sig_sem

isig_sem

概要

資源の返却

C言語形式

 ER      sig_sem ( ID semid );
 ER      isig_sem ( ID semid );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      semid;
セマフォのID



機能

semidで指定されたセマフォに資源を返却(セマフォ・カウンタに1を加算)します。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象セマフォの待ちキューにタスクがキューイングされていた場合には,資源の返却(セマフォ・カウンタの加算処理)は行わず,該当タスク(待ちキューの先頭タスク)に資源を渡します。これにより,該当タスクは,待ちキューから外れ,WAITING状態(資源獲得待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。

備考 RI600PXでは,セマフォの資源数として取り得る最大値をセマフォの生成時に指定します。このため,本サービス・コールでは,資源数が最大資源数を超える場合には,資源の返却(セマフォ・カウンタの加算処理)は行わず,戻り値としてE_QOVRを返します。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_ID

-18

不正ID番号

- semid≦0

- semid > VTMAX_SEM

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- タスクからisig_semを発行した。

- 非タスクからsig_semを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(sig_semのみ)

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- semidのセマフォが存在しない。

E_QOVR

-43

キューイング・オーバフロー

- 資源数が最大値を超えた。