1.5 ライセンス

ライセンスにはStandard版とProfessional版があり,Standard版では使用できるオプションに制限があります。また,Standard版では拡張言語仕様としてサポートしている#pragma指令に制限があります。

Professional版でのみ使用可能なオプションは「表 2.2 コンパイル・オプション」,または各オプションの説明の項を参照してください。

Professional版でのみサポートしている#pragma 指令は「表 4.15 サポートしている#pragma指令」を参照してください。

評価期間内の無償評価版ライセンスではProfessional版の機能が使えます。

 

ライセンス方式は2種類あり,次の優先順位でライセンスを確認します。

(1)

通常ライセンス

(2)

フローティング・ライセンス

評価期間内の無償評価版ライセンスである場合も,フローティング・ライセンスが可能であれば,ライセンス要求を行います。

 

リンク時に以下のどの条件にも該当しない場合は,無償評価版としてリンク・オブジェクト・サイズを制限します。

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ノード・ロック・ライセンスを確認できる

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フローティング・ライセンスを確認できる

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最適化リンカの初回起動から評価期間60日間を超えない

 

サイズ制限は,ROM領域に配置されるセクション・サイズの合計が256K バイトまでとします。256K バイトを超えた場合はエラーとなります。

また,無償評価版として動作している場合は最適化リンカのバージョン表記がW,有償版ならバージョン表記がVとなります。

以下に出力例を示します。

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無償評価版

Renesas Optimizing Linker W1.01.01 [25 Apr 2014]

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有償版

Renesas Optimizing Linker V1.01.01 [25 Apr 2014]