rel_mpf

irel_mpf

概要

固定長メモリ・ブロックの返却

C言語形式

 

 ER      rel_mpf ( ID mpfid, VP blk );
 ER      irel_mpf ( ID mpfid, VP blk );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      mpfid;
固定長メモリ・プールのID

I

 VP      blk;
固定長メモリ・ブロックの先頭アドレス



機能

mpfidで指定された固定長メモリ・プールにblkで指定された固定長メモリ・ブロックを返却します。

ただし,本サービス・コールを発行した際,対象固定長メモリ・プールの待ちキューにタスクがキューイングされていた場合には,固定長メモリ・ブロックの返却は行わず,該当タスク(待ちキューの先頭タスク)に固定長メモリ・ブロックを渡します。これにより,該当タスクは,待ちキューから外れ,WAITING状態(固定長メモリ・ブロック獲得待ち状態)からREADY状態へ,またはWAITING-SUSPENDED状態からSUSPENDED状態へと遷移します。

備考1 RI850V4では,固定長メモリ・ブロックを返却する際,メモリ・クリア処理を行っていません。したがって,返却された固定長メモリ・ブロックの内容は不定となります。

備考2 固定長メモリ・ブロックを返却する際は,必ず獲得した固定長メモリ・プールに対して本サービス・コールを発行してください。異なる固定長メモリ・プールに対して本サービス・コールを発行してもエラーにはなりませんが,以後の動作は保証されません。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_ID

-18

IDの指定が不正である

- mpfid≦0x0

- mpfid>生成されている固定長メモリ・プールの最大ID

E_CTX

-25

CPUロック状態から本サービス・コールを発行した

E_NOEXS

-42

対象固定長メモリ・プールが生成されていない