ルネサス
-D
プリプロセッサ・マクロを定義します。
[指定形式]
-D[△]name[=def][,name[=def]]...
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
プリプロセッサ・マクロとしてnameを定義します。
ソース・ファイルの前に,#define name defを記述するのと同等です。
本オプションでC 言語の既定義マクロ__STDC__,__LINE__,__FILE__,__DATE__,__TIME__,__RENESAS_VERSION__,__RL78__,__CCRL__,__CCRL,__RENESAS__を再定義することはできません(ただし,-D __RL78__[=1],-D __CCRL__[=1],-D __CCRL[=1],および-D __RENESAS__[=1]を除く)。 これらの再定義は無視され警告となります。
nameを省略した場合は,エラーとなります。
=defを省略した場合,defを1とみなします。
本オプションは,複数指定が可能です。
同じプリプロセッサ・マクロに対して,本オプションと-Uオプションを同時に指定した場合は,あとから指定したものが有効となります。
[使用例]
プリプロセッサ・マクロとして sample=256を定義します。
>ccrl -D sample=256 -cpu=S2 -dev=dr5f100pj.dvf main.c