2.7.1 ユーザ・ライブラリを追加する

ユーザ・ライブラリの追加は,プロパティ,またはプロジェクト・ツリーで行います。

(1)

プロパティで追加する場合

プロジェクト・ツリーでビルド・ツール・ノードを選択し,プロパティ パネル[リンク・オプション]タブを選択します。

ユーザ・ライブラリの追加は,[ライブラリ]カテゴリの[使用するライブラリ・ファイル]プロパティで行います。

図 2.35

[使用するライブラリ・ファイル]プロパティ

 

[...]ボタンをクリックすると,パス編集 ダイアログがオープンします。

図 2.36

パス編集 ダイアログ

 

[パス(1行につき1つのパス)]にライブラリ・ファイル(パスを含む)を1行に1つずつ入力します。

1行に259文字まで,65536行まで指定可能です。

備考 1.

本プロパティは,プレースホルダに対応しています。
[プレースホルダ]において行をダブルクリックすると,プレースホルダが[パス(1行につき1つのパス)]に反映されます。

備考 2.

ライブラリ・ファイルは,以下のいずれかの方法で指定することも可能です。

-

エクスプローラなどからフォルダをドラッグ・アンド・ドロップ

-

[参照...]ボタンをクリックし,使用するライブラリ・ファイルを指定 ダイアログによるフォルダの選択

-

[プレースホルダ]において行をダブルクリック

 

[OK]ボタンをクリックすると,入力したライブラリ・ファイルがサブプロパティとして表示されます。

図 2.37

[使用するライブラリ・ファイル]プロパティ(ライブラリ・ファイル設定後)

 

ライブラリ・ファイルの変更は,[...]ボタン,またはサブプロパティのテキスト・ボックスへの直接入力により行うことができます。

備考

[共通オプション]タブの[よく使うオプション(リンク)]カテゴリの[使用するライブラリ・ファイル]プロパティでも,同様に設定することができます。

(2)

プロジェクト・ツリーで追加する場合

プロジェクト・ツリーへのライブラリ・ファイルの追加は,既存のファイルを追加 ダイアログから行います。

または,プロジェクト・ツリーにライブラリ・ファイルをドロップすることでも行うことができます。

プロジェクト・ツリーで追加した場合,ビルド時にロード・モジュールとのタイムスタンプ比較の対象となり,追加されたライブラリ・ファイルが更新された時には,リンク処理が実行されます。