとなります。
なお,この操作を行うことにより,対象変数/I/Oレジスタにポイント・トレース・イベントが設定されたとみなされ,イベント パネルで管理されます(「2.17 イベントの管理」参照)。
操作は,ウォッチ パネル上で行います。
対象となるウォッチ式を選択したのち,コンテキスト・メニューより次の操作を行います(「2.11.6 ウォッチ式を表示/変更する」参照)。
ただし,対象となるウォッチ式は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数/I/Oレジスタのみとなります。
なお,この操作を行うことにより,対象ウォッチ式にポイント・トレース・イベントが設定されたとみなされ,イベント パネルで管理されます(「2.17 イベントの管理」参照)。
ポイント・トレース・イベントの設定が完了したのち,プログラムを実行します(「2.9 プログラムの実行」参照)。
プログラム実行中,設定したポイント・トレース・イベントの条件が満たされた場合,その情報がトレース・データとして収集されます。トレース・データの確認方法についての詳細は,「2.13.6 実行履歴を表示する」を参照してください。
なお,ポイント・トレース・イベントとして設定したトレース・イベント(アクセス系)を編集する場合は,[表示]メニュー→[イベント]の選択でオープンするイベント パネルにおいて,編集したいポイント・トレースの詳細情報に表示されたトレース・イベント(アクセス系)を選択したのち,コンテキスト・メニューの[条件の編集...]をクリックします(「2.17.4.2 アクセス系イベントを編集する」参照)。
また,ポイント・トレース・イベントとして設定したトレース・イベント(アクセス系)を削除する場合は,[表示]メニュー→[イベント]の選択でオープンするイベント パネルにおいて,削除したいポイント・トレース・イベントの詳細情報に表示されたトレース・イベント(アクセス系)を選択したのち,同パネルのツールバーの ボタンをクリックします(「2.17 イベントの管理」参照)。