次のいずれかの操作を行うと,現在のアドレス(カレントPC値で示されるアドレス)から,ソース・レベル単位(ソース・テキスト1行分),または命令レベル単位(1命令分)でプログラムをステップ実行したのち,自動的に停止します。
プログラムの停止後は逐一各パネルの内容が自動的に更新されるため,ステップ実行は,プログラムの実行遷移をソース・レベル単位/命令単位でデバッグする場合に有効な実行方法です。
なお,ステップ実行を行う際の実行単位は,次に示すようにエディタ パネルにおける設定に依存します。
ただし,逆アセンブル パネルにフォーカスがある場合,またはカレントPC値で示されるアドレスに行情報が存在しない場合は,命令レベル単位によるステップ実行を行います。
2.7.3.1 関数内にステップ・インする(ステップ・イン実行)
2.7.3.2 関数をステップ・オーバーする(ステップ・オーバー実行)
2.7.3.3 関数内でリターンが完了するまで実行する(リターン・アウト実行)
ステップ実行でスタンバイ・モード(HALT/STOP)に移行する命令を実行した場合,スタンバイ・モード命令以降の次命令で停止します。 |
【シミュレータ】 |
ソース・レベル単位でステップ実行を行う場合,CS+は,PSWレジスタのNP/EP/IDフラグを基に割り込み処理中か否かを判断します。このため,多重割り込みを使用している場合で,上記レジスタやフラグを変更した場合は,リターン実行が正常に行われない場合があります。 |