fsnd_dtq

ifsnd_dtq

概要

データの強制送信

C言語形式

 ER      fsnd_dtq ( ID dtqid, VP_INT data );
 ER      ifsnd_dtq ( ID dtqid, VP_INT data );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      dtqid;
データ・キューのID

I

 VP_INT  data;
送信するデータ



機能

dtqidで指定されたデータ・キューの状況に応じて,以下の処理を行います。

- 受信待ちキューにタスクがキューイングされている場合
パラメータdataで指定されたデータを受信待ちキュー先頭のタスクに渡します。これにより,該当タスクは,受信待ちキューから外れ,WAITING状態(データ受信待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。


- 受信待ちキューおよび送信待ちキューにタスクがキューイングされていない場合
パラメータdataで指定されたデータをデータ・キューに格納します。
データ・キューに空きがない場合は,最古のデータを削除してからデータを格納します。



戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_ID

-18

不正ID番号

- dtqid≦0

- dtqid > VTMAX_DTQ

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した

- タスクからifsnd_dtqを発行した

- 非タスクからfsnd_dtqを発行した

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(fsnd_dtqのみ)

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

E_ILUSE

-28

サービス・コール不正使用

- データ・キュー領域のデータ数が0のデータ・キューに対して本サービス・コールを発行した

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- dtqidのデータ・キューが存在しない。