8.3.1 ベクタテーブルの設定

主に、パワーオンリセットで、初期設定ルーチンPowerON_Reset_PCが呼び出されるようにするために、リセットベクタにPowerON_Reset_PCのアドレスを設定します。以下にそのコーディング例を示します。

リセットベクタ以外の、特権命令例外、アクセス例外、未定義命令例外、浮動小数点例外およびノンマスカブル割り込みの各ベクタは、「固定ベクタテーブル」または「例外ベクタテーブル」に登録する必要があります。登録方法は命令セットアーキテクチャにより異なりますので、詳細についてはRXファミリのソフトウェアマニュアルおよびハードウェアマニュアル等を参照してください。

extern void PoweON_Reset_PC(void);
 
#pragma section VECTTBL  /* #pragma section宣言によりRESET_Vectorsを    */
                         /* CVECTTBLセクションに出力します。                */
                         /* リンク時にstartオプションでCVECTTBLセクションを*/
                         /* リセットベクタに割り付けるよう指定します。         */
void (*const RESET_Vectors[])(void)={
    PowerON_Reset_PC,
};