5.5 予約語

アセンブラでは、アセンブラ制御命令やニーモニックなどと同一の文字列を予約語として扱います。予約語は特別な機能を持っているため、アセンブリ言語ファイル中でラベル名やシンボル名に使用することはできません。また、予約語は大文字と小文字を区別しません。"ABS"と"abs"は同じ予約語となります。

予約語には以下のものがあります。

(1)

アセンブラ制御命令

アセンブラ制御命令と、ピリオド(.)で始まる文字列全てを予約語とします。

(2)

ニーモニック

RXファミリのニーモニック全てを予約語とします。

(3)

レジスタ・フラグ名

RXファミリのレジスタ名およびフラグ名全てを予約語とします。

(4)

演算子

本章で説明している全ての演算子を予約語とします。

(5)

システムラベル

アセンブラが生成する、ピリオド2つから始まる名前をシステムラベルといい、システムラベルは全て予約語として扱います。