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2.11.5.1 ブレーク・イベント(アクセス系)を設定する

変数,またはI/Oレジスタへのアクセスで,プログラムの実行を停止させるブレーク・イベントの設定は,次のいずれかの操作により行います。

注意

ブレーク・イベントの設定に関しては(有効イベント数の制限など),「2.19.7 イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

(1)

エディタ パネル/逆アセンブル パネル上の変数/I/Oレジスタにブレーク・イベント(アクセス系)を設定する場合

操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネル上で行います。

ソース・テキスト/逆アセンブル・テキスト上の任意の変数,またはI/Oレジスタを選択したのち,目的のアクセス種別に従って,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。

ただし,対象となる変数は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数のみとなります。

アクセス種別

操作方法

リード

[ブレークの設定]→[読み込みブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

ライト

[ブレークの設定]→[書き込みブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

リード/ライト

[ブレークの設定]→[読み書きブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

 

なお,この際に,コンテキスト・メニュー内のテキスト・ボックスに値を指定した場合,指定した値で読み込み/書き込みを行った場合のみブレークします。値を指定しない場合は,値にかかわらず,選択している変数に読み込み/書き込みを行った場合にブレークします。

注意 1.

カレント・スコープ内の変数が対象となります。

注意 2.

ブレーク・イベントは,アドレス表示がない行上の変数/I/Oレジスタを選択しても設定することはできません。

図 2.37

エディタ パネル上の変数に対するハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)の設定例

 

(2)

登録したウォッチ式にブレーク・イベント(アクセス系)を設定する場合

操作は,ウォッチ パネル上で行います。

対象となるウォッチ式を選択したのち(複数選択不可),目的のアクセス種別に従って,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。

ただし,対象となるウォッチ式は,グローバル変数/関数内スタティック変数/ファイル内スタティック変数/I/Oレジスタのみとなります。

アクセス種別

操作方法

リード

[アクセス・ブレークの設定]→[読み込みブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

ライト

[アクセス・ブレークの設定]→[書き込みブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

リード/ライト

[アクセス・ブレークの設定]→[読み書きブレークを設定]を選択したのち,[Enter]キーを押下

 

なお,この際に,コンテキスト・メニュー内のテキスト・ボックスに値を指定した場合,指定した値で読み込み/書き込みを行った場合のみブレークします。値を指定しない場合は,値にかかわらず,選択しているウォッチ式に読み込み/書き込みを行った場合にブレークします。

注意

カレント・スコープ内のウォッチ式が対象となります。
カレント・スコープ外のウォッチ式を対象とする場合は,スコープ指定したウォッチ式を選択してください。

図 2.38

ウォッチ式に対するブレーク・イベントの設定例

 

以上の操作を行うことにより,ブレーク・イベント(アクセス系)が設定されると,イベント パネルにおいて,ハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)として管理されます(「2.19 イベントの管理」参照)。

図 2.39

イベント パネルのハードウエア・ブレーク・イベント(アクセス系)の設定例