アセンブリプログラムでは、.SECTION制御命令を用いてセクションの開始や属性を、.ORG制御命令を用いてセクションの形式種別を、それぞれ宣言します。
各制御命令の詳細については「5.2 擬似命令」を参照してください。
例 | アセンブリプログラムのセクション宣言例を示します。 |
.SECTION A,CODE,ALIGN=4 ;(1)
START:
MOV.L #CONST,R4
MOV.L [R4],R5
ADD #10,R5,R3
MOV.L #100,R4
MOV.L #ARRAY,R5
LOOP:
MOV.L R3,[R5+]
SUB #1,R4
CMP #0,R4
BNE LOOP
EXIT:
RTS
;
.SECTION B,ROMDATA ;(2)
.ORG 02000H
.glb CONST
CONST:
.LWORD 05H
;
.SECTION C,DATA,ALIGN=4 ;(3)
.glb BASE
BASE:
.blkl 100
.END
|
(1)セクション名A、アライメント数4、相対アドレス形式のcodeセクションを宣言しています。
(2)セクション名B、割り付けアドレス2000H、絶対アドレス形式のromdataセクションを宣言しています。
(3)セクション名C、アライメント数4、相対アドレス形式のdataセクションを宣言しています。