ルネサス
INCLUDE
アセンブリ言語ソース・ファイルを入力します。
[指定形式]
[△]$[△]INCLUDE[△](ファイル名)[△][; コメント]
[△]$[△]INCLUDE[△]"ファイル名"[△][; コメント]
[機能]
-
指定されたファイルの内容を指定された行以降に挿入展開し,アセンブルします。
[詳細説明]
オプション(-l)で,インクルード・ファイルのサーチ・パスを指定することができます。
インクルード・ファイルの読み込みパスのサーチの順番は,次のとおりです。
(a)
オプション(-I)で指定されたフォルダ
(b)
ソース・ファイルのあるフォルダ
(c)
カレント・フォルダ
インクルード・ファイルは,ネスティングすることが可能です(ネスティングとは,インクルード・ファイル中で,別のインクルード・ファイルを指定することです)。
インクルード・ファイルのネスト・レベルの最大値は4,294,967,294(=0xFFFFFFFE)(理論値)です。ただし,実際には利用可能なメモリ量に依存します。
インクルード・ファイルがオープンできない場合,メッセージが出力され,アセンブルが中止されます。
1つのインクルード・ファイル中に,セクション定義疑似命令やマクロ定義疑似命令や条件アセンブル制御命令のような開始から終了までのブロックがあるものは,その対応が取れた状態で,閉じなければなりません。対応が取れてない,あるいは閉じていない場合はエラーとします。