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2.17.7.1 有効イベント数の制限

有効状態で同時に設定可能なイベントの個数には,次の制限があります。

したがって,新たに有効状態のイベントを設定する際にこの制限数を越えてしまう場合は,いったん設定しているイベントのいずれかを無効状態にする必要があります。

表 2.21

有効イベント数の制限【RX600, RX700シリーズ】

イベント種別

デバッグ・ツール

E1(Serial) / E1(JTAG) /

E20(Serial) / E20(JTAG)

シミュレータ

ソフトウエア・ブレーク

256注1

0

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)

8注2

1024注4

ブレーク・イベント(実行系:実行後)

8注2

0

ブレーク・イベント
(アクセス系:リード, ライト, リード/ライト)

4注2 注5

1024

組み合わせブレーク

8+4注2 注6 注8

0

トレース(トレース開始/トレース終了)

8+4注2注6 注8 注9

256

ポイント・トレース

4注2 注5

256

タイマ計測(タイマ開始/タイマ終了)

8+4注2注6 注9

2注10

アクション(Printfイベント)

256注1

1024注4

アクション(割り込みイベント)

0

256

表 2.22

有効イベント数の制限【RX26Tグループ】

イベント種別

デバッグ・ツール

E1(Serial) / E1(JTAG) /

E20(Serial) / E20(JTAG)

シミュレータ

ソフトウエア・ブレーク

256注1

0

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)

8注2

1024注4

ブレーク・イベント(実行系:実行後)

8注2

0

ブレーク・イベント
(アクセス系:リード, ライト, リード/ライト)

4注2

1024

組み合わせブレーク

8+4注2 注6 注8

0

トレース(トレース開始/トレース終了)

4+2注3 注7 注8 注9

256

ポイント・トレース

2注3

256

タイマ計測(タイマ開始/タイマ終了)

4+2注3 注7注9

2注10

アクション(Printfイベント)

256注1

1024注4

アクション(割り込みイベント)

0

256

表 2.23

有効イベント数の制限【RX26Tグループ以外のRX200シリーズ, RX140グループ】

イベント種別

デバッグ・ツール

E1(Serial) / E20(Serial)

シミュレータ

ソフトウエア・ブレーク

256注1

0

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)

4注3

1024注4

ブレーク・イベント(実行系:実行後)

4注3

0

ブレーク・イベント
(アクセス系:リード, ライト, リード/ライト)

2注3

1024

組み合わせブレーク

4+2注3 注7 注8

0

トレース(トレース開始/トレース終了)

4+2注3 注7 注8 注9

256

ポイント・トレース

2注3

256

タイマ計測(タイマ開始/タイマ終了)

4+2注3 注7注9

2注10

アクション(Printfイベント)

256注1

1024注4

アクション(割り込みイベント)

0

256

表 2.24

有効イベント数の制限【RX140グループ以外のRX100シリーズ】

イベント種別

デバッグ・ツール

E1(Serial) / E20(Serial)

シミュレータ

ソフトウエア・ブレーク

256注1

0

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)

4注3

1024注4

ブレーク・イベント(実行系:実行後)

4注3

0

ブレーク・イベント
(アクセス系:リード, ライト, リード/ライト)

2注3

1024

組み合わせブレーク

4+2注3注7注8

0

トレース(トレース開始/トレース終了)

4+2注3 注7 注8 注9

256

ポイント・トレース

2注3

256

タイマ計測(タイマ開始/タイマ終了)

0

2注10

アクション(Printfイベント)

256注1

1024注4

アクション(割り込みイベント)

0

256

注 1.

ソフトウエア・ブレークとアクション(Printfイベント)は,各機能で兼用します。

注 2.

実行アドレスに対するイベント8点とデータアクセスに対するイベント4点があり,各機能で兼用します。

注 3.

実行アドレスに対するイベント4点とデータアクセスに対するイベント2点があり,各機能で兼用します。

注 4.

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)とアクション(Printfイベント)は,各機能で兼用します。

注 5.

E20(JTAG】
トレース機能/リアルタイムRAMモニタ(RRM)機能は一部排他使用の機能です。そのため,RRM機能を使用時はポイント・トレースを使用することができません。また,アクセス・イベントはRRMブロックに空きがある場合のみ使用可能です。

注 6.

イベントの組み合わせは最大8点まで設定可能です。

注 7.

イベントの組み合わせは最大6点まで設定可能です。

注 8.

組み合わせ条件がシーケンシャルの場合,マイクロコントローラにより次のように最大イベント設定数が異なります。

-

【RX600, RX700シリーズ】
7点+リセットイベント(Rイベント)

-

【RX100, RX200シリーズ】
3点+リセットイベント(Rイベント)

-

【RX26Tグループ】
組み合わせブレーク7点+リセットイベント(Rイベント)
トレース3点+リセットイベント(Rイベント)

注 9.

トレース開始/終了イベント,タイマ計測開始/終了イベントにおいて実行系イベントの最大数を設定した場合,エディタ パネル/逆アセンブル パネルにおいてコンテキストメニューの[ここまで実行]は使用できません。また,CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する機能も使用できません。

注 10.

タイマ開始/終了イベントは,実行アドレスまたはデータアクセスに対するイベントをそれぞれ1点のみ設定可能です。

 

また,同時に設定可能なタイマ計のチャネル数には次の制限があります。

表 2.25

有効チャネル数の制限

イベント種別

デバッグ・ツール

E1(Serial) / E1(JTAG) / E20(Serial) / E20(JTAG)

シミュレータ

RX600,RX700シリーズ

RX200シリーズ,

RX140グループ

タイマ計測

(タイマ開始/タイマ終了)

1~2

1

1

計測カウンタを32ビット×2本で使用した場合は2チャネル,64ビット×1本で使用した場合は1チャネルとなります。