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2.9.3 プロジェクトと本製品をパックして保存する

プロジェクト一式(サブプロジェクトが存在する場合はサブプロジェクトも含める)と,本製品一式(IDE,言語ツール,マイクロコントローラ情報など)を指定したフォルダにコピーして,1つのフォルダにまとめて保存することができます。

 

プロジェクト・ツリーでプロジェクト・ノードを選択し,コンテキスト・メニューの[プロジェクトと開発ツールをパックして保存...]メニューを選択します。

プロジェクトの構成やプロパティに変更がある場合は,以下のメッセージ ダイアログがオープンします。

図 2.97

メッセージ ダイアログ

 

プロジェクトを保存する場合は[はい],保存しない場合は[いいえ]をクリックしてください。

編集中のファイルがある場合は,以下のメッセージ ダイアログがオープンします。

図 2.98

メッセージ ダイアログ

 

ファイルを保存する場合は[はい],保存しない場合は[いいえ]をクリックしてください。

外部テキスト・エディタなどの外部ツールを使用し,編集中のファイルがある場合は,以下のメッセージ ダイアログがオープンします。

図 2.99

メッセージ ダイアログ

備考

本ダイアログは,オプション ダイアログ[全般 - 外部テキスト・エディタ]カテゴリの[外部テキスト・エディタを使用する]プロパティをチェックしている場合のみ表示されます。

 

処理を継続するには,[OK]ボタンをクリックしてください。

パック設定 ダイアログがオープンします。

図 2.100

パック設定 ダイアログ

 

ダイアログ上で,パック方法(プロジェクトとツール一式,またはプロジェクトのみ),保存場所,パック対象のトップ・フォルダを指定します。

注意

保存場所には,プロジェクト・フォルダ以外のフォルダを指定してください。

備考

パック対象のトップ・フォルダを指定することにより,プロジェクトのフォルダ構成を保ったまま保存することができます。

図 2.101

プロジェクトのパック例

 

[OK]ボタンをクリックすると,コピー処理を開始します。

処理中の間,以下のダイアログが表示されます。

図 2.102

コピー処理中

 

保存先のフォルダ構成を以下に示します。

図 2.103

保存先のフォルダ構成

注 1.

パック設定 ダイアログで指定したパック対象のトップ・フォルダ以下に存在する以下のファイルが格納されます。

-

プロジェクト・フォルダ以下のすべてのファイル

-

ビルド・ツール,およびビルド対象に設定しているCソース・ファイル,またはアセンブラ・ソース・ファイルの[追加のインクルード・パス]プロパティ,および[追加のライブラリ・パス]プロパティで指定したフォルダ以下すべて

-

プロジェクトに追加しているファイル

注 2.

パック設定 ダイアログでプロジェクトのみを保存した場合は,本フォルダは作成しません。

注 3.

パック対象のトップ・フォルダ内に置かれていないファイルが,同一パスごとにフォルダに分けて格納されます。

注 4.

フォルダ名は,フォルダの必要数により桁数を調整します。たとえば,2桁の場合は“01”,“02”…となります。

注意 1.

スタート メニューに関する情報は,保存の対象となりません。保存先のツールを使用する際は,保存先フォルダのreadme.txtの内容に従ってください。

注意 2.

ツールのインストールに関する情報は,保存の対象となりません。保存先のツールをアンインストールするには,保存先のフォルダごと削除してください。

注意 3.

オプション ダイアログユーザ設定 ダイアログで行ったカスタマイズに関する情報は,保存の対象となりません。保存先のツールを使用する際は,デフォルトの環境設定となります。

注意 4.

保存先のフォルダのツールは,アップデートを行うことができません。

注意 5.

パック設定 ダイアログで指定したパック対象のトップ・フォルダ内に置かれていないファイルは,保存時にCopy_Filesフォルダにコピーされるため,保存先のプロジェクトを使用する際に,再度プロジェクトへの登録を行う必要があります。

注意 6.

エミュレータのドライバは,保存の対象となりません。別のパソコンで,パックしたものを使用する場合は,別途,ドライバのインストールが必要になります。