-DEVICE


リンク時に使用するデバイス・ファイル名を指定します。

[指定形式]

-DEVICE=file

 

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省略時解釈

リンク時にデバイス・ファイルの情報を使用しません。

本オプション省略時には,ユーザ・オプション・バイト指定,オンチップ・デバッグ制御値指定,セキュリティID値指定は無効となります。

[詳細説明]

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リンク時に使用するターゲット・デバイス・ファイル名fileを指定します。

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指定したファイルが存在しない場合は,エラーとなります。

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指定したターゲット・デバイス・ファイルの情報に対応したオブジェクト・コードを生成します。

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コンパイラに指定したCPUコアや乗除積和演算器の使用,およびアセンブラに指定したCPUコアと,デバイス・ファイルの内容が異なる場合,エラーとなります。

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アセンブラに指定したミラー領域範囲と,デバイス・ファイルが指定するミラー領域範囲が異なる場合,エラーとなります。

[使用例]

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ターゲット・デバイス・ファイル名DR5F10Y14.DVFを指定します。

>rlink file1.obj -device=dr5f10y14.dvf

[備考]

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デバイス・ファイル指定が無い場合は,saddr領域外にsaddr変数用セクションを配置してもエラーを出力しません。