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2.6.3 他の処理と平行してビルドを実行する

CS+では,次のタイミングでビルドを自動で開始する機能を提供しています(ラピッド・ビルド機能)。

(1)

デバッグ専用プロジェクト以外の場合

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プロジェクトに追加しているCソース・ファイル/C++ソース・ファイル/アセンブラ・ソース・ファイル/ヘッダ・ファイル/リンク・ディレクティブ・ファイル/シンボル情報ファイル/オブジェクト・モジュール・ファイル/リロケータブル・モジュール・ファイル/ライブラリ・ファイルのいずれかを更新したとき

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プロジェクトにビルド対象ファイルを追加,または削除したとき

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オブジェクト・モジュール・ファイルのリンク順を変更したとき

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ビルド・ツール,およびビルド対象ファイルのプロパティを変更したとき

(2)

デバッグ専用プロジェクトの場合

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デバッグ専用プロジェクトに追加しているCソース・ファイル/C++ソース・ファイル/アセンブラ・ソース・ファイル/ヘッダ・ファイルを編集して保存したとき

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デバッグ専用プロジェクトにCソース・ファイル/C++ソース・ファイル/アセンブラ・ソース・ファイル/ヘッダ・ファイルを追加,または削除したとき

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デバッグ専用プロジェクトのプロパティを変更したとき

 

ラピッド・ビルド機能を有効にすることにより,上記の操作と平行してビルドを行うことができます。

ラピッド・ビルド機能の有効/無効の設定は,[ビルド]メニュー→[ラピッド・ビルド]の選択により切り替えます(デフォルトで有効に設定されています)。

注意

外部エディタを使用する場合,この機能を有効にするためには,オプション ダイアログの[全般 - ビルド/デバッグ]カテゴリの[登録されたファイルの変更を監視する]をチェックする必要があります。

備考 1.

ソース・ファイル編集後,[Ctrl]+[S]キーの押下により,こまめに上書き保存することを推奨します。

備考 2.

ラピッド・ビルドの有効/無効は,プロジェクト全体(メイン・プロジェクト,およびサブプロジェクト)に対して設定されます。

備考 3.

ラピッド・ビルドの実行中に,ラピッド・ビルドを無効に切り替えた場合は,その場でラピッド・ビルドの実行を中止します。