Everything
2.15.1 カバレッジ測定の設定をする

カバレッジ機能を使用するためには,あらかじめカバレッジ測定に関する設定を行う必要があります。

設定は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[カバレッジ]【シミュレータ】,または[カバレッジ]【E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】】カテゴリ内で行います。

図 2.165

[カバレッジ]カテゴリ【シミュレータ】

図 2.166

[カバレッジ]カテゴリ【E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】 】

(1)

[カバレッジ機能を使用する]

カバレッジ機能を使用するか否かをドロップダウン・リストにより指定します。

カバレッジ機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルトでは[いいえ]が指定されます)。

(2)

[カバレッジ結果を再利用する]

このプロパティは,[カバレッジ機能を使用する]プロパティにおいて[はい]を指定した場合のみ表示されます。

デバッグ・ツールと切断時に,現在取得しているコード・カバレッジ測定結果を自動保存し,次回デバッグ・ツールと接続した際に,保存した測定結果の内容を再現するか否かをドロップダウン・リストにより指定します。

前回取得したコード・カバレッジ測定結果の内容を再現する場合は,[はい]を選択してください(デフォルトでは[いいえ]が指定されます)。

(3)

[コード・カバレッジ機能を使用する]

コード・カバレッジ機能を使用するか否かをドロップダウン・リストにより指定します。

コード・カバレッジ機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルトでは[いいえ]が指定されます)。

デバッグ・ツールと切断中のみ指定することができます。

(4)

[カバレッジ計測方法]

このプロパティは,[コード・カバレッジ機能を使用する]プロパティにおいて[はい]を指定した場合のみ表示されます。

カバレッジデータの計測方法をドロップダウン・リストにより指定します。

ドロップダウン・リストには,次のカバレッジ計測方法が表示されます。

-

CPU実行優先, カバレッジ計測優先

 

[CPU実行優先]を指定した場合,データ出力時のロストによりカバレッジデータが失われる可能性があります。

[カバレッジ計測優先]を指定した場合,カバレッジデータ出力のためにCPU実行が停止し,プログラム実行のリアルタイム性が損なわれる可能性があります。

(5)

[カバレッジ計測範囲]

このプロパティは,[コード・カバレッジ機能を使用する]プロパティにおいて[はい]を指定した場合のみ表示されます。

カバレッジを計測する範囲を指定します。

カバレッジ計測範囲は4Mバイト単位で4つまで指定できます。

開始アドレスは,4Mバイト単位の値を指定してください(入力値が4Mバイト単位の値でなかった場合は,自動的に補正されます)。

(6)

[カバレッジ結果を再利用する]

このプロパティは,[コード・カバレッジ機能を使用する]プロパティにおいて[はい]を指定した場合のみ表示されます。

デバッグ・ツールと切断時に,現在取得しているコード・カバレッジ測定結果を自動保存し,次回デバッグ・ツールと接続した際に,保存した測定結果の内容を再現するか否かをドロップダウン・リストにより指定します。