ref_flg

iref_flg

概要

イベントフラグ詳細情報の参照

C言語形式

 ER      ref_flg ( ID flgid, T_RFLG *pk_rflg );
 ER      iref_flg ( ID flgid, T_RFLG *pk_rflg );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      flgid;
イベントフラグのID

O

 T_RFLG  *pk_rflg;
イベントフラグ詳細情報を格納する領域へのポインタ



【 イベントフラグ詳細情報T_RFLGの構造 】

 typedef struct  t_rflg {
         ID      wtskid;         /*待ちタスクの有無*/
         FLGPTN  flgptn;         /*現在ビット・パターン*/
 } T_RFLG;


機能

flgidで指定されたイベントフラグのイベントフラグ詳細情報(待ちタスクの有無,現在ビット・パターンなど)をpk_rflgで指定された領域に格納します。

- wtskid
イベントフラグの待ちキューにタスクがキューイングされているか否かが格納されます。

TSK_NONE: 待ちキューにタスクはキューイングされていない

その他: 待ちキューの先頭にキューイングされているタスクのID

- flgptn
イベントフラグの現在ビット・パターンが格納されます。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

パラメータ・エラー

- pk_rflg == NULL

E_ID

-18

不正ID番号

- flgid≦0

- flgid > VTMAX_FLG

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

備考 タスクからiref_flgを発行した場合,および非タスクからref_flgを発行した場合,コンテキスト・エラーは検出されず,システムの正常な動作は保証されません。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(ref_flgのみ)

- 呼び出しタスクからのpk_rflgが示す領域に対するオペランド・ライト・アクセス許可がない。

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- flgidのイベントフラグが存在しない。