1. 5  実行環境

以下に,RIシリーズが処理を実行する上で必要となるハードウエアを示します。

(1) CPU

以下に,RIシリーズが処理を実行する上で必要となるCPUを示します。

- RL78ファミリ【RI78V4 V2.xx.xx】【RI78V4 V1.xx.xx

- RH850ファミリ(G3K/G3M/G3KH/G3MHコア)【RI850V4 V2.xx.xx

- RXファミリ(RX100/RX200コア)【RI600V4】

- RXファミリ(RX600コア)【RI600V4】【RI600PX】

- V850ファミリ(V850ES/V850E1/V850E2/V850E2Mコア)【RI850V4 V1.xx.xx

- V850E2Mコアを2個搭載したV850ファミリ【RI850MP】

- 78K0Rマイクロコントローラ【RI78V4 V1.xx.xx

(2) 周辺コントローラ

RIシリーズでは,様々な実行環境に対応するために,RIシリーズが処理を実行する上で必要となるハードウエア依存処理をユーザ・オウン・コーディング部,またはターゲット依存部として切り出し,サンプル・ソース・ファイルを提供しています。このため,ユーザ・オウン・コーディング部,またはターゲット依存部を実行環境にあわせて書き換えることにより,特定の周辺コントローラは要求していません。

なお,RIシリーズが提供している時間管理機能を利用する際には“タイマ・コントローラなど”が,割り込み管理機能を利用する際には“割り込みコントローラなど”が必要となります。

(3) メモリ容量

以下に,RIシリーズが処理を実行する上で必要となるメモリ容量を示します。

なお,下記に示した値は,コンフィギュレーション時に定義するOS資源に関する情報の定義総数,およびシステムで使用するサービス・コールの種類に制限を設けることにより必要となるメモリ容量を抑えることが可能です。

- RI78V4 V2.xx.xx

- ROM領域 :3Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

- RI850V4 V2.xx.xx

- ROM領域 :5.5Kバイト以上

- RAM領域 :1.1Kバイト以上

- RI600V4

- ROM領域 :6Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

- RI600PX

- ROM領域 :7Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

- RI850V4 V1.xx.xx

- ROM領域 :6Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

- RI850MP

- ROM領域 :6Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

- RI78V4 V1.xx.xx

- ROM領域 :1Kバイト以上

- RAM領域 :1Kバイト以上

(4) 対応デバッグ・ツール

以下に,リソース情報ツール,プログラム解析ツール/タスク・アナライザ・ツールを実行する上で必要となるデバッグ・ツールを示します。

表1―1  リソース情報ツール

RI78V4 V2.xx.xx

RI850V4 V2.xx.xx

RI600V4

RI600PX

RI850V4 V1.xx.xx

RI850MP

RI78V4

V1.xx.xx

IECUBE















IECUBE2















MINICUBE















MINICUBE2















E1















E20















EZ Emulator















シミュレータ



















○ : この組み合わせで使用できます。

− : この組み合わせでは使用できません。



表1―2  プログラム解析ツール

RI850V4 V1.xx.xx

RI78V4 V1.xx.xx

IECUBE



注1

IECUBE2





MINICUBE

注2



MINICUBE2

注2



E1

注2



E20

注2



EZ Emulator

注2



シミュレータ



注1





○ : この組み合わせで使用できます。

− : この組み合わせでは使用できません。

注1.  ハードウエア・トレース・モードでのみ使用できます。

2.  ソフトウエア・トレース・モードでのみ使用できます。





表1―3  タスク・アナライザ・ツール

RI78V4 V2.xx.xx

RI850V4 V2.xx.xx

RI600V4

IECUBE







IECUBE2







MINICUBE







MINICUBE2







E1

注1

注2

注2

E20

注1





EZ Emulator





注1

シミュレータ











○ : この組み合わせで使用できます。

− : この組み合わせでは使用できません。

注1.  ソフトウエア・トレース・モードでのみ使用できます。

2.  ハードウエア・トレース・モードでは,最大256サイクルのトレース取得に限られます。