set_tim

iset_tim

概要

システム時刻の設定

C言語形式

 ER      set_tim ( SYSTIM *p_systim );
 ER      iset_tim ( SYSTIM *p_systim );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 SYSTIM  *p_systim;
システム時刻情報を格納した領域へのポインタ



【 システム時刻情報SYSTIMの構造 】

 typedef struct  systim {
         UH      utime;          /*システム時刻(上位16ビット)*/
         UW      ltime;          /*システム時刻(下位32ビット)*/
 } SYSTIM;


機能

システム時刻(単位:ミリ秒)をp_systimで指定された時間に変更します。

備考 システム時刻を変更しても,それ以前に行われた時間管理要求(タスクのタイムアウト,dly_tskによるタスクの遅延,周期ハンドラ,およびアラーム・ハンドラ)が発生する実時刻は変化しません。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

パラメータ・エラー

- p_systim == NULL

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

備考 タスクからiset_timを発行した場合,および非タスクからset_timを発行した場合,コンテキスト・エラーは検出されず,システムの正常な動作は保証されません。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反(set_timのみ)

- 呼び出しタスクからのp_systimが示す領域に対するオペランド・リード・アクセス許可がない。