[I/Oヘッダ・ファイル生成オプション]タブ


本タブでは,I/Oヘッダ・ファイル生成ツールに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

 

(1) [I/Oヘッダ・ファイル]

(2) [その他]

図 A.8

プロパティ パネル:[I/Oヘッダ・ファイル生成オプション]タブ

[各カテゴリの説明]

(1)

[I/Oヘッダ・ファイル]

I/Oヘッダ・ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新する

ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新するかどうかを選択します。

デバイス・ファイルがI/Oヘッダ・ファイル生成時より新しい場合やI/Oヘッダ・ファイル生成関連のプロパティが更新されている場合,I/Oヘッダ・ファイルを更新します。更新は自動的に上書きで行い,拡張子bakでバックアップ・ファイルを作成します。

この内容はすべてのビルド・モードで共通です。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(デバイス・ファイルのみチェック)

ビルド時にデバイス・ファイルが更新されている場合,I/Oヘッダ・ファイルを更新します。

はい(プロパティのみチェック)

ビルド時にプロパティが更新されている場合,I/Oヘッダ・ファイルを更新します。

はい(デバイス・ファイルとプロパティをチェック)

ビルド時にデバイス・ファイル,またはプロパティが更新されている場合,I/Oヘッダ・ファイルを更新します。

いいえ

ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新しません。

I/Oヘッダ・ファイル生成時のデバイス・ファイル

I/Oヘッダ・ファイルを生成した時のデバイス・ファイルのファイル名とバージョンを表示します。

なお,本プロパティは,[ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新する]プロパティで[いいえ]以外を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

I/Oヘッダ・ファイル生成時のデバイス・ファイルとバージョン

変更方法

変更不可

現在のデバイス・ファイル

実行中のCS+環境にインストールされているデバイス・ファイルのファイル名とバージョンを表示します。

なお,本プロパティは,[ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新する]プロパティで[いいえ]以外を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

現在のデバイス・ファイル

変更方法

変更不可

ファイルに出力するモジュールを選択する

I/Oヘッダ・ファイルに出力するモジュールを選択するかどうかを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

I/Oヘッダ・ファイルに出力するモジュールを選択するために,[デバイス・ファイルで定義されているモジュール一覧]プロパティを表示します。

選択したモジュール内のIORのみをI/Oヘッダ・ファイルに出力します。

いいえ

I/Oヘッダ・ファイルにすべてのモジュールを出力します。

デバイス・ファイルで定義されているモジュール一覧

デバイス・ファイルで定義されているモジュールの一覧を表示します。

本プロパティには,コンテキスト・メニュー→[デフォルトに戻す]および[すべてデフォルトに戻す]は適用されません。

サブプロパティには,以下の項目を表示します。

モジュール名 : デバイス・ファイルで定義されているモジュール名

ファイル名 : 出力先のI/Oヘッダ・ファイル名

出力状況 : I/Oヘッダ・ファイルに出力する/しないの設定状況

なお,本プロパティは,[ファイルに出力するモジュールを選択する]プロパティで[はい]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

デバイス・ファイルで定義されているモジュールの総数

変更方法

[...]ボタンをクリックし,ファイルに出力するモジュールの選択 ダイアログによる編集

サブプロパティの直接入力による編集は不可

指定可能値

259文字までの文字列

μITRONを考慮した定義を出力する

μITRONを考慮した定義を出力するかどうかを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-uitron=on)

μITRONを考慮した定義を出力します。

いいえ

μITRONを考慮した定義を出力しません。

MISRA-Cオプションを有効にする

MISRA-Cルールに適合したI/Oヘッダ・ファイルを出力するかどうかを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-misra_c=on2)

MISRA-Cルールに適合したI/Oヘッダ・ファイルを出力します。

共用体を出力しないため,同一アドレスに配置されているIORへのアクセスは,最大アクセス・サイズのみに限られます。

いいえ

MISRA-Cルールを考慮しません。

モジュール配列化オプションを有効にする

0から始まる番号を持つモジュールに対して,配列でアクセス可能となる定義をヘッダ・ファイルに出力するかどうかを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-modulearray=on)

モジュール配列化オプションを有効にします。

いいえ

モジュール配列化オプションを有効にしません。

モジュール中にブロックを定義する

モジュール中にブロックを定義するかどうかを選択します。

なお,本プロパティは,ブロック定義用の情報ファイルが存在する場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

モジュール中にブロックを定義して,ブロック単位での配列化とIORの配列化を実施します。

いいえ

モジュール中にブロックを定義しません。

IOR配列化オプションを有効にする

0から始まる番号を持つIORに対して,配列でアクセス可能となる定義を出力するかどうかを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-iorarray=on)

IOR配列化オプションを有効にします。

いいえ

IOR配列化オプションを有効にしません。

構造体定義を共有する

構造体定義を共有するかどうかを選択します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

構造体定義を共有します。

いいえ(-share_structure=off)

構造体定義を共有しません。

ペリフェラル・グループ用pragma指令を出力する

ペリフェラル・グループ用pragma指令を出力するかどうかを選択します。

なお,本プロパティは,RH850G4MHのデバイスを使用している場合のみ表示します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい(-pragma_peripheral_group=on)

ペリフェラル・グループ用pragma指令を出力します。

いいえ

ペリフェラル・グループ用pragma指令を出力しません。

(2)

[その他]

I/Oヘッダ・ファイルに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

その他の追加オプション

その他に追加するI/Oヘッダ・ファイル生成オプションを入力します。

なお,ここで設定したオプションは,I/Oヘッダ・ファイル生成オプション群の最後に付加されます。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

259文字までの文字列