2.3.5.2 [デバッグ・ツール設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールの基本設定を行います。

 

(1) [メモリ]

(2) [実行中のメモリ・アクセス]

(3) [トレース]

(4) [タイマ]

(5) [カバレッジ]

(6) [シミュレータGUI]

(7) [ステップ実行]

(1)

[メモリ]

メモリに関する設定を行います。

図 2.57

[メモリ]カテゴリ【シミュレータ】

-

[メモリ・マッピング]

現在のメモリ・マッピングの状況が,メモリ領域の種別ごとに詳細表示されます。

図 2.58

メモリ・マッピングの詳細表示

 

このパネル上でマッピング値を変更することはできません。メモリ・マッピングを追加する必要がある場合は,[メモリ・マッピング]プロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンする,メモリ・マッピング ダイアログ上で行います。

設定方法についての詳細は,メモリ・マッピング ダイアログの項を参照してください。

備考

選択しているマイクロコントローラがマルチコア対応版の場合,コア(PE)の選択を切り替えることにより,PEごとのメモリ・マッピングの状況を表示します(「2.7 コア(PE)の選択」参照)。

(2)

[実行中のメモリ・アクセス]

プログラム実行中におけるメモリ・アクセス(リアルタイム表示更新機能)に関する設定を行います。

リアルタイム表示更新機能についての詳細は,「2.10.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。

図 2.59

[実行中のメモリ・アクセス]カテゴリ【シミュレータ】

-

[実行中に表示更新を行う]

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を更新するか否かを選択します。

表示内容の更新を行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

-

[表示更新間隔[ms]]

このプロパティは,[実行中に表示更新を行う]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ有効となります。

プログラム実行中に,メモリ パネルウォッチ パネルの表示内容を更新する間隔を指定します。

直接入力により,100〜65500の整数(100 ms未満の端数切り上げ)を指定してください(デフォルト:[500])。

(3)

[トレース]

トレース機能に関する設定を行います。

トレース機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.12 実行履歴の収集」を参照してください。

(4)

[タイマ]

タイマ機能に関する設定を行います。

タイマ機能についての詳細は,「2.13 実行時間の計測」を参照してください。

図 2.60

[タイマ]カテゴリ

-

[タイマ機能を使用する]

タイマ機能を使用するか否かを選択します。

タイマ機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(5)

[カバレッジ]

カバレッジ機能に関する設定を行います。

カバレッジ機能,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.15 カバレッジの測定【シミュレータ】」を参照してください。

(6)

[シミュレータGUI]

シミュレータGUI機能に関する設定を行います。

注意

選択しているマイクロコントローラのシミュレータが周辺機能シミュレーションをサポートしていない場合(命令シミュレータ版の場合),このカテゴリ内のすべてのプロパティは無効となります。

図 2.61

[シミュレータGUI]カテゴリ

-

[シミュレータGUIを表示する]

シミュレータGUIウインドウを表示するか否かを選択します。

シミュレータGUIの機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

シミュレータGUIの機能を使用しない場合は[いいえ]を選択することにより,シミュレータGUIウインドウがクローズします。

-

[実行開始時に最前面表示する]

このプロパティは,[シミュレータGUIを表示する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。

プログラムの実行開始時に,シミュレータGUIウインドウを最前面に表示するか否かを選択します。

最前面に表示する場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

(7)

[ステップ実行]

ステップ実行の制御方法に関する設定を行います。

図 2.62

[ステップ実行]カテゴリ【シミュレータ】

-

[指定セクションをスキップする]

指定セクションをスキップするか否かを選択します。

指定セクションをスキップする場合は,[はい]を選択してください。(デフォルト:[いいえ])。

-

[指定セクション]

このプロパティは,[指定セクションをスキップする]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示します。

設定は,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンする,指定セクション ダイアログ上で行います。