2.3.6.1 [接続用設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールとの接続に関する設定を行います。

 

(1) [内部ROM/RAM]

(2) [クロック]

(3) [コンフィギュレーション]

 

(1)

[内部ROM/RAM]

内部ROM/RAMに関する設定を行います。

デフォルトで,選択しているマイクロコントローラの内部ROM/RAMサイズが設定されます。

選択しているマイクロコントローラと同様のメモリ・マッピングでデバッグを行う場合は,このカテゴリ内の設定を変更する必要はありません。

注意

設定を変更する際は,他のメモリ・マッピング領域と重複しないよう注意が必要です。

図 2.55

[内部ROM/RAM]カテゴリ【シミュレータ】

(a)

[内部ROMサイズ[Kバイト]]

シミュレーションする内部ROMサイズを選択します(単位:Kバイト)。

メモリ・マッピングを変更してデバッグを行う場合のみ,値の変更を行ってください。

(b)

[内部RAMサイズ[バイト]]

シミュレーションする内部RAMサイズを選択します(単位:バイト)。

メモリ・マッピングを変更してデバッグを行う場合のみ,値の変更を行ってください。

備考

データフラッシュ・メモリには対応していません。

(2)

[クロック]

クロックに関する設定を行います。

図 2.56

[クロック]カテゴリ【シミュレータ】

(a)

[メイン・クロック周波数[MHz]]

メイン・クロック周波数を指定します。

ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜99.999(単位:MHz)の範囲の周波数を指定します(デフォルト:[4.00])。

(b)

[サブ・クロック周波数[kHz]]

サブ・クロック周波数を指定します。ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜99.999(単位:kHz)の範囲の数値を指定します(デフォルト:[32.768])。

(c)

[タイマ/トレース用クロック周波数の選択]

タイマ/トレース機能を使用する際のクロック周波数を,次のドロップダウン・リストより選択します。

CPUクロック周波数

CPUクロック周波数を使用します(デフォルト)。

周波数の指定

周波数を任意に指定します(下段のプロパティ項目が有効となります)。

(d)

[タイマ/トレース用クロック周波数の単位]

このプロパティは,[タイマ/トレース用クロック周波数の選択]プロパティにおいて[周波数の指定]を選択した場合のみ指定可能です。

タイマ/トレース用のクロック周波数の単位を選択します。

次のドロップダウン・リストより選択します。

MHz

周波数の単位をMHzとします(デフォルト)。

kHz

周波数の単位をkHzとします。

(e)

[タイマ/トレース用クロック周波数]

このプロパティは,[タイマ/トレース用クロック周波数の選択]プロパティでの指定により,次のように動作が異なります。

-

[CPUクロック周波数]を選択した場合
デバッグ・ツールと切断時は[---_---]を,デバッグ・ツールと接続時は[CPUクロック周波数]を表示します(変更不可)。

-

[周波数の指定]を選択した場合
タイマ/トレース用クロックの周波数を指定します。
直接入力により,1 kHz〜999.999 MHzの範囲となるよう数値を指定してください(デフォルト:[4.00]が指定されます)。
なお,周波数の単位は,[タイマ/トレース用クロック周波数の単位]プロパティでの指定に依存します。


(3)

コンフィギュレーション]

シミュレータのカスタマイズに関する設定を行います。

注意

シミュレータがCS+に接続している場合,このカテゴリ内のプロパティ値を変更することはできません。

図 2.57

[コンフィギュレーション]カテゴリ

(a)

[シミュレータ・コンフィギュレーション・ファイルを使用する]

シミュレータに対して,ユーザ・カスタマイズ(ユーザ・モデルの追加)を行うためのシミュレータ・コンフィギュレーション・ファイルを使用するか否かを選択します。

使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(b)

[シミュレータ・コンフィギュレーション・ファイル]

このプロパティは,[シミュレータ・コンフィギュレーション・ファイルを使用する]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。

使用するシミュレータ・コンフィギュレーション・ファイルを指定します。

ファイル名を直接入力するか,このプロパティを選択することで設定欄右端に表示される[...]ボタンのクリックによりオープンするシミュレータ・コンフィギュレーション・ファイルを選択 ダイアログによりファイルを選択することで指定します。