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2.13.2 関数の実行時間率をグラフ化する

関数の実行時間の割合を円グラフで表示します。

グラフ表示は,現在取得している動的解析情報関数一覧 パネルにおける[実行時間(割合)[%]]と同等)を基に,解析グラフ パネル[実行時間の割合]タブで行います。

なお,表示される各エリアについての詳細は,[実行時間の割合]タブを参照してください。

図 2.37

関数の実行時間率のグラフ化

注意 1.

デバッグ・ツールがトレース機能をサポートしていない場合,またはデバッグ・ツールのトレース機能を有効化していない場合,このグラフを表示することはできません。
また,トレース機能を有効化している状態であっても,トレース・メモリにトレース・データが存在しない場合は,グラフ表示は行わず,出力 パネルに次のメッセージを表示します。
“実行時間情報がありません。”

注意 2.

グラフ表示を行うためには,「(a)トレース機能」の注意を参照してください。

注意 3.

【E1/E2/E2 Lite/E20【RX】】
トレース・タイム・タグ機能をサポートしていないデバイスの場合,このグラフを表示することはできません。

注意 4.

【E1/E2/E2 Lite/E20【RX】】
[実行時間の割合]タブに表示される結果は正確でない可能性があります。これはトレースのタイム・ラグ計測用カウンタが小さくオーバフローする可能性があるためです。オーバフローしているかはトレース パネルのタイムスタンプで確認してください。

 

このグラフに対して,次の操作を行うことができます。

(1)

表示する関数の数の設定

グラフに表示する関数の数を変更することができます。

操作は,プロパティ パネル[設定]タブ上の[解析グラフ]カテゴリ内[実行時間の割合グラフに表示する関数の数]プロパティの指定により行います(デフォルトでは[10]が指定されます)。

実行時間の割合の大きい順にグラフ化の対象となり,ここで指定した数を越える関数については,“その他”としてまとめて表示されます。

(2)

実行時間のポップアップ表示

グラフ上にマウス・カーソルを重ねることにより,該当関数の実行時間情報をポップアップ表示します。

図 2.38

実行時間のポップアップ表示例

備考

プログラムの実行が停止するごとに表示内容が更新されます(デフォルト)。
ただし,プロパティ パネル[設定]タブ上の[全般]カテゴリ内[プログラム停止時に更新を行う]プロパティの指定を[はい](デフォルト)以外に変更した場合,プロパティ パネルでの設定に従った表示内容の更新を行います。