2.21.2 シンボル名の入力補完機能

シンボル名の入力補完とは,アドレス式などを入力する際に,プログラム中に存在するシンボル名のリストから1つを選択することにより,ユーザのシンボル名の入力作業を補佐する機能です。

シンボル名のリストは,この機能に対応するテキスト・ボックスにおいて,目的のシンボル名の一部が入力されている状態で[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより表示されます。リスト内において,目的のシンボル名をダブルクリックすることで(または,[↑]/[↓]キーによりシンボル名を選択したのち[Space]/[Enter]キーを押下),入力中のシンボル名が補完されます。

なお,この際に,[Space]/[Enter]キー以外のキーが押下された場合,または現在操作対象としているパネル/ダイアログからフォーカスが移動した場合は,シンボル名のリストは消失します(シンボル名の入力補完は行われません)。

注意 1.

テキスト・ボックスにおいて,1文字も入力されていない場合,または候補が1つも存在しない場合は,シンボル名のリストは表示されません。

注意 2.

コンパイラの最適化により,関数の引数の型がプログラム上で定義した型と異なる型に変換されることがあります(例: func (class Foo obj);→ func (class Foo *obj);)。
この場合,シンボル名の入力補完機能では最適化後の関数名を出力します。

備考

シンボル名の入力時にこの機能を使用できるか否かは,該当するパネル/ダイアログの入力エリアの説明を参照してください。

図 2.194

シンボル名の入力補完機能