2.3.5.2 [デバッグ・ツール設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールの基本設定を行います。

 

(1) [メモリ]

(2) [実行中のメモリ・アクセス]

(3) [ブレーク]

(4) [トレース]

(5) [入力信号のマスク]

 

(1)

[メモリ]

メモリに関する設定を行います。

図 2.43

[メモリ]カテゴリ【EZ Emulator】

(a)

[メモリ・マッピング]

現在のメモリ・マッピングの状況が,メモリ領域の種別ごとに詳細表示されます。

注意

メモリ・マッピングの追加/削除はできません。

(b)

[メモリ書き込み時にベリファイを行う]

メモリ書き込み時に,ベリファイを行うか否かを選択します。

[はい]を選択した場合,ダウンロードの際,またはメモリ パネルウォッチ パネルで値を変更した際にベリファイを行います(デフォルト)。

(2)

[実行中のメモリ・アクセス]

プログラム実行中におけるメモリ・アクセス(リアルタイム表示更新機能)に関する設定を行います。

リアルタイム表示更新機能についての詳細は,「2.9.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。

図 2.44

[実行中のメモリ・アクセス]カテゴリ【EZ Emulator】

(a)

[実行を一瞬停止してアクセスする]

プログラム実行中にはアクセスできないメモリ領域(ターゲット・メモリ領域/SFR領域/CPUレジスタなど)に対して,実行を一瞬停止し,アクセスを許可するか否かを選択します。

アクセスを許可する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(b)

[実行中に表示更新を行う]

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を自動的に更新するか否かを選択します。

表示内容の自動更新を行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

備考

メモリ パネルウォッチ パネル ボタンにより,表示内容を手動で更新することができます。

(c)

[表示更新間隔[ms]]

このプロパティは,[実行中に表示更新を行う]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ有効となります。

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を自動的に更新する間隔を100 ms単位で指定します。

直接入力により,100〜65500の範囲の整数(100 ms未満の端数切り上げ)を指定してください(デフォルト:[500])。

(3)

[ブレーク]

ブレーク機能に関する設定を行います。

ブレーク機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.8 プログラムの停止(ブレーク)」を参照してください。

(4)

[トレース]

トレース機能に関する設定を行います。

ただし,このカテゴリは,選択しているマイクロコントローラがOCDトレース機能搭載品の場合のみ表示されます。

トレース機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.11 実行履歴の収集」を参照してください。

(5)

[入力信号のマスク]

入力信号のマスクに関する設定を行います。

注意

選択しているマイクロコントローラの種類により,マスク可能な信号は異なります(マスク不可の信号は表示されません)。

図 2.45

[入力信号のマスク]カテゴリ【EZ Emulator】

 

次に示す各プロパティの設定において,該当する信号をマスクする場合は[はい]を,マスクしない場合は[いいえ]をドロップダウン・リストにより選択してください(デフォルト:[いいえ])。

-

[TARGET RESET信号をマスクする]

-

[INTERNAL RESET信号をマスクする]