STARTOF


項のセクションのリンク後の先頭アドレスを返します。

[機能]

項のセクションのリンク後の先頭アドレスを返します。

[使用例]

4バイト領域を確保し,デフォルト・セクション(.text)の先頭アドレスで初期化します。

.DB4            STARTOF(.text)

 

4バイト領域を確保し,ユーザ定義セクション(user_text)の先頭アドレスで初期化します。

.DB4            STARTOF(user_text)

 

SIZEOF演算子と組み合わせて指定する場合

.DB4            STARTOF(.data) + SIZEOF(.data)

[注意事項]

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2項演算子+を使用して,SIZEOF演算子と組み合わせて使用することができます。
ただし,1 つのオペランドにSTARTOF,およびSIZEOFを複数記述すること,STARTOF,SIZEOF以外の式を記述することはできません。下記はエラーとなります。

.DB4            STARTOF(.data) +2

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アブソリュートなセクションは,“_AT”+指定アドレスを付けたセクション名(「.SECTION」,「.CSEG」,「.DSEG」,「.ORG」を参照)を記述してください。

.SECTION        EX, DATA_AT     0xF2000
.DB4            STARTOF(EX_ATF2000)