5.4.2 マクロの利用

マクロとは,一連の決まった手順パターンを登録し,それを利用して記述するものです。マクロはユーザが定義します。マクロの定義方法は次のように,マクロ本体を“.MACRO”と“.ENDM”,で囲む形になります。

ADDINT8 .MACRO  PARA1, PARA2    ;次の2つの文がマクロ本体
        MOV     A, #PARA1
        ADD     A, #PARA2
        .ENDM

 

上記を定義したあと,次のように記述した場合,「0x10と0x20を加算する」というコードに置き換えられます。

ADDINT8 0x10, 0x20

 

したがって,次のようなコードに展開されます。

MOV     A, #0x10
ADD     A, #0x20