設定は,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内で行います。
注意 1. | 接続したマイクロコントローラがトレース機能を搭載していない場合,デバッグ・ツールと接続後,このカテゴリ内のプロパティは変更不可状態となります(トレース機能を使用することはできません)。 |
注意 2. | プログラム実行中は,このカテゴリ内のプロパティを変更することはできません。 |
図 2.115 | [トレース]カテゴリ【E1】【E20】 |
トレースを取得する対象を次のドロップダウン・リストにより選択します。
このプロパティの選択肢は,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[マルチコア]カテゴリ内の[デバッグ・モード]プロパティで選択されているモードによって変化します。
デバッグ対象コアのみ
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現在デバッグ対象に選択しているPEのみを対象にトレース・データを収集します(デフォルト)。
トレース・データ収集後,PEを切り替えてもトレース パネルの表示内容は変わりません。
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全てのコア
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全PEを対象にトレース・データを収集します。
トレース・データ収集後,PEを切り替えることにより,対応するトレース・データの内容をトレース パネルに表示します。
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コア名称
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選択したコア名称のトレース・データを収集します。
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このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがマルチコアの場合のみ表示します。
このプロパティは,すべてのコアが停止状態の場合のみ変更可能です。
注意 | このプロパティは,すべてのコアが停止状態の場合のみ変更可能です。
このプロパティの設定は,ユーザ・プログラム実行開始前に反映されます。 |
収集するトレース・データの種類を次のプロパティにより選択します。
分岐を取得する
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プログラム実行中に発生した分岐処理の分岐元/分岐先の命令のPC値をトレース・データとして収集します。
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データ・アクセスを取得する
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プログラム実行中に成立したアクセス系イベントのデータ情報をトレース・データとして収集します。
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データ・アクセスの実行アドレスを取得する
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プログラム実行中に成立したアクセス系イベントの命令のPC値をトレース・データとして収集します。
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ローカル変数へのアクセスを取得する
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プログラム実行中に成立したローカル変数へのアクセス系イベントのデータ情報をトレース・データとして収集します。
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ソフトウェア・トレースを取得する
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プログラム実行中に発生した埋め込み用のトレース出力命令の情報をトレース・データとして収集します。
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DBCPを取得する
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プログラム実行中に発生したDBCPの情報をトレース・データとして収集します。
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DBTAGを取得する
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プログラム実行中に発生したDBTAGの情報をトレース・データとして収集します。
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DBTAG取得時に実行アドレスを出力する
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プログラム実行中に発生したDBTAGの情報を収集する際に,DBTAGの実行アドレスも収集します。
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DBPUSHを取得する
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プログラム実行中に発生したDBPUSHの情報をトレース・データとして収集します。
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DBPUSH取得時に実行アドレスを出力する
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プログラム実行中に発生したDBPUSHの情報を収集する際に,DBPUSHの実行アドレスも収集します。
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注意 | これらのプロパティを変更すると,トレース・メモリがクリアされます。 |
トレース機能を使用する際の優先度を次のドロップダウン・リストにより選択します。
スピード優先
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リアルタイム性を優先してトレースを行います(デフォルト)。
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データ優先
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データの取りこぼしが発生しないように,CPUの実行パイプラインを一時的に停止してトレースを行います。
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注意 | このプロパティを変更すると,トレース・メモリがクリアされます。 |
トレース機能を開始する前に,トレース・メモリを一度クリア(初期化)するか否かを選択します。
クリアする場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。
備考 | トレース パネルのツールバーの
ボタンをクリックすることにより,トレース・メモリを強制的にクリアすることができます。 |
収集したトレース・データでトレース・メモリがいっぱいになった際の動作を,次のドロップダウン・リストにより選択します。
トレース・メモリを上書きし実行を続ける
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トレース・メモリがいっぱいになると,古いトレース・データに上書きを続けます(デフォルト)。
[実行前にトレース・メモリをクリアする]プロパティで[はい]を選択している場合は,再実行時,トレース・データをクリアしたのち,トレース・データの書き込みを行います。
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トレースを停止する
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トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止します(プログラムの実行は停止しません)。
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停止する
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トレース・メモリがいっぱいになると,トレース・データの書き込みを停止すると同時にプログラムの実行を停止します。
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注意 | このプロパティを変更すると,トレース・メモリがクリアされます。 |
トレース・データの取得範囲を次のドロップダウン・リストにより選択します。
ただし,このプロパティは,デバッグ・ツールと接続時のみ変更することができます。
区間をトレース
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トレース開始イベントとトレース終了イベントで設定した区間の実行履歴をトレース・データとして収集します(デフォルト)。
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範囲外をトレース
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トレース開始イベントとトレース終了イベントで設定した範囲外の実行履歴をトレース・データとして収集します。
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注意 | このプロパティの設定を変更した場合,現在設定しているトレース開始イベント/トレース終了イベントはすべて無効となります。 |
備考 | [範囲外をトレース]を選択した場合では,次のように,トレース開始イベント/トレース終了イベントで設定するアドレスを下限/上限とし,トレース・データの取得範囲が決定されます。 |
ソフトウェア・トレースのLPD出力に関する設定は,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内で行います。
注意 1. | 接続したマイクロコントローラがLPD出力機能を搭載していない場合,デバッグ・ツールと接続後,このカテゴリ内のプロパティは変更不可状態となります(ソフトウェア・トレースのLPD出力機能を使用することはできません)。 |
注意 2. | プログラム実行中は,このカテゴリ内のプロパティを変更することはできません。 |
図 2.116 | [ソフトウェア・トレースのLPD出力]カテゴリ【E2】 |
ソフトウェア・トレースをLPD出力するか否かを選択します。
このプロパティで[いいえ]を選択してE2と接続した場合,接続中にこのプロパティを変更することはできません。
ソフトウェア・トレースをLPD出力する対象を次のドロップダウン・リストにより選択します。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがマルチコアの場合のみ表示します。
E2と接続中にこのプロパティを変更することはできません。
コア名称
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選択したコア名称のソフトウェア・トレース・データをLPD出力します。
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LPD出力するソフトウェア・トレース・データの種類を次のプロパティにより選択します。
DBCPを出力する
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プログラム実行中に発生したDBCPの情報をトレース・データとしてLPD出力します。
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DBTAGを出力する
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プログラム実行中に発生したDBTAGの情報をトレース・データとしてLPD出力します。
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DBTAGの実行アドレスを出力する
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プログラム実行中に発生したDBTAGの情報をLPD出力する際に,DBTAGの実行アドレスも出力します。
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DBPUSHを出力する
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プログラム実行中に発生したDBPUSHの情報をトレース・データとしてLPD出力します。
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DBPUSHの実行アドレスを出力する
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プログラム実行中に発生したDBPUSHの情報をLPD出力する際に,DBPUSHの実行アドレスも出力します。
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ソフトウェア・トレースのLPD出力機能を使用する際の優先度を次のドロップダウン・リストにより選択します。
スピード優先
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リアルタイム性を優先してLPD出力を行います(デフォルト)。
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データ優先
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データの取りこぼしが発生しないように,CPUの実行パイプラインを一時的に停止してLPD出力を行います。
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出力したソフトウェア・トレース・データで記録メモリが満たされた際の動作を,次のドロップダウン・リストにより選択します。
記録メモリを上書きして実行を続ける
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記録メモリを使い切ると,古いソフトウェア・トレース・データに上書きを続けます。
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記録を停止する
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記録メモリを使い切ると,ソフトウェア・トレース・データの出力を停止します(プログラムの実行は停止しません)。
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プログラムを停止する
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記録メモリを使い切ると,ソフトウェア・トレース・データの出力を中止すると同時にプログラムの実行を停止します。
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