Everything
2.3.3.2 [デバッグ・ツール設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールの基本設定を行います。

 

(1) [メモリ]

(2) [実行中のメモリ・アクセス]

(3) [E2拡張インタフェース]

(4) [ブレーク]

(5) [トレース]

(6) [入力信号のマスク]

(7) [ステップ実行]

 

(1)

[メモリ]

メモリに関する設定を行います。

図 2.31

[メモリ]カテゴリ【E1】

(a)

[メモリ・マッピング]

現在のメモリ・マッピングの状況が,メモリ領域の種別ごとに詳細表示されます。

注意

メモリ・マッピングの追加/削除はできません。

(b)

[メモリ書き込み時にベリファイを行う]

メモリ書き込み時に,ベリファイを行うか否かを選択します。

[はい]を選択した場合,ダウンロードの際,またはメモリ パネルウォッチ パネルで値を変更した際にベリファイを行います(デフォルト)。

(2)

[実行中のメモリ・アクセス]

プログラム実行中におけるメモリ・アクセス(リアルタイム表示更新機能)に関する設定を行います。

リアルタイム表示更新機能についての詳細は,「2.9.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。

図 2.32

[実行中のメモリ・アクセス]カテゴリ【E1】

(a)

[実行を一瞬停止してアクセスする]

プログラム実行中にはアクセスできないメモリ領域(ターゲット・メモリ領域/SFR領域/CPUレジスタなど)に対して,実行を一瞬停止し,アクセスを許可するか否かを選択します。

アクセスを許可する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(b)

[実行中に表示更新を行う]

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を自動的に更新するか否かを選択します。

表示内容の自動更新を行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

備考

メモリ パネルウォッチ パネル ボタンにより,表示内容を手動で更新することができます。

(c)

[表示更新間隔[ms]]

このプロパティは,[実行中に表示更新を行う]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ有効となります。

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を自動的に更新する間隔を100 ms単位で指定します。

直接入力により,100~65500の範囲の整数(100 ms未満の端数切り上げ)を指定してください(デフォルト:[500])。

(3)

[E2拡張インタフェース]

E2拡張インタフェースに関する設定を行います。

図 2.33

[E2拡張インタフェース]カテゴリ

(a)

[外部トリガ入力]

外部トリガ入力に関する設定を行います。

チャネル毎に動作を選択してください。

<1>

チャネル番号

チャネル番号を表示します。

<2>

使用する

このチャネル番号の外部トリガ入力を使用するか否かを指定します。

<3>

入力信号

入力信号を指定します。

<4>

外部トリガ入力時の動作

外部トリガ入力時の動作を表示します。

(b)

[外部トリガ出力]

外部トリガ出力に関する設定を行います。

チャネル毎に動作を選択してください。

<1>

チャネル番号

チャネル番号を表示します。

<2>

使用する

このチャネル番号の外部トリガ出力を使用するか否かを指定します。

<3>

出力タイミング

出力タイミングを表示します。

<4>

出力信号

出力信号を表示します。

<5>

パルス幅[us]

パルス幅を指定します。

(4)

[ブレーク]

ブレーク機能に関する設定を行います。

ブレーク機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.8 プログラムの停止(ブレーク)」を参照してください。

(5)

[トレース]

トレース機能に関する設定を行います。

ただし,このカテゴリは,選択しているマイクロコントローラがOCDトレース機能搭載品の場合のみ表示されます。

トレース機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.11 実行履歴の収集」を参照してください。

(6)

[入力信号のマスク]

入力信号のマスクに関する設定を行います。

注意 1.

ホット・プラグイン接続の場合,このカテゴリ内のプロパティは無効となり,[いいえ]の指定として動作します(CS+と再接続後に再び有効となります)。

注意 2.

選択しているマイクロコントローラの種類により,マスク可能な信号は異なります(マスク不可の信号は表示されません)。

図 2.34

[入力信号のマスク]カテゴリ

 

次に示す各プロパティの設定において,該当する信号をマスクする場合は[はい]を,マスクしない場合は[いいえ]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

-

[TARGET RESET信号をマスクする]

-

[INTERNAL RESET信号をマスクする]

(7)

[ステップ実行]

ステップ実行の制御方法に関する設定を行います。

図 2.35

[ステップ実行]カテゴリ【E1】

(a)

[指定セクションをスキップする]

指定セクションをスキップするか否かを選択します。

指定セクションをスキップする場合は,[はい]を選択してください。(デフォルト:[いいえ])。

(b)

[指定セクション]

このプロパティは,[指定セクションをスキップする]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示します。

設定は,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンする,指定セクション ダイアログ上で行います。