2.3.2.1 [接続用設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールとの接続に関する設定を行います。

 

(1) [クロック]

(2) [ターゲット・ボードとの接続]

(3) [フラッシュ]

(4) [メモリ]

(5) [CPU仮想化支援機能]

(1)

[クロック]

クロックに関する設定を行います。

図 2.7

[クロック]カテゴリ【Full-spec emulator】

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[メイン・クロック周波数[MHz]]

メイン・クロック周波数(逓倍前)を指定します。

ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜999.999(単位:MHz)の範囲の数値で指定してください(デフォルト:[10.00])。

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[CPUクロック周波数[MHz]]

CPUクロック周波数(逓倍後)をコアごとに指定します。

サブプロパティとして,選択しているマイクロコントローラが持つコア名称を表示します。

各コアのCPUクロック周波数を,ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜999.999(単位:MHz)の範囲の数値で指定してください。

なお,表示されるコア名称の数,およびデフォルトのCPUクロック周波数は,選択しているマイクロコントローラの種類により異なります。

備考

CPUクロック周波数は,トレースのタイム・スタンプ情報を実時間に換算する際に使用されます。

(2)

[ターゲット・ボードとの接続]

Full-spec emulatorとターゲット・ボードとの接続に関する設定を行います。

注意

Full-spec emulatorがCS+に接続している場合,このカテゴリ内のプロパティを変更することはできません。

図 2.8

[ターゲット・ボードとの接続]カテゴリ【Full-spec emulator】

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[ターゲット・ボードを接続している]

Full-spec emulatorにターゲット・ボードを接続しているか否かを選択します。

ターゲット・ボードと接続している場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

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[接続時にRAMを初期化する]

デバッグ・ツール接続時にRAMを初期化するか否かを選択します。

RAMを初期化しない場合は[いいえ]を選択してください(デフォルト:[はい])。

[いいえ]を選択した場合,RAMを初期化しないため,ECCエラー発生時のデバッグが可能となります。

注意

[いいえ]を選択した場合,メモリ パネルウォッチ パネルローカル変数 パネルなどからのRAMへのアクセスもECCエラーの対象となります。
ECCエラー発生時のデバッグの際は,ユーザ・プログラムによるRAMの初期化前にメモリ パネルウォッチ パネルローカル変数 パネルなどを開かないでください。

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[接続時にセキュリティ機能を有効にする]

デバッグ・ツール接続時にセキュリティ機能(ICU-S)を有効にするか否かを選択します。

有効にする場合は[はい]を選択してください(デフォルト[いいえ])。

注意

セキュリティ機能(ICU-S)を一度有効にすると,その後無効にすることはできません。

(3)

[フラッシュ]

フラッシュ・セルフ・プログラミング機能に関する設定を行います。

ただし,このカテゴリは,選択しているマイクロコントローラがフラッシュ・セルフ・プログラミング機能をサポートしている場合のみ表示されます。

注意

Full-spec emulatorがCS+に接続している場合,このカテゴリ内のプロパティを変更することはできません。

図 2.9

[フラッシュ]カテゴリ

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[Code Flashのセルフ・プログラミングを行う]

フラッシュ・セルフ・プログラミング機能のフラッシュ・セルフ・ライブラリを使用して,Code Flashの書き換えを行うか否かを選択します。

Code Flashの書き換えを行う場合は,[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

なお,[はい]を選択した場合,Code Flashのキャッシュは行われません。

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[フラッシュ書き込み時にクロックを変更する]

デバッガ操作により,フラッシュ・メモリに書き込みを行う際に,一時的にクロック・スピードを変更するか否かを選択します。

フラッシュ・メモリへの書き込み性能を向上させるために,フラッシュ書き換え時にクロック・アップを行う場合は,[はい]を選択してください(デフォルト)。

[いいえ]を選択した場合,ユーザが設定したクロック・スピードでフラッシュ書き換えを行います。

注意

[はい]を選択した場合,CPUクロックだけではなく周辺クロックも変化するため,ブレーク中も動作している周辺システムに影響がある可能性があります。
[いいえ]を選択した場合,設定したクロック・スピードが低いと,デバッガ操作によるフラッシュ書き換え時間が長くなります。

(4)

[メモリ]

メモリに関する設定を行います。

図 2.10

[メモリ]カテゴリ

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[ワークRAM開始アドレス]

デバッガが使用するワークRAMの開始アドレスを指定します。

なお,アドレス値は4バイト単位の値を指定してください。(入力値が4バイト単位の値でない場合は,自動的に補正されます。)

指定したワークRAMの開始アドレスから[ワークRAMサイズ[Kバイト]]プロパティの表示サイズ分は,デバッガのファームウェアが使用します。

注意

メモリ内容の退避・復帰が行われるためユーザ・プログラムでもこの領域を使用できますが,ワークRAMに配置する領域は,以下の用途では使用できません。

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DMA,またはDTS機能の転送元・転送先

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他の外部マスタでの使用

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[ワークRAMサイズ[Kバイト]]

デバッガが使用するワークRAMのサイズを表示します。

(5)

[CPU仮想化支援機能]

このカテゴリ内のプロパティは,常に無効です。