ビルド・ツールが推奨するビルド・オプションを適用した場合のROMサイズや実行速度を計測,比較するウィザード形式のダイアログです。
1ページ目で計測方法を指定し,2ページ目で結果を表示します。
図 A.33 | 最適化性能比較ツール ダイアログ(1ページ目) |
図 A.34 | 最適化性能比較ツール ダイアログ(2ページ目) |
ここでは,以下の項目について説明します。
[オープン方法]
- | [ビルド]メニュー→[アクティブ・プロジェクト用に最適化性能比較ツールを表示...]を選択 |
[各エリアの説明]
ROMサイズの最適化に関するオプション・パターンを試すか,実行速度の最適化に関するオプション・パターンを試すかを選択するエリアです。
両方のオプション・パターンを試すことも可能です。
また,選択したパターンに加え,現在のビルド・モードのオプションも試します。
実行速度の最適化に関するオプション・パターンを試す場合は,[計測開始アドレス/シンボル],および[計測終了アドレス/シンボル]に計測範囲を指定します。
それぞれのテキスト・ボックスに16進数の数値/アドレス式を直接入力するか,ドロップダウン・リストから入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。
備考 1. | 本テキスト・ボックスで[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより,現在のキャレット位置のシンボル名を補完することができます。 |
備考 2. | 本テキスト・ボックスに関数名を設定する場合,最適化で関数がインライン化されると測定中にエラーが出ることがあります。その場合は指定する関数の定義の前に以下を記述することにより,エラーを回避することができます。 |
#pragma noinline 関数名
各オプション・パターンでのROMサイズ,実行速度を表示します。
一番性能の良い値は緑色,一番性能の悪い値は赤色で表示します。
また,ここで選択したオプション・パターンを現在のビルド・オプションに反映することができます。
各オプション・パターンがどのようなビルド・オプションを設定したかを表示します。
備考 | ビルド・オプションの詳細については,コンパイラのユーザーズ・マニュアルを参照してください。 |
(4) | ビルド・モードへの反映方法選択エリア(2ページ目) |
[測定結果]で選択したビルド・オプションをビルド・モードに反映する際,どのビルド・モードに反映するかを選択します。
新たなビルド・モードとして反映する場合は,ビルド・モード名を指定することができます。
[機能ボタン]
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戻る(2ページ目)
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1ページ目へ戻ります。
最適化性能の比較を再度行う場合にクリックします。
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開始(1ページ目)
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最適化性能の比較を開始します。
性能の比較は,指定したオプション・パターンをビルド・ツールに反映し,ビルド,およびデバッグ・ツールの実行によって行われます。そのため,プログラムのビルドとデバッグが可能である必要があります。
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反映(2ページ目)
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[測定結果]で選択したビルド・オプションをビルド・モードに反映し,本ダイアログをクローズします。
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キャンセル
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比較,およびビルド・オプションの反映を行わずに,本ダイアログをクローズします。
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ヘルプ
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本ダイアログのヘルプを表示します。
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