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 tloc_mtx
 
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 ER      tloc_mtx ( ID mtxid, TMO tmout );
 パラメータ
mtxidで指定されたミューテックスをロックします。
ただし,本サービス・コールを発行した際,対象ミューテックスをロックすることができなかった(すでに他タスクがロックしていた)場合には,自タスクを対象ミューテックスの待ちキューにキューイングしたのち,RUNNING状態からタイムアウト付きのWAITING状態(ミューテックス待ち状態)へと遷移させます。
なお,ミューテックス待ち状態の解除は,以下の場合に行われます。
 
 
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 unl_mtxの発行により,対象ミューテックスのロック状態が解除された。
  
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 ext_tskの発行により,対象ミューテックスのロック状態が解除された。
  
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 ter_tskの発行により,対象ミューテックスのロック状態が解除された。
  
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 パラメータ tmoutで指定された待ち時間が経過した。
  
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 ミューテックスのロック時には,自タスクの現在優先度を対象ミューテックスの上限優先度に変更します。ただし,自タスクがすでに他のミューテックスをロックしており,かつ対象ミューテックスの上限優先度がロック済みのミューテックスの上限優先度以下の場合は,自タスクの現在優先度は変更しません。
 
 備考1	 自タスクを対象ミューテックスの待ちキューにキューイングする際のキューイング方式は,タスクの現在優先度順に行われます。ただし,同じ優先度のタスクの中ではFIFO順に行われます。
 
 備考2	 RI600V4では,自タスクがロックしているミューテックスに対して本サービス・コールを再発行(ミューテックスの多重ロック)した際には,戻り値としてE_ILUSEを返します。
 
 
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 -	 CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。
  
 -	 ディスパッチ禁止状態から本サービス・コールを発行した。
  
 -	 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。
  
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 -	 自タスクはすでに対象ミューテックスをロック済み
  
 -	 上限優先度違反(自タスクのベース優先度 < 対象ミューテックスの上限優先度)
  
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