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2.11.1 ブレーク動作の設定をする【Full-spec emulator】【E1】【E20】

ブレーク機能を使用するためには,あらかじめブレーク動作に関する設定を行う必要があります。

ブレーク動作の設定は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[ブレーク]カテゴリ内で行います。

備考

【シミュレータ】
ブレーク動作の設定は必要ありません。

図 2.32

[ブレーク]カテゴリ

(1)

[ソフトウエア・ブレークを使用する]

ソフトウエア・ブレーク機能【Full-spec emulator】【E1】【E20】を使用するか否かを選択します。

ソフトウエア・ブレーク機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

注意 1.

1度ソフトウエア・ブレーク機能を使用したのち[いいえ]を選択した場合,それまで設定していたすべてのソフトウエア・ブレーク・イベント,およびPrintfイベントは無効状態となります。この場合,このプロパティを[はい]に再設定しても自動的に有効状態には戻りません(手動で設定を行う必要があります)。

注意 2.

プログラム実行中は,このプロパティを変更することはできません。

(2)

[優先的に使用するブレークポイントの種類]

このプロパティは,[ソフトウエア・ブレークを使用する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。

エディタ パネル/逆アセンブル パネルにおいて,マウスのワンクリック操作で設定するブレークポイントの種別を選択します。ブレークポイントの用途に合わせて,次のドロップダウン・リストから選択します。

ハードウエア・ブレーク

ハードウエア・ブレーク機能を使用した,ハードウエア・ブレークポイントを優先的に設定します(デフォルト)。

設定すると,ハードウエア・ブレーク・イベント(実行系)として扱われます。

ソフトウエア・ブレーク

ソフトウエア・ブレーク機能【Full-spec emulator】【E1】【E20】を使用した,ソフトウエア・ブレークポイントを優先的に設定します。

設定すると,ソフトウエア・ブレーク・イベントとして扱われます。

注意

指定した種類のブレークポイントの設定数が制限を越える場合(「2.19.7.1 有効イベント数,有効チャネル数の制限」参照),もう一方の種類のブレークポイントが使用されます。

(3)

[停止時に周辺エミュレーションを停止する]

ブレーク時に,エミュレータの周辺エミュレーション機能を停止(Peripheral Break)するか否かを選択します。

停止する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。