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-OCDBG


オンチップ・デバッグ制御値に設定する値を指定します。

[指定形式]

-OCDBG=value

 

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省略時解釈

本オプションを使用しない場合は,必ずアセンブリ・ソース・ファイルを使用してオンチップ・デバッグ制御値を設定してください。

[詳細説明]

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オンチップ・デバッグ制御値に設定する値valueを指定します。

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オンチップ・デバッグ制御値は,デバイスにより値が異なります。設定する値は,デバイスのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
なお,省略時は,オンチップ・デバッグ制御値には,デバイス・ファイルの初期値が入ります。

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オンチップ・デバッグ制御値は,16進数で0x0~0xFFの範囲で指定してください。

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オンチップ・デバッグ制御値として指定できない値を指定した場合は,エラーとなります。

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オンチップ・デバッグ制御値は,0xC3番地に設定されます。

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オンチップ・デバッグ制御値は,アセンブリ・ソース・ファイル中に以下の再配置属性のセグメントを定義することでも指定可能です。ただし,0xC0番地からのユーザ・オプション・バイトとあわせて4バイトで定義してください。
なお,デバイス・ファイルの指定と重なった場合は,アセンブリ・ソース・ファイルの指定が優先されます。

        .section    .option_byte, opt_byte
          .db       0xfd                ;0xC0番地
          .db       0xfd                ;0xC1番地
          .db       0xff                ;0xC2番地
          .db       0x04                ;0xC3番地

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デバイス・ファイルの指定と本オプションの指定が重なった場合は,本オプションが優先されます。

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アセンブリ・ソース・ファイルの指定と本オプションの指定が重なった場合は,インフォメーションを出力し,本オプションが優先されます。

[使用例]

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オンチップ・デバッグ制御値として0xC3番地に0x04を指定します。

>rlink a.obj b.obj -device=dr5f10y14.dvf -ocdbg=04

[備考]

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本オプションは,-form={object|relocate|library}オプション,または-extractオプションを指定した場合は無効となります。

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-deviceオプションを指定していない場合,本オプションは無効となります。

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アセンブリ・ソース・ファイルにオンチップ・デバッグ制御値を記述する場合,ラベル参照を記述しないでください。リロケーション解決が行われるため,期待する値にならない場合があります。